あるOBの呟き- 第五節: vs OBICシーガルズ戦
2016/10/24
今シーズンのOBICは、長くヘッドコーチを努めてこられた大橋氏がシニアアドバイザーに退き、古庄新ヘッドコーチ体制1年目のシーズン。さらにオフェンスの要QBに、UCLA出身のニューハイゼル選手が加入し、これまでの「OBICシーガルズ」とはひと味違ったチームに変化しつつあります。春のパールボウルトーナメントでは準決勝でLIXILに逆転されて破れるものの、ここまで無傷でリーグ戦を戦ってきており、その実力は例年以上といって良いでしょう。BigBlueにとって厳しい試合が予想されますが、トーナメント進出を勝ち取るためにも、負けられない試合が始まります。
歯がゆい前半、踏みとどまって後半へ
気を取り直してBigBlue 2回目のシリーズもQB#14政本選手が登場。1stダウンではRB#10末吉選手が大きく7ヤードを前進するものの、2ndダウンではターゲットを捜す中でQBサック。さらに3rdダウンでもDE#11ジャクソン選手にサックを受けるとボールをファンブル。攻撃権がOBICに移動してしまいます。
FG失敗のため自陣20ヤードからBigBlueの攻撃が始まります。1st/2ndダウンとゲイン無しで3rdダウン10ヤード。ここでBigBlueはスペシャルプレーを見せます。QB#14政本選手から右ワイドにいたTE#40スタントン選手へバックパスが通りスクリーンパスかと思われた次の瞬間、スタントン選手は大きく前へパスを投げます。これをディレイでフィールドに出ていたRB#21髙木選手がキャッチ。完全に虚を突かれたOBICディフェンス陣を抜き去り、65ヤード進みます。これでゴール前15ヤードでファーストダウンを獲得したBigBlueですが、やはりここからのOBICの守備も強くエンドゾーンに達することが出来ず、このシリーズはK#8小田倉選手の32ヤードFGで3点を奪います。
再びQB#14政本選手がオフェンスを指揮しますが、この日のプレーコールにはこれまでの精彩が無く4thダウンパントで交替。一方OBICのオフェンスも、ダウン更新は許すものの、LB#5コグラン選手のQBサックのロスが響き、こちらも4thダウンパントで攻撃権が移動します。
モメンタムを掴む後半、しかし...
パントをフェアキャッチしたWR#81栗原選手へのタックルのためパーソナルファウルで15ヤード進み、敵陣22ヤードでファーストダウンを獲得したBigBlue。後半も#3クラフト選手が登場すると、TE#40スタントン選手へ続けて3回パスが成功し一気にゴール前3ヤードでダウンを更新します。ここからOBICの厳しいパスカバーもありましたが、3rdダウンでTE#40スタントン選手へ右パイロンぎりぎりに2ヤードTDパスが成功。10-14と追撃が始まります。
ディフェンスの踏ん張りに答えたいオフェンスですが、ダウン更新を狙ったQB#3クラフト選手のパスは、DB#1砂川選手がインターセプト。しかし気落ちすること無く、BigBlueディフェンスは激しいラッシュでQB#15ニューハイゼル選手にプレッシャーを掛け、コントロールを乱します。結果3回のパスは失敗し、4thダウンパントで攻撃権を奪い返します。
4Q残り4分26秒からのOBICの攻撃。ここでもランは止められているため、短いパスを繋いで前進。時計も進めながら、逆転サヨナラ勝ちを狙ってきます。OBICはゴール前2ヤードでダウンを更新。DB#32小林選手のタックル、DB#1中谷選手のブリッツ、と防戦し、3rdダウンのパスも失敗。逆転のTDは許さず、FGの3点に止め、17-17の同点となります。残り32秒となりましたが、BigBlueのサイドラインは無理せず、そのまま時間を流しBigBlueとしてはチーム初めてのオーバータイムに突入します。
初のオーバータイムに突入
これでTDが必須となった後攻のBigBlue。同じく25ヤードから始まったシリーズは、QB#3クラフト選手がサックを受けて3ヤード下がります。さらに3rdダウンのパスも失敗し、後が無い4thダウン28ヤード。QB#3クラフト選手は少しタイミングを遅らせ、エンドゾーン左奥を狙ってやや山なりのパスを投げます。ここに、スクリメージ右側にシフトしていたTE#40スタントン選手がエンドゾーンを右から左に横断し、左サイドライン際で滑り込みながらキャッチ。この試合3本目の起死回生のTDキャッチとなります。しかしまだ追いついていません。K#8小田倉選手のTFPキックはゴールポストを通過し、24-24の同点と思ったところ、オフェンスのホールディングの反則でキックは取消。10ヤード下がって蹴り直しとなります。13ヤードから再びK#8小田倉選手のTFPキック。しかし、ここでスナップされたボールは、ホルダーのWR#16梶川選手の頭上を超えるミススナップ。必死にボールを確保するもボールデッドとなり、23-24で試合終了となりました。。
全てを次の試合にぶつけて
トーナメントに入れば、試合に負けてしまえばそこでシーズンは終わってしまいます。ミスをして許されるのはこの試合で終わりです。リーグ戦最終戦となる、次節のアサヒ飲料戦で敗れた場合は、最悪はSuper-9 9位でシーズン終了、あるいはプレーオフでトーナメント進出という状況になります。逆に次の試合に勝利すれば、他チームの結果次第ですが5位、あるいは6位でリーグ戦終了となります。次の試合からは、ですから「負けてはならない試合」が4試合続きます。先ずは次のリーグ最終戦を全力で勝利して、Japan X Bowlトーナメント進出を自力で勝ち取って欲しいと思います。OneBLUE! Go BigBlue!
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