あるOBの呟き- 第四節: vs LIXILディアーズ戦

2016/10/10

前節、アサヒビールと4Q残り0秒までの攻防を競り勝ち2勝目を勝ち取ったBigBlue。続く第四節の対戦相手は、昨年も対戦しているLIXILディアーズ(以下、LIXIL)です。前節LIXILはOBICと対戦。接戦が予想されたものの、OBIC木下選手のリターンTDを2本も献上してしまい、13-27で敗れています。共に2勝1敗での対戦となるこの第四節は、この試合で勝利し3勝に到達すれば、Japan X Bowlに続くトーナメント進出にぐっと近づきます。一方敗れた場合、まだトーナメント脱落が決まるわけではありませんが、残り試合が強豪との対戦有り、関西への遠征有りと厳しい条件が続くため、より厳しい条件での勝利が必要になります。

LIXILとはこれまでリーグ戦(1stステージ)では昨年対戦し敗れていますが、前身の鹿島ディアーズ時代にも9戦9敗と一方的に敗退している相手。しかし、2ndステージ/ファイナルステージでは3戦3勝とこちらでは圧倒しており、決して最近の対戦では力の差が以前ほど大きくは無いと思うものの、リーグ戦では勝利を掴む事が出来ません。今シーズンこそ念願の1勝を上げるべく、試合はK#11佐藤選手のキックオフで始まります。


リードして前半を折り返す

LIXILのオープニングシリーズは、まずランプレーから入ります。LB#47作道選手の好タックルでロングゲインは許さないものの、3rdダウンでのQBキープでダウン更新を許してしまいます。しかし次のファーストダウンでは、DL#99中村選手のパスカットが効き、4thダウンパントで攻守交代となります。続くBigBlueのオープニングドライブは、QB#14政本選手が登場。RB#10末吉選手、TE#40スタントン選手と続けてパスを通してダウンを更新しますが、その後のプレーを止められこちらも4thダウンパントになります。

LIXIL二回目のシリーズは、QB#9加藤選手から、WR#7宮本選手、WR#85鈴木選手とロングパスが通り、ダウンを更新しながらボールはBigBlue陣内へ。DB#23保宗選手、DL#98森田選手が好タックルを見せるものの、LIXILはゴール前10ヤードでファーストダウンを獲得します。3rdダウンのプレーではQB#9加藤選手が走り出て、あわやTDというところをDB#29佐野選手が外に押し出し、4thダウンで2ヤードが残ります。ここでLIXILはK#14青木選手が登場。19ヤードのFGを狙いますが、ボールはポスト右にそれて失敗。難を逃れます。

続くBigBlueの攻撃は、QB#14政本選手がQBサックを受けて後退するなど厳しいプレッシャーを受けますが、WR#81栗原選手へ22ヤードパスでフィールド中央付近まで進みます。さらにTE#40スタントン選手に続けてパスが成功し、さらにWR#81栗原選手がジャンピングキャッチしゴール前15ヤードに進みダウンを更新したところで2Qに入ります。サイドが変わった最初のプレー、ハンドオフを受け中央を突破したRB#10末吉選手は、左にカットすると、相手タックラーを一人、二人と振りほどき、最後はタックラーとともにエンドゾーンに飛び込みTDを奪います。

続くLIXILの攻撃では、3rdダウンでファーストダウンを狙いWR#15呉田選手へパスが通ります。しかし直ぐにDB#20矢部選手がタックルをするとボールをファンブル。零れたボールを詰めてきたDB#23保宗選手が拾い上げると、48ヤードを戻してリターンTDを奪います。14-0とリードを許したLIXILですが、QB#9加藤選手はWR#18永川選手へのパスでダウンを更新。ゴール前29ヤードからは、一気にエンドゾーンを狙ったパスを投じますが、これをDB#1中谷選手がインターセプト。しかしBigBlueのオフサイドの反則でプレーは取消となり、ゴール前24ヤードでファーストダウンとなります。ここからQBキープとRB#29丸田選手のランで前進を試みるも、ルーキーコンビLB#47作道選手、LB#5コグラン選手の好タックルもあり、4thダウンショートとなり、LIXILは34ヤードのFGを成功させ、14-3とします。

