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あるOBの呟き- 2014パールボウル: vs. 太陽ビルマネージメントクレーンズ

2014/05/18

先月から始まっている第37回パールボウルトーナメント。BigBlueは、出場する関東12チーム中最後の登場となります。対戦チームの太陽ビルマネージメントクレーンズ(以下、太陽ビル)は、昨年警視庁との入替戦を1点差で勝ち上がってきたチーム。もともとは東亜建設工業クレーンズとして活動してものを、チーム力アップのために、クラブチーム化、さらにはスポンサー企業の変更などを経て、Xリーグに初昇格しました。

太陽ビルのXリーグ初の試合は、前節のオービックシーガルズとの対戦で、ここでは昨年チャンピオンの前に111-0という記録的な結果で破れました。秋のリーグ戦を目指して、まだチームの補強途中にある太陽ビルは、サイドラインに並ぶ選手の数も少なく、今回も厳しい試合が予想されます。太陽日オフェンスの要となるQB#4石川選手は、BigBlueのOBでもあり、またエースランナーとして初昇格の原動力となったRB#29工藤選手も3年前までBigBlueで活躍していた選手。しかし、BigBlue引退後BigBlueオフェンスはQB#3クラフト選手を中心としたシステムに大きく変わっており、またBigBlueディフェンスも同じくシステムが以前とは異なっているだけに、かれられの経験値を活用しても厳しい試合になると予想されます。
 

好調なオフェンス、悔やまれるディフェンス

試合は、太陽ビルのキックオフで開始。QB#3クラフト選手からWR#83松尾選手への20ヤードパスで敵陣に入ると、WR#84小林選手、ルーキーRB#26角選手、ルーキーWR#16梶川選手と続けて成功し、レッドゾーンまで進みます。ここでパーソナルファウルの反則で一旦罰退するものの、最後はWR#84小林選手に10ヤードの先制TDパスが成功します。続く太陽ビルの攻撃を4thダウンパントに押さえて、2回目のオフェンスシリーズ。WR#17小川選手への26ヤードパスでゴール前9ヤードまで進むと、今度はベテランWR#89円谷選手に9ヤードTDパスが成功し、14-0と点差を広げます。しかし1Qの3回目のオフェンスシリーズでは、一気にTDを狙いに行ったQB#3クラフト選手のパスを、太陽ビルDB#37中村選手がインターセプトし、試合の流れを掴みかけます。

インターセプトの後太陽ビルゴール前3ヤードからのファーストダウン。パスで一気に陣地回復を狙う太陽ビルQB#4石川選手は、エンドゾーンにドロップバックしますが、そこにBigBlue LB#97國方選手がラッシュ。タックルされた#4石川選手は、辛くもボールを投げ捨て、失点をインテンショナルグランディングによるセーフティの2点に押さえます。セーフティのため、太陽ビルのキックオフとなり、敵陣39ヤードから再びBigBlueのオフェンスシリーズ。2ndダウンでルーキーRB#26角選手にパスが通ると、そのままディフェンスを振り切り、39ヤードを走り抜け、さらに1TDを追加し、23-0として2Qに入ります。
 
2Qに入っても1Qの流れ止まらず、WR#16梶川選手への40ヤードパスで一気に敵陣に入ると、ルーキーRB#24高木選手がゴール前13ヤードまで運びファーストダウンを獲得します。ここからWR#16梶川選手へ13ヤードTDパスが成功し、スコアは30-0となります。しかしここから試合の流れが変わり始めます。

太陽ビルQB#4石川選手から、WR#11内藤選手へ17ヤードのパスが成功し、プレーでのダウン更新を初めて成功させると、今度はRB#29工藤選手、RB#36太田選手とランプレーが前進するようになりBigBlue陣内に攻め込みます。ゴール前31ヤードでファーストダウンを獲得すると、1stダウン、2ndダウンのプレーはBigBlueディフェンスが押さえるものの、3rdダウンの攻撃では右に流れたQB#4石川選手からフィールドを横切ってきたWR#11内藤選手にパスが成功。これが31ヤードのTDパスとなり、太陽ビルとしてXリーグ初得点、初TDを記録します。
 
 
続くBigBlueオフェンスでは、QBがQB#4多川選手に交代。しかしパスが定まらず、4thダウン12ヤードのギャンブルも失敗し、太陽ビルに攻撃権が移動します。良いイメージで再び攻撃権を得た太陽ビルは、このシリーズでもQB#4石川選手からWR#11内藤選手へのパスが成功しBigBlue陣内に入ると、今度はQB#4石川選手のキープで24ヤード前進し、ゴール前18ヤードでダウンを更新します。さらに、RB#29工藤選手のランでゴール前7ヤードまで進むと、最後は再びWR#11内藤選手への7ヤードTDパスが成功。TFPのキックは失敗したものの、2TDを奪い30-13とBigBlueを追い上げます。

嫌な雰囲気の中、残り25秒から太陽ビルのキックオフで試合再開。残り17秒からのBigBlueの1stダウンのプレーは、先のカレッジワールドカップで活躍したルーキーRB#24高木選手へのハンドオフ。そのままダウンをして時間を消費して前半を終了するかと思われましたが、高木選手は相手のタックルを買わしてダウンフィールドを突破すると、そのままエンドゾーンまで65ヤードを独走し、雰囲気を払拭するビッグプレーを見せ、37-13と再び点差を広げて前半を終了します。
 

