あるOBの呟き- 2nd Stage vs. 吹田マーヴィーズ

2010/11/15

ファーストステージを4勝1敗、東地区2位で終了したBigBlue。その為、西地区所属チームとの対戦は関西地区への遠征試合が組み込まれます。 BigBlueにとって、過去春の交流戦での関西遠征経験はあるものの、公式戦での遠征は初の経験。BigBlueには、関西地区の大学出身者も多く所属 するため、全く道の場所での試合とは言わないものの、遠征試合となると事前の準備も含めて選手スタッフの移動手配や、試合会場の状況等負担が増えます。た だ、今のステージ制導入以前のFinal-6の時もこういった関西・関東間の遠征試合はそれぞれの所属チームにはあったわけで、そう言ったことを経験して さらに勝てるだけのチーム力が無いと強いチームにはなれないと言うことでしょうか。

BigBlueに取っては、この試合がセカンドステージ最初の試合ですが、対戦チームの吹田マーヴィーズはすでに前週に同じブロックのオービックシーガルズとの対戦を済ませており、この試合では試合巧者のオービックが56-2と 完勝。吹田にとっては後がない、今シーズン最後の試合になります。吹田は昨シーズンもセカンドステージに進出。関東地区所属チームと互角の内容の試合展開 を見せました。今シーズンも、アサヒ飲料とはオーバータイムの接戦の末敗れるなど、敗れたとは言え力のある内容を残しています。BigBlueに取っては 未知のチームだけに、どのような試合展開になるのか、不安と期待が交錯するなかBigBlue K#8崔選手のキックオフで試合が始まります。

ヒヤリとしたスタート、しかし...

K#8 崔選手が蹴ったボールは吹田陣内奥まで届きます。ここでいきなり吹田は勝負を仕掛けてます。ボールをキャッチしたリターナー選手が反対側から走り込んでき た選手にボールをパス。いわゆる「リバースプレー」で目標を見失ったBigBlueカバーチームメンバーはあっという間に独走を許してしまい、ゴール前 15ヤードで辛くもWR/DB#3イアン選手がタックルして得点は防ぎます。まだ動揺が収まらないうちに、吹田はファーストダウンのプレーで11ヤード前 進してエンドゾーンは目の前に。しかしここでBigBlueディフェンスが奮起。突進するRBをロスタックルで逆に後退させ、4thダウンのFGも再び キッカー前に飛び込んだ#3イアン選手がブロック。まずはディフェンスチームが光るプレーを見せてくれました。

続 くBigBlueのオフェンスシリーズ。ファーストプレーは、QB#15岡村選手からWR#17小川選手への38ヤードのロングパスが決まり、一気に敵陣 に攻め込みます。ここからのランプレーは吹田ディフェンスに止められますが、3rdダウンロングからWR#44天谷選手に22ヤードパスが決まり、ゴール 前2ヤードでファーストダウンを獲得。ここからランプレーでTDを狙うかと思われましたが、SB#39中濱選手へのショートパスが決まり先制TDとなりま す。

ディフェンス・オフェンスと、幸先の良いスタートを切ったBigBlue。しかし吹田も地元の意地を見せます。ビッグゲインにはならないものの、吹 田RB#20山上選手が確実に距離を獲得し前進。気がつけばゴール前14ヤードでファーストダウンを獲得します。ここから2回ランプレーで前進を許し 3rdダウン残り1ヤードの場面。吹田のハドルがブレークした瞬間、審判のホイッスルが吹かれイエローフラッグが投げられます。12名でハドルを解いた後 退違反の反則で5ヤードの罰退。罰退後の3rdダウンのプレーも止められ吹田は4thダウンギャンブルでダウン更新を狙いますが、逆にDL#97國方選手 がロスタックルでランナーをタックルし、再びエンドゾーンを割らせることなく攻守交代となります。

ゴール前の厳しい状況からのオフェンスシリーズですが、RB#30工藤選手、RB#26吉津選手が確実にゲインをしてダウンを更新。さらに WR#89円谷選手へのパスが決まりさらにダウン更新。スペースに余裕が出来たので、今度はWR#18高木選手に続けてパスが決まり、RB#26吉津選手 がボールをほぼ相手陣内中央付近まで戻したところで2Qに入ります。WR#17小川選手へのパスでダウンを更新した後、ホールディングの反則で後退します が、再び#17小川選手へロングパスが決まりゴール前7ヤードでファーストダウンを獲得。ここからWR#89円谷選手へのバスはエンドゾーン手前でタック ルされましたが、続くWR#17小川選手へのパスはエンドゾーンでキャッチ。14-0とリードを広げます。

吹 田オフェンスも、RB#20山上選手が確実にダウンを更新する一方、WR#81中川選手へあわやTDというロングパスが通り、BigBlueの反則もあり ゴール前3ヤードまで攻め込まれます。ここから一度はRBがエンドゾーンを割りますが、吹田のホールディングの反則で取り消し。BigBlueディフェン スも何とか踏ん張り、FGの3点に抑えます。

その直後のキックオフ。大きく蹴り込まれたボールをキャッチした#3イアン選手は、中央の密集をスピードで抜けると、今度は左サイドライン際をLB#7岸本選手、DB#6北守選手の好ブロックもあり駆け抜け85ヤードのリターンTDを見せてくれます。

