あるOBの呟き- 準々決勝: vs LIXILディアーズ戦
2016/11/13
今シーズから始まった新対戦システムは、いよいよ負ければ終わりのJapan X Bowlトーナメントへ。プレーオフを勝ち上がってきたチームを加え、8チームが揃う準々決勝でのBigBlueの対戦相手は、第四節の再戦となるLIXILディアーズ(以下、LIXIL)です。LIXILとはパールボウルも含めて今年3回目の対戦。リーグ戦では、前半からリードして試合を進めるものの、4Q残り42秒に逆転され敗れた悔しい試合となりました。LIXILとは鹿島時代も含めてリーグ戦では11連敗中ながらも、2ndステージ以降の対戦では3戦3勝とシーズン後半の対戦では相性の良いチーム。その験を担いででも勝利したいこの試合です。
今シーズンのBigBlueは、シーズン前半はQB#3クラフト選手が故障のため試合に出場できずオフェンスが苦しむと、後半はディフェンスの要のDE#34ブルックス選手がやはり怪我のため試合に出場できず、苦しい試合が続きました。それ以外にも様々な事情から、厳しいチーム事情の中リーグ戦を戦ってきましたが、そんな苦しい台所事情もここに来てやっと戦力が整い、トーナメント戦を戦う準備が出来ました。そんな期待と不安が交差する中、K#11佐藤選手のキックオフでいよいよ試合が始まります。
自陣38ヤードからのLIXILのオープンニングドライブ。1stプレーでパスを狙うQB#9加藤選手に、DL#98森田選手が中央を割って入り-5ヤードのQBサック。幸先の良いスタートに、LIXILは4thダウンパントで攻撃権が移動し、BigBlue最初の攻撃シリーズに変わります。BigBlueの1stプレーは、QB#3クラフト選手からRB#10末吉選手へハンドオフ。そこから今度はWR#81栗原選手へボールが渡るリバースプレーで27ヤードを進み、敵陣に入ります。しかし続くプレーが止められ、敵陣35ヤードで4thダウンとなると、いきなり勝負を賭けます。K#11佐藤選手が登場して、52ヤードのFGトライ。しかし距離は十分ながらも、左に外れて最初の得点チャンスは失敗となります。
続くLIXILの攻撃ではWR#85鈴木選手へ36ヤードのTDパスが成功しますが、ホールディングの反則で取消に。これで息を吹き返したBigBlueディフェンスは、LB#7の岸本選手の好タックルにDE#34ブルックス選手の攻守も有り4thダウンパントで凌ぎきります。自陣6ヤードからの厳しいシチュエーションから攻撃となりますが、RB#10末吉選手、RB#21髙木選手のランに、3rdダウン残り1ヤードではQB#3クラフト選手が自らキープして一気に19ヤードを進み窮地を挽回します。さらに相手のフェイスマスクの反則で敵陣に入るものの厳しいディフェンスにボールは進まず、このシリーズも4thダウンパントで交替となります。
次のLIXILの攻撃は、DL#2イェイツ選手、DE#34ブルックス選手の好タックルで自陣ゴール前に止められます。ここから強引に投じたQB#9加藤選手のパスをLB#9星田選手がインターセプトしますが、これは残念ながらBigBlueのインターフェアの反則で取消。逆に大きく前進を許してしまいます。しかし今度は、WR#8長谷川選手のパスキャッチの後にDB#1中谷選手がハードタックルでボールをファンブル。零れたボールをDB#25寺中選手がリカバーし攻守交代。このチャンスからBigBlueは、まずはWR#81栗原選手へ34ヤードのパスでゴール前12ヤードまで進むと、続け栗原選手へパスが通りさらに7ヤード前進。そして三度目の栗原選手へのパスは5ヤードのTDレシーブとなり、BigBlueが先制します。
これでリズムを掴んだBigBlueは、2Qに入るとWR#16梶川選手への24ヤードパスで大きく前進すると、RB#21髙木選手のランを挟んで再びWR#16梶川選手へパス。これが44ヤードのロングパスとなり、一気にゴール前5ヤードまでボールが進みます。RB#21髙木選手のランは、LB#10安藤選手のタックルで4ヤード戻されるものの、三度WR#16梶川選手へのパスでゴール前3ヤードまで進むと、最後はRB#10末吉選手へTDパスが成功し14-0と点差を広げます。ところが直後のキックオフで、エンドゾーンからリターンを始めたWR#11前田選手は、タックラーを巧みにかわして加速すると一気に100ヤードを戻してリターンTDを奪います。TFPのキックはDE#34ブルックス選手がブロックしたものの、14-6と点差を縮められます。
