第二節 vs. オール三菱ライオンズ戦の見所
2010/09/15
厳しいシーズンスタートとなったBigBlue。第二戦の相手チームは、2年振りの対戦となるオール三菱ライオンズです。BigBlueにとり、X リーグ所属チームで2番目に対戦機会が多いオール三菱ライオンズとは、過去5戦して2勝2敗1分と五分の成績。有名選手も多く所属しており、侮れない相手 ではありますが、2連敗の後引き分けを挟み、最近の2試合は連勝をしている、BigBlueに取っては相性の良いチームとも言えます。
オフェンスの見所
前節鹿島戦では不本意な結果に終わってしまったオフェンス陣。OL、QB、RB、WR/SB、どのポジションの選手達も、この試合での捲土重来を目指していることは間違い有りません。
鹿島戦の記録で目立つのが、ラン獲得距離が19回で10ヤードということ。スナップミスによる21ヤードの後退を除いても、18回で31ヤードであ り、1回あたり2ヤードにも届かない結果です。RBポジションの2選手に限定しても、#24中野選手(7回/16ヤード)、#30工藤選手(4回/7ヤー ド)と、平均して2ヤード前後しか前進出来ていません。これは、相手のDLラインを突破出来ずにプレーが終わっているとも言えます。従って、今回の試合で はOL陣がまずどれだけ早くスタートをきり、相手DLを押し込み、さらに走路を開けるためにもう一歩進めるかという、フットボール本来の「力×力」のせめ ぎ合いが最大の注目点です。鹿島ディフェンスと似たシステムを取るオール三菱ディフェンスだけに、前節で鹿島が使用したプレーを大いに参考にしてくるで しょう。BigBlue OL陣としても、同じ事を二度試されて同じように負けるわけにはいきません。
勿論満足できる数字ではありませんが、オフェンスプレーではパスプレーは距離を獲得することが出来ました。その中でも、ベテラン#44天谷選 手、#17小川選手が、もう一ヤードを獲得するために最後まで粘るプレーで何度かチームが救われました。やはりBigBlueのオフェンスは、パスを軸に 組み立てられているものですから、レシーバー陣に元気がないと始まりません。2年前のライオンズ戦でも、総獲得距離405ヤード中、パスで251ヤードを 獲得しています。今回も、まずはパスでリズムが掴めるか、1Qの滑り出しが注目されます。
ディフェンスの見所
前節4TDを許したディフェンスとしては、やはりその原因となったファーストタックルで相手を止められなかった事が反省点。特に、DBの#22中山 選手が13.5タックルを記録しましたが、これは言い換えればDL/LBが突破されて最後のセーフティが止めていたとも言える内容。鹿島のRB丸田選手、 佐藤選手の走りも素晴らしかったとはいえ、確実にファーストタックルでランナーの足を止め、セカンド・サードタックルで相手のファンブルを狙うくらいのし つこさが、この試合では必要です。オール三菱の前節の試合では、RB#36石垣選手とQB#4安村選手が突出していますので、守備としては的を絞りやすい でしょう。そのためにも、今シーズン、メンバーが充実したLB陣には、是非奮起して欲しいところです。
DB陣にとっては、ランプレーに対して余裕が生まれれば、ビッグプレーのチャンスが出てきます。前節の記録をみると、オール三菱QB安村選手は、 16回のパスのうち成功は4回でさらに2回のインターセプトを受けています。DB/LB陣にとって、ビッグプレーを掴むチャンスが大きい試合になるかもし れません。
勿論、チームとしてまずは確実に相手のプレーを止めることが最優先であることは言うまでもありません。そのためにも、まずはDL陣のパワー、そして LB陣の確実性、そして最後にDB陣のスピードという、それぞれの持ち味を生かして1つの「システム」を作る意識がどれだけこの試合で発揮されるか。それ がこの試合の勝利にも繋がるし、さらに次のアサヒビール戦にも生きてくる成果となるでしょう。
試合の見所
セカンドステージ進出のためには、最低でも3勝(勝ち点6)が必要。その為には、今回試合はどちらのチームにとっても落とせない重要な試合になりま す。オール三菱にとって、アサヒビール戦は敗れたとはいえ、オフェンスでは1TDを獲得し、ディフェンスでも2TD/2FGとTDを防ぐ場面もありまし た。そういう意味では、同じ初戦に敗れたチーム同士とはいえ、相手の方に余裕があるようにも思われます。ただし、BigBlueにとっても、ある意味吹っ 切れる内容での敗戦でしたから、あまり前節のショックは残っておらず、逆にリセットした気持ちでこの試合に臨めるでしょう。
今シーズンのチームスローガンは"NEXT ONE"です。日本語に訳せば「次の一手」ということでしょうか。次の一手を考え実現するためには、まず今自分が居る位置・状況を正しく認識し、その立ち 位置を確保していることが必要です。前節の試合で、改めて今のBigBlueの、チームメンバー一人一人の立ち位置が確認されたと思います。だからこそ、 この試合でそれぞれの"NEXT ONE"が生まれ、それが試合の勝利に結びつくだろうと期待しています。Go BigBlue!
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