2Q中盤から、BigBlueのオフェンスには今シーズン始めてQB#3クラフト選手が登場。RB#15鈴木選手、WR#81栗原選手、TE#40スタントン選手とダウンを更新するパスを成功させると、WR#18上廣選手へのパス成功の時にラフィングザパサーの反則が発生。ハーフディスタンスでゴール前3ヤードでファーストダウンとなります。この3ヤードをQB#3クラフト選手が自らラッシュしてTDを獲得。21-3と再び点差を広げます。

続くLIXILの攻撃も4thダウンパントキックになりますが、ボールをキャッチしたWR#18上廣選手がタックルを受けファンブル。再びLIXILの攻撃となると、WR#18永川選手へのロングパスで一気にゴール前まで攻め込まれると、最後も永川選手に8ヤードTDパスが成功して21-10と詰め寄られます。

直後のキックオフ後のBigBlueの攻撃は、自陣18ヤードから。右サイドライン際を真っ直ぐ駆け上がるWR#81栗原選手にパスが通ると、DB#26脇選手のタックルを振り切り一気に加速。82ヤードを独走してTDを奪い、あっと言う間に28-10と再び点差を広げます。

2Q残り1分26秒からのLIXILの攻撃。QB#9加藤選手のパスがテンポ良く決まり、BigBlue陣内に入ります。QBにプレッシャーは掛けるものの、逃げながらもターゲットを捜してパスを通す加藤選手は、ゴール前10ヤードでファーストダウンを獲得します。残り時間も20秒を切りこのままの点差で前半を折り返したいBigBlueディフェンスですが、WR#2中川選手へポストパターンのTDパスが成功。28-17と追い上げられたところで前半が終了します。


厳しい追い上げ、土壇場で逆転

後半はBigBlueのオフェンスから再開します。WR#81栗原選手が32ヤードまで戻したファーストプレーはQB#3クラフト選手からWR#18上廣選手へのパス。続けてQB#3クラフト選手のスクランブルでダウンを更新します。ホットラインTE#40スタントン選手へのパスでダウンを更新して敵陣に入ると、再びWR#81栗原選手へのパスでレッドゾーンに迫ります。ここからエンドゾーンを狙ったWR#16梶川選手へのパスは、相手のパスインターフェアの反則で、ゴール前12ヤードでファーストダウンとなります。ここでボールは再びRB#10末吉選手へハンドオフされると、真っ直ぐにOLが開いた走路を駆け抜けてTD。TFPキックは飛び込んできたDB#34奥野選手にブロックされて失敗しますが、後半幸先良く34-17と点差を広げます。

しかしLIXILもハーフタイムにしっかり対応を準備してきます。2Q最後と同様に、WR#2中川選手、WR#18永川選手へのパスを軸にシリーズを組み立てると、WR#85鈴木選手へロングパスで一気にゴール前12ヤードへ。ここからRB#31岡辺選手が突進するとTDを許してしまいます。さらに続くBigBlueの攻撃では、2ndダウンで投じたパスをDB#24佐野選手がインターセプト。モメンタムがLIXILに傾いていきます。このピンチにBigBlueディフェンスはパスラッシュにLB#7岸本選手のロスタックルと踏ん張るものの、WR#11前田選手へのランアフターキャッチを止められずにTDを許してしまいます。これで得点は34-31となりますが、まだまだ3Q中盤。仕切り直してBigBlueの攻撃に変わります。

LIXILのキックオフをWR#81栗原選手が大きく敵陣の49ヤードまで戻してファーストダウンの攻撃。TE#40スタントン選手へのパスでダウンを更新すると、RB#15鈴木選手も9ヤードのラン。2ndダウンのパス失敗の後、3rdダウンではこの日好調なRB#10末吉選手がボールを受け取ると、カットバックでスクリメージを抜けると、左オープンに走り出ます。レシーバー陣のリードブロックに助けられ、さらにエンドゾーン直前でタックルを受けるもそのままエンドゾーンに飛び込み29ヤードTDランとなります。これで41-31と2ポゼッション差に広がります。

続くLIXILの攻撃は、ダウン更新を許すものの4thダウンパントで交替。タッチバックとなり自陣20ヤードからBigBlueの攻撃が始まります。ファーストプレーでWR#83松尾選手に37ヤードのパスが通り敵陣に入ると、RB#15鈴木選手のランの後、再びWR#83松尾選手へパスでゴール前15ヤードでファーストダウンを獲得。これで3Qが終了し、サイドが変わって4Q最初のプレーに。QB#3クラフト選手は右コーナーのWR#81栗原選手へパスを投じますが、一歩前にDB#24佐野選手が入りインターセプト。折角のチャンスを失います。