この後の攻撃は双方相手のディフェンスに苦しみ4thダウンパントで交替。2Q中盤からBigBlueはQBを#14政本選手に交替して流れを変えようとしますが、その後もパントで攻撃権を交換した後の政本選手2回目のシリーズ。1st/2ndダウンのパス失敗の後、3rdダウンでもターゲットを狙う政本選手。しかしレシーバーが空いていないためスクランブルにでます。タックルに来る相手ディフェンスを飛び越える「忍者走り」で22ヤード進み、ボールを敵陣に持ち込みます。ここでQBは#3クラフト選手に交代。TE#40スタントン選手へのパス、RB#21髙木選手のランに、自らのキープでゴール前6ヤードでファーストダウンを更新。最後はRB#10末吉選手へのこの試合2本目のTDパスが成功し、21-6と点差を広げて前半を折り返します。
さらに直後のキックオフ、K#8小田倉選手が蹴ったプーチキックをキャッチしたLIXIL DL#1平澤選手ですが、DB#13大松選手のハードタックルでボールをファンブル。これをDB#37坂梨選手がリカバーし続けてチャンスを獲得します。RB#10末吉選手のランで大きく前進すると、WR#83松尾選手へのパスが成功しますがダウン更新には足らず、ゴール前1ヤードで3rdダウン。QB#3クラフト選手がダイブするも届かず4thダウンとなると、K#8小田倉選手がFGを成功させて、30-6とさらに点差を広げます。
点差が広がったLIXILは、QB#9加藤選手のパスを中心にオフェンスを進めます。WR#11前田選手へのパスでダウンを更新しながら前進。さらにWR#18永川選手へ28ヤードのパスが通り、一気にゴール前8ヤードまでボールが進みます。ここからRB#32前川選手がエンドゾーンを目指して突進するもののDE#2イェイツ選手が好タックルで阻止。3rdダウンではターゲットを捜すQB#9加藤選手をサックしてさらに後退。LIXILをK#14青木選手の32ヤードFGの3点に押さえます。この後両チームともにパントで攻撃権が移動。試合は4Qに入り、BigBlueのパントの後にLIXILの攻撃が始まります。
自陣45ヤードからと絶好のポジションからの最初のプレー、ラッシュを受けながらもQB#9加藤選手の投じたパスは、WR#2永川選手への26ヤードパスで前進。さらに4thダウンギャンブルではWR#83石毛選手へ16ヤードパスが成功し、ゴール前4ヤードでファーストダウを更新します。RB#31岡部選手が中央を2ヤード進めた後の2ndダウン。エンドゾーン左奥のWR#83石毛選手へ投じられたパスを、手前にDB#23保宗選手が入りインターセプト。タッチバックを奪いピンチを脱します。2ndダウンでQB#3クラフト選手が中央を突破して8ヤード進んだところで#14政本選手と交替。3rdダウンコンパージョンでは自らがボールをキープしてダウンを更新します。続くプレー、OL#66伊藤選手、#55林選手をブロッカーにスクリメージラインを抜けたQB#14政本選手は、逆方向へカットバックすると一気にフィールドに走り出ます。追いかけるディフェンダーをスピードで振り切ると、62ヤードを独走してTDを奪います。
点差が37-9と4ポゼッション差に広がった4Q中盤からのLIXILの攻撃。QB#9加藤選手はパスでエンドゾーンを目指します。DB陣が防戦するもののWR#83石毛選手、#85鈴木選手、#18永川選手とパスが通りゴール前19ヤードまで進むと、最後はスプリントアウトからのTDパスがWR#18永川選手に通り、37-16と差を縮めます。
残り4分29秒からのBigBlueの攻撃はタイムコントロールに集中。目一杯プレークロックを使いランプレーで時間を消費していきます。LIXILもタイムアウトを取り、静かな攻防が進みます。3rdダウンコンバージョンでQB#14政本選手が得意のキープで大きくボールを進めるもののダウン更新には僅かに足らず、ゴール前14ヤードで4thダウン残り1ヤード。ここでQBが#3クラフト選手に交替し、4thダウンギャンブルを狙います。選択したプレーは時間消費のためのダウン更新では無くTD。エンドゾーンに走り込んだTE#40スタントン選手へパスが飛びますが、これを珍しくジャッグルして失敗。1分27秒を残してLIXILに攻撃権が移動します。
既にタイムアウトを消費したLIXILは、サイドラインにでて時計を止めながら前進。WR#2中川選手へ23ヤードのパスが成功しゴール前32ヤードでダウンを更新します。右にロールアウトしながら投じられたQB#9加藤選手のパスはややオーバースロー気味にエンドゾーンへ伸びます。これをDB#29佐野選手がジャンプしてインターセプト。タッチパックとなります。35秒が残りましたが、QB#3クラフト選手がビクトリーフォーメーションからニーダウンして試合は終了。厳しい試合でしたが、後半の反撃をディフェンスが良く凌ぎ、37-16で勝利しました。
