あるOBの呟き(番外編) - 第5回IFAFシニア世界選手権観戦記(5)
2015/07/19
[ 試合概要 ]
日本の攻撃から始まった決勝戦。先発したQB#10加藤選手は、小気味よくパスを通して前進するが、敵陣レッドゾーン手前からのパスがインターセプトされ、そのまま75ヤードのリターンTDにされてしまう。その直後のアメリカの攻撃では、再びアメリカにパスインターセプトを許し、その後の攻撃でゴール前1ヤードまで迫るが、日本デイフェンスはこの1ヤードを死守。意地を見せて攻撃権を奪い返したが、さらにアメリカは、1Q終了間際には自陣中央付近からのシリーズで追加点を上げる。
日本のオフェンスは相手の厳しいラッシュとマークで思うように前進出来ないが、P#26佐伯選手のパントで何とか陣地を回復して機会を待つ。しかしアメリカは、2Q初めに自陣19ヤードからTDを奪うと、次の日本の攻撃では、QB#8高田選手がQBサックを受けてボールをファンブル。それをアメリカがリカバーしリカバーTDを奪う。
0-31と大きく点差が開いた2Q中盤。再びQB#10加藤選手が登場し、WR#18木下選手へ9ヤードのパスが成功すると、WR#81栗原選手へは26ヤードのパスが通る。続けて再びWR#18木下選手へ7ヤードパスが成功すると、今度はRB#21髙木選手が5ヤードを前進して敵陣25ヤードで1st Downを更新する。ここからQB#10加藤選手は右サイドライン沿いに駆け上がるWR#1宜本選手にパスを投げると、宜本選手は一度は相手DBに前進を阻まれるものの、カットバックで相手を振り切りそのままエンドゾーンへ。ついに日本待望のTDがもたらされる。しかしこの後アメリカはさらにTDを追加。前半を日本 6 - 38 アメリカで折り返す。
予想以上に厳しい内容となったこの試合。3Q最初のアメリカの攻撃は4th Downパントだが、続く日本の攻撃も4th Downでパント。しかしP#26佐伯選手のパントは相手エンドゾーン2ヤードからの攻撃という絶好のポジションを与える。ここからのアメリカ最初のプレー。ハンドオフをミスし、スナップされたボールはQBの手から離れてゴールライン上へ落ちる。そこにスナップと同時に飛び込んできたDL#54富田選手がボールを確保。エンドゾーン内であったため、TDとなり、12-38と追い上げムードが生まれてくる。
しかしアメリカは、その直後の攻撃で相手RBの前進を止めることが出来ず2プレーでTDを許してしまう。点差は12-45と大きく開いたが、この頃から明らかに日本チームの選手の疲労度が高くなっていることが傍目からも分かる状態となる。しかし何とか相手に食らいつくと、それ以上の追加点は許さずに最終4Qに入る。
長い相手の攻撃を相手の反則もありパントで切り抜けた日本。ところが、QB#8高田選手がQBサックを受けてボールをファンブル。それをアメリカがリカバーするとそのままエンドゾーンまで運ばれさらに追加点を許してしまう。その後のアメリカの攻撃でもTDを許し、12-59と平に点差が開いた4Q終盤。日本は最後の攻撃シリーズで一矢報いようとするが、4th Down 残り2ヤードのパスが失敗。1分25秒残してアメリカに攻撃権が移るが、アメリカはニーダウンで時計を進める。まだ日本はタイムアウトを残していたが、既に勝負は決定したと時計は止めず、そのまま試合終了となった。
この結果アメリカは三大会連続で優勝を飾る。日本は三大会振りの優勝を目指したが、初戦のアメリカ戦の時以上の力の差を感じる結果となった。[試合写真]
日本の攻撃から始まった決勝戦。先発したQB#10加藤選手は、小気味よくパスを通して前進するが、敵陣レッドゾーン手前からのパスがインターセプトされ、そのまま75ヤードのリターンTDにされてしまう。その直後のアメリカの攻撃では、再びアメリカにパスインターセプトを許し、その後の攻撃でゴール前1ヤードまで迫るが、日本デイフェンスはこの1ヤードを死守。意地を見せて攻撃権を奪い返したが、さらにアメリカは、1Q終了間際には自陣中央付近からのシリーズで追加点を上げる。
日本のオフェンスは相手の厳しいラッシュとマークで思うように前進出来ないが、P#26佐伯選手のパントで何とか陣地を回復して機会を待つ。しかしアメリカは、2Q初めに自陣19ヤードからTDを奪うと、次の日本の攻撃では、QB#8高田選手がQBサックを受けてボールをファンブル。それをアメリカがリカバーしリカバーTDを奪う。
0-31と大きく点差が開いた2Q中盤。再びQB#10加藤選手が登場し、WR#18木下選手へ9ヤードのパスが成功すると、WR#81栗原選手へは26ヤードのパスが通る。続けて再びWR#18木下選手へ7ヤードパスが成功すると、今度はRB#21髙木選手が5ヤードを前進して敵陣25ヤードで1st Downを更新する。ここからQB#10加藤選手は右サイドライン沿いに駆け上がるWR#1宜本選手にパスを投げると、宜本選手は一度は相手DBに前進を阻まれるものの、カットバックで相手を振り切りそのままエンドゾーンへ。ついに日本待望のTDがもたらされる。しかしこの後アメリカはさらにTDを追加。前半を日本 6 - 38 アメリカで折り返す。
予想以上に厳しい内容となったこの試合。3Q最初のアメリカの攻撃は4th Downパントだが、続く日本の攻撃も4th Downでパント。しかしP#26佐伯選手のパントは相手エンドゾーン2ヤードからの攻撃という絶好のポジションを与える。ここからのアメリカ最初のプレー。ハンドオフをミスし、スナップされたボールはQBの手から離れてゴールライン上へ落ちる。そこにスナップと同時に飛び込んできたDL#54富田選手がボールを確保。エンドゾーン内であったため、TDとなり、12-38と追い上げムードが生まれてくる。
しかしアメリカは、その直後の攻撃で相手RBの前進を止めることが出来ず2プレーでTDを許してしまう。点差は12-45と大きく開いたが、この頃から明らかに日本チームの選手の疲労度が高くなっていることが傍目からも分かる状態となる。しかし何とか相手に食らいつくと、それ以上の追加点は許さずに最終4Qに入る。
長い相手の攻撃を相手の反則もありパントで切り抜けた日本。ところが、QB#8高田選手がQBサックを受けてボールをファンブル。それをアメリカがリカバーするとそのままエンドゾーンまで運ばれさらに追加点を許してしまう。その後のアメリカの攻撃でもTDを許し、12-59と平に点差が開いた4Q終盤。日本は最後の攻撃シリーズで一矢報いようとするが、4th Down 残り2ヤードのパスが失敗。1分25秒残してアメリカに攻撃権が移るが、アメリカはニーダウンで時計を進める。まだ日本はタイムアウトを残していたが、既に勝負は決定したと時計は止めず、そのまま試合終了となった。
この結果アメリカは三大会連続で優勝を飾る。日本は三大会振りの優勝を目指したが、初戦のアメリカ戦の時以上の力の差を感じる結果となった。[試合写真]
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