これで勢いを得たLIXILは、再びパスを中心に組み立て前進。WR#7宮本選手へ37ヤードパスが通り一気にBigBlue陣内に攻め込まれると、ディフェンスがやや浮き足立ったのか連続してパスを通されじりじりと後退していきます。最後はWR#7宮本選手へ4ヤードのTDパスが成功。再び41-38と3点差に追い上げられます。

BigBlueもRB#10末吉選手のランプレーで敵陣に入ると、TE#40スタントン選手、WR#83松尾選手、WR#18上廣選手とパスでダウンを更新しながら前進してゴール前10ヤードまで進みます。この日好調なRB#10末吉選手がオープンからエンドゾーンを狙いますが、僅かに届かずダウン。次のプレーも末吉選手へボールが渡ると思った瞬間、QB#3クラフト選手は左エンドゾーン隅のWR#81栗原選手へ1ヤードTDパスを通します。4Qを半分過ぎたところで、48-38と再び点差は2ポゼッション差に広がります。LIXILは自陣23ヤードからのスタートになります。ここに来てQB#9加藤選手のパスが冴え、BigBlueディフェンスはタックルで止めるのがやっとの状態。残り時間を考えると、時間を消費させる事も必要ですが、テンポ良くゴール前に進むと、最後はWR#15呉田選手へ4ヤードTDパスが成功。得点は48-45と3点差まで詰め寄られます。

残り2分17秒からBigBlueの攻撃。自陣13ヤードからの攻撃は、最初の2回のパスが失敗。しかし3rdダウンでRB#10末吉選手へショートパスを通すと、そのまま23ヤードを独走し窮地を挽回します。しかしLIXILは、QB#3クラフト選手をサック。後退したQB#14政本選手もサックを受け後退。さらにLIXILはプレー毎にタイムアウトを取り時計を止め反撃のチャンスを伺います。3rdダウンロングとなりQBには再びクラフト選手が登場。ダウン更新を狙ってWR#83松尾選手へ投じたパスは、やや短かった事も有り、手前に入ってきたLB#10安藤選手がインターセプト。ゴール前19ヤードまで戻されてしまいます。残り1分からのLIXILの攻撃。QB#9加藤選手のキープの後、WR#2中川選手に5ヤードのTDパスが通り、とうとう48-52と逆転されてしまいます。

残り42秒からのBigBlueの反撃。後に下がって守るLIXILに対して、WR#83松尾選手、WR#81栗原選手と20ヤードのロングパスが通り敵陣に入りますが、ここからのパスが通りません。RB#10末吉選手がドローで10ヤード進むも、残り4秒。最後はエンドゾーンにいるTE#40スタントン選手へヘイルメリーパスをクラフト選手が投じますが、手前でLB#10安藤選手がインターセプトキャッチ。試合終了となりました。


気持ちを切り替えて次の試合へ

序盤はどちらもスロースタートで始まった試合は、前半はBigBlueがモメンタムを維持しリードするものの、やはり経験で優るLIXILはハーフタイムでしっかりと対策をしてきました。後半はBigBlueに流れが一時戻るものの、最後まで冷静に試合を進める力は今のBigBlueに足りないものです。ここまでの3試合、これまでに無く試合の流れに一喜一憂せずに冷静な試合運びをしてきましたが、ここに来てその緊張が緩んでしまう瞬間が何度か有り、それがミスに繋がり失点に繋がったように感じられます。次のOBIC戦は今回以上に厳しい試合になりますが、何処まで気持ちを切り替えて臨めるか、チームの覚悟と実力が問われる二週間になるでしょう。

そんな中で一つプラスなのは、クラフト選手が復帰した事です。60%を切るパス成功率や4被インターセプトは不満ながらも、リーグ戦残り2試合に向けて攻撃に厚みが生まれました。初の実戦という事で、レシーバーとのタイミングが合わない場面も多くありましたが、OBIC戦までにどれだけ修正できるかが勝利の鍵になりそうです。

あと一歩で勝利を逃した悔しさは計り知れないものではありますが、上位チームに対して互角に対戦できる力を付けている事は確かです。まずはリーグ戦を6位以上で通過しプレーオフを回避するために、次のOBIC戦に集中して欲しいと思います。OneBLUE! Go BigBlue!

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