盛り返すディフェンス、後一歩のオフェンス
 

気持ちを切り替えて臨みたい後半戦は、BigBlue K#8小田倉選手のキックで再開されます。太陽ビルの攻撃は、しかし前半の勢いを維持しており、いきなりRB#29工藤選手が14ヤードを突破しダウンを更新します。さらにRB#36太田選手がBigBlue陣内にボールを持ち込みファーストダウを更新します。ここでやっとエンジンが掛かってきたBigBlueディフェンスは、4thダウン残り16ヤードのパントに追い込みます。パントはラフィングザキッカーの反則でファーストダウンを献上してしまうものの、次の太陽ビルのパスを、ルーキーDB#13渡辺選手がインターセプト。後半最初のオフェンスが始まります。

QB#4多川選手は、WR#36岸選手への20ヤードパスで敵陣に入ると、WR#16梶川選手への25ヤードパスでレッドゾーンに入ると、最後は再びWR#16梶川選手へ9ヤードTDパスが成功。後半最初の得点となります。これで再びリズムを取り戻したBigBlueディフェンスは、太陽ビルの攻撃を4thダウンパントに押さえ、直ぐに攻撃権を取り戻します。QB#4多川選手は、WR#89円谷選手、WR#84小林選手へとダウンを更新するパスを通すと、最後はRB#26角選手が17ヤードのTDランで締めくくります。さらに次のシリーズでは、WR#83松尾選手へ27ヤードのパスでゴール前に攻め込むと、次のプレーではRB#24高木選手が8ヤードを駆け抜けて2プレーでTDを奪います。
 
太陽ビルはRB#36太田選手への3rdダウンコンバージョンのパスが成功しダウンを更新して試合は最終4Qに入りますが、BigBlueディフェンスの守りも厳しくパントで交代。敵陣フィールド中央付近からのBigBlueの攻撃は、WR#11原選手、WR#36岸選手、WR#16梶川選手と続けて成功してゴール前4ヤードまで前進。この4ヤードをRB#24高木選手が一気に飛び込み、この試合3回目のTDを獲得します。

なんとか突破口を見つけたい太陽ビルは、エースRB#29工藤選手にボールを託して前進を試みますが、再びリズムを取り戻したBigBlueディフェンスの守りも厚く、相手のパスプレーを全て失敗に追い込み、パントで攻守が交代します。
 
4Q中盤のBigBlueオフェンスでは、今シーズンQBに戻ってきたQB#5春日井選手が登場。続けてWR#83松尾選手にパスが通りレッドゾーンに入ると、自らボールをキープしてゴール前4ヤードでファーストダウンを奪います。残り4ヤードをランプレーで攻めるかと思いきや、ここでもパスを選択。WR#11原選手へのパスが成功し、スコアは72-13とさらに広がります。
 
太陽ビル攻撃を4thダウンパントで再びBigBlueの攻撃。QB#5春日井選手はパスで前進を試みますが、ここでは太陽ビルのディフェンスが勝り員コンプリートを強いられます。4thダウン残り11ヤードからのギャンブルも、レシーバーとの息が合わず失敗。先のオフェンスシリーズとは異なり、不満足な結果となりました。

残り2分9秒から太陽ビルの攻撃が始まります。RB#29工藤選手のランでダウンを更新してBigBlue陣内に入るものの、最後はパスを失敗して試合終了。72-13でBigBlueは初戦を勝利で飾ります。
 

再び厚い壁に挑む準備は間に合うか

試合の出だし1Qこそ、オフェンス、ディフェンスともに相手を圧倒。昨シーズンからの好調な様子が伺えましたが、2Qに入ると突然歯車が狂いだし、相手に得点を許してしまいました。オフェンスも2TDこそ2Qで奪いましたが、前半終了間際にRB#24高木選手の個人技で獲得したTDと言っても良く、2Qはオフェンスもやや精彩を欠いた内容でした。

オフェンスは前半で37点、後半で35点と、3QBがコールをするなか安定した攻撃内容でした。ディフェンスも、2Qに2TDを相手に許すものの、残りのQでは危なげない守備を見せてなんとか及第点というところでしょうか。目立ったのがルーキーの活躍です。オフェンスでは、獲得した10TDのうち、7TDを新人選手が奪いました。ディフェンスでも、DL#93佐久間選手、DL#98森田選手と、フロントでの活躍が目立ちました。初戦と言うこともあり新人選手を意図的に多く活用したのかもしれませんが、チームの総合力アップのためにも、この試合は良い経験になったのでは無いでしょう。

ただ、次のシーガルズとの試合を考えると、まだまだ課題も不安も残ります。特に昨シーズンの結果を考えると、シーズンを通して試合に勝つためにはディフェンスの活躍が絶対必要なわけで、その意味ではこの試合での2TDは残念でした。決して相手を侮るわけでは無く、やはりちょっとした気持ちの隙や緩みが、試合の流れの中では予想以上に大きな影響になって戻ってくることを、二週間後の試合までに対応して欲しいと思います。Go BigBlue!

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