ミスや拙いプレーもありましたが、今シーズンの試合の中では最も内容が良かった試合と言えるでしょう。オフェンスでは、中央のドライブが止められながらもオープンやQB#14政本選手のQBキープが効果的で、それがパスにも好影響を与えていたように感じられます。欲を言えば、3rdダウンコンバージョンの決定力をもう少し改善したい事でしょう。個々の選手のプレーは良くても、シリーズの流れとして途切れてしまい勿体ないと感じられる事が何度もありました。少ないチャンスを生かすためにも、今一歩前に進む気持ちがさらに必要でしょう。
勝利の最大要因は、なんと言ってもディフェンスの頑張りでしょう。結果的には16失点となりましたが、ディフェンスが許したのは1TD/1FGの9点。さらには、2インターセプトを奪いピンチを脱し、また好タックルで相手のランプレーを阻止。ラン獲得ヤードでは、BigBlueの280ヤードに対して55ヤードと大きく差が開きましたが、これが今回の点差に繋がったと言えるでしょう。
また、リターンTDは許したものの、スペシャルチームも活躍し、あわやターンオーバーという場面も何度か生まれました。欲を言えば、キックカバーに対して、キックリターンがやや物足りない気がします。伸び代の期待値としては、リターンでもっと戻せれば、さらに得点力もアップするはずで、次戦までには更なる成長を一番期待したい部分でもあります。
次はリーグ戦トップの富士通との対戦。第一節で対戦した時には4Qに追い上げて24-29の接戦となりましたが、やはり最初から最後まで常に接戦が続く状況に持ち込まないと勝機は生まれないでしょう。先ずはそれだけの気持ちの充実を、次の二週間の間に高めて欲しいと思います。「勝ちたい」ではなく「勝ち進む」というより強い気持ちを、是非次の試合でも見せて欲しいと思います。OneBLUE! Go BigBlue!
今シーズンのBigBlueは、シーズン前半はQB#3クラフト選手が故障のため試合に出場できずオフェンスが苦しむと、後半はディフェンスの要のDE#34ブルックス選手がやはり怪我のため試合に出場できず、苦しい試合が続きました。それ以外にも様々な事情から、厳しいチーム事情の中リーグ戦を戦ってきましたが、そんな苦しい台所事情もここに来てやっと戦力が整い、トーナメント戦を戦う準備が出来ました。そんな期待と不安が交差する中、K#11佐藤選手のキックオフでいよいよ試合が始まります。
TDで先制、失点するもリードして折り返す
自陣38ヤードからのLIXILのオープンニングドライブ。1stプレーでパスを狙うQB#9加藤選手に、DL#98森田選手が中央を割って入り-5ヤードのQBサック。幸先の良いスタートに、LIXILは4thダウンパントで攻撃権が移動し、BigBlue最初の攻撃シリーズに変わります。BigBlueの1stプレーは、QB#3クラフト選手からRB#10末吉選手へハンドオフ。そこから今度はWR#81栗原選手へボールが渡るリバースプレーで27ヤードを進み、敵陣に入ります。しかし続くプレーが止められ、敵陣35ヤードで4thダウンとなると、いきなり勝負を賭けます。K#11佐藤選手が登場して、52ヤードのFGトライ。しかし距離は十分ながらも、左に外れて最初の得点チャンスは失敗となります。続くLIXILの攻撃ではWR#85鈴木選手へ36ヤードのTDパスが成功しますが、ホールディングの反則で取消に。これで息を吹き返したBigBlueディフェンスは、LB#7の岸本選手の好タックルにDE#34ブルックス選手の攻守も有り4thダウンパントで凌ぎきります。自陣6ヤードからの厳しいシチュエーションから攻撃となりますが、RB#10末吉選手、RB#21髙木選手のランに、3rdダウン残り1ヤードではQB#3クラフト選手が自らキープして一気に19ヤードを進み窮地を挽回します。さらに相手のフェイスマスクの反則で敵陣に入るものの厳しいディフェンスにボールは進まず、このシリーズも4thダウンパントで交替となります。
次のLIXILの攻撃は、DL#2イェイツ選手、DE#34ブルックス選手の好タックルで自陣ゴール前に止められます。ここから強引に投じたQB#9加藤選手のパスをLB#9星田選手がインターセプトしますが、これは残念ながらBigBlueのインターフェアの反則で取消。逆に大きく前進を許してしまいます。しかし今度は、WR#8長谷川選手のパスキャッチの後にDB#1中谷選手がハードタックルでボールをファンブル。零れたボールをDB#25寺中選手がリカバーし攻守交代。このチャンスからBigBlueは、まずはWR#81栗原選手へ34ヤードのパスでゴール前12ヤードまで進むと、続け栗原選手へパスが通りさらに7ヤード前進。そして三度目の栗原選手へのパスは5ヤードのTDレシーブとなり、BigBlueが先制します。