何とか1本でも返したい吹田は、波に乗るBigBlueディフェンスの壁を破れず、4thダウン1ヤードのギャンブルでは、QB#10安斎選手が QBスニークを試みますが、DL#93早川選手、LB#7岸本選手のダブルチームタックルに跳ね返されギャンブル失敗。また2Q終盤の吹田オフェンスで は、DB#32飯塚選手がパスインターセプトで相手の攻撃を断ち切り、21-3のまま前半を折り返します。

試合をコントロールするが油断も

後 半は吹田のキックオフで試合再開。ここでも吹田は、こちらの混乱を誘うようにスクイズキック気味にボールを転がしてきます。しかしこれは裏目に。不規則に 転がるボールをやや手間取りながら拾い上げたLB#7岸本選手。逆にそれがリターンチームに余裕を生み、中央から左オープンに走路が開きます。そこを RB#26吉津選手のリードブロックもあり走り抜け、63ヤードのリターンTDとなります。

何とか活路を見いだしたい吹田は、QB#11木下選手とRB#20山上選手のランで前進。途中、20ヤードのロングパスも成功し、ゴール前2ヤード でファーストダウンを獲得します。ここで再びBigBlueディフェンス陣が奮起。ファーストプレーのランはDL#93早川選手がゲイン無しでタックル。 セカンドプレーのランはLB#55藤田選手が-2ヤードのロスタックル。そしてサードプレーのランは再びDL#93早川選手が-1ヤードのロスタックルと ゴール前5ヤードまでボールを下げます。三度4thダウンギャンブルを選択した吹田は、パスで一気にTDを狙いますが厳しいマークにターゲットが見つから ず失敗。得点を許しません。

ゴール前5ヤードからのBigBlueのオフェンスシリーズですが、ダウンは一度更新するものの吹田の厳しい守備に合いパントで陣地を回復するだ け。吹田はフィールド中央付近で攻撃権を得てランで前進しますが、セカンドダウンで投じたパスをLB#4坂本選手がインターセプト。再び吹田のチャンスを ビッグプレーで潰します。

3Q終盤から始まるBigBlueのオフェンスシリーズは、途中インターフェアの反則で大きく後退するものの、WR#17小川選手へ54ヤードのロ ングパスが決まり、一気にゴール前3ヤードまで前進したところで最終4Qに入ります。サイドが代わりファーストプレーのRB#26吉津選手のランはゲイン なく止められ、セカンドダウンのWR#17小川選手へのパスはエンドゾーン外でのキャッチで失敗。しかしサードダウンでは、再びWR#17小川選手パスが 投じられ、これはエンドゾーンでキャッチ成功。この日2本目のTDレシーブとなります。

完全に試合の流れを掴んだBigBlueは、続く吹田のオフェンスシリーズをDB#5春日井選手のパスインターセプトで裁ち切り、さらに次の吹田オ フェンスではDL#99南家選手がQBサックを見せて大きく後退。その為吹田はパントを蹴るしか無く、相手にダウンの更新を許すことなく攻撃権を取り返し ます。

吹田のパントをWR/DB#3イアン選手が敵陣の38ヤードまで戻したBigBlueのオフェンスシリーズ。セカンドダウンではWR#17小川選手 に16ヤードのパスが決まりダウンを更新。さらに次のファーストダウンのプレーでは今度はWR#18高木選手に17ヤードのパスが決まり、ゴール前5ヤードでファーストダウンを獲得します。ここからランプレーで時間を使いながらTDを狙うかと思いきや、最初のプレーでいきなりWR#44天谷選手にTDパスを通し、42-3と点差をさらに広げます。

これでやや油断したのか、続く吹田のオフェンスではQB#10安斎選手のパスが次々と決まり自陣奥から前進。最後はQB#10安斎選手からWR#88中村選手に15ヤードのTDパスが通り、一矢報います。

残り試合時間は1分43秒と追加点を取るには十分残っていますが、吹田がすでにタイムアウトを消費していることもあり、ここは無理せずにQB#14多川選手がニーダウンをして時計を進め、最後はベンチ・スタンド一体となったカウントダウンで、勝利を飾りました。

今シーズンベストの試合

試合開始直後のキックオフでヒヤリとさせられたものの、終始冷静に対応し、課題であったファーストシリーズでの得点も出来、試合内容としては今シーズンの中でベストの試合であったと言えるでしょう。た だし、「今シーズンのベスト」であって、BigBlueとしての「ベスト」ではまだ無いことも事実。ディフェンスはゴール前や4thダウンギャンブルの シーンで相手に前進を許さなかった場面が何度かありましたが、その中の幾つかは相手の反則による罰退に助けられたことも事実。また、3インターセプトと派 手な場面がある一方で、リバースや崩れたプレーで対応が遅れる場面もありました。オフェンスでも、久しぶりにBigBlueオフェンスの醍醐味であるパッ シングゲームをみることが出来嬉しい反面、ランプレーでの獲得距離が物足りなかったことが気になります。キッキングゲームについては、イアン選手、岸本選 手のリターンTDが目立ちますが、実はキックカバーチームも早い潰しで相手にリターンをさせなかったプレーが何度かあり、これは隠れたファインプレーと 言っても良いと思います。

これまで、BigBlueとしてやりたくても出来なかったことが、数多く試合の中で実現できたことは、この試合の大きな収穫だと思います。ただ、次 のオービックに勝つためにはそれだけでは不十分で、やらなければいけないことを100%実現して、やっと相手と五分の勝負になるかどうかという差がまだあ ります。一週間という短い時間ではありますが、この試合を大きな糧として是非次の試合で春の雪辱を果たして欲しいと思います。Go BigBlue!

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