これでリズムを掴んだBigBlueは、2Qに入るとWR#16梶川選手への24ヤードパスで大きく前進すると、RB#21髙木選手のランを挟んで再びWR#16梶川選手へパス。これが44ヤードのロングパスとなり、一気にゴール前5ヤードまでボールが進みます。RB#21髙木選手のランは、LB#10安藤選手のタックルで4ヤード戻されるものの、三度WR#16梶川選手へのパスでゴール前3ヤードまで進むと、最後はRB#10末吉選手へTDパスが成功し14-0と点差を広げます。ところが直後のキックオフで、エンドゾーンからリターンを始めたWR#11前田選手は、タックラーを巧みにかわして加速すると一気に100ヤードを戻してリターンTDを奪います。TFPのキックはDE#34ブルックス選手がブロックしたものの、14-6と点差を縮められます。
この後の攻撃は双方相手のディフェンスに苦しみ4thダウンパントで交替。2Q中盤からBigBlueはQBを#14政本選手に交替して流れを変えようとしますが、その後もパントで攻撃権を交換した後の政本選手2回目のシリーズ。1st/2ndダウンのパス失敗の後、3rdダウンでもターゲットを狙う政本選手。しかしレシーバーが空いていないためスクランブルにでます。タックルに来る相手ディフェンスを飛び越える「忍者走り」で22ヤード進み、ボールを敵陣に持ち込みます。ここでQBは#3クラフト選手に交代。TE#40スタントン選手へのパス、RB#21髙木選手のランに、自らのキープでゴール前6ヤードでファーストダウンを更新。最後はRB#10末吉選手へのこの試合2本目のTDパスが成功し、21-6と点差を広げて前半を折り返します。
鬼門の後半、凌ぐディフェンス
点差に関係無く、後半必ず逆転してくるLIXIL。少しでも点差を広げたい3Qは、BigBlueの攻撃から開始です。RB#10末吉選手へのスクリーンパスが成功し、25ヤード進んで敵陣に入ると、この日好調なWR#16梶川選手への11ヤードパスで続けてダウンを更新。さらに今度は末吉選手がオープンを駆け上がり25ヤード進んでゴール前7ヤードでファーストダウンを更新します。パス失敗の後、RB#21髙木選手が2回突進しますが、エンドゾーンには届かず4thダウンで2ヤード残ります。ここでBigBlueはFGではなくギャンブルを選択。三度ランと見せかけてプレーアクションパスがTE#40スタントン選手に成功し後半最初のTDを奪います。しかしTFPキックは失敗し得点は27-6となります。さらに直後のキックオフ、K#8小田倉選手が蹴ったプーチキックをキャッチしたLIXIL DL#1平澤選手ですが、DB#13大松選手のハードタックルでボールをファンブル。これをDB#37坂梨選手がリカバーし続けてチャンスを獲得します。RB#10末吉選手のランで大きく前進すると、WR#83松尾選手へのパスが成功しますがダウン更新には足らず、ゴール前1ヤードで3rdダウン。QB#3クラフト選手がダイブするも届かず4thダウンとなると、K#8小田倉選手がFGを成功させて、30-6とさらに点差を広げます。
点差が広がったLIXILは、QB#9加藤選手のパスを中心にオフェンスを進めます。WR#11前田選手へのパスでダウンを更新しながら前進。さらにWR#18永川選手へ28ヤードのパスが通り、一気にゴール前8ヤードまでボールが進みます。ここからRB#32前川選手がエンドゾーンを目指して突進するもののDE#2イェイツ選手が好タックルで阻止。3rdダウンではターゲットを捜すQB#9加藤選手をサックしてさらに後退。LIXILをK#14青木選手の32ヤードFGの3点に押さえます。この後両チームともにパントで攻撃権が移動。試合は4Qに入り、BigBlueのパントの後にLIXILの攻撃が始まります。
自陣45ヤードからと絶好のポジションからの最初のプレー、ラッシュを受けながらもQB#9加藤選手の投じたパスは、WR#2永川選手への26ヤードパスで前進。さらに4thダウンギャンブルではWR#83石毛選手へ16ヤードパスが成功し、ゴール前4ヤードでファーストダウを更新します。RB#31岡部選手が中央を2ヤード進めた後の2ndダウン。エンドゾーン左奥のWR#83石毛選手へ投じられたパスを、手前にDB#23保宗選手が入りインターセプト。タッチバックを奪いピンチを脱します。2ndダウンでQB#3クラフト選手が中央を突破して8ヤード進んだところで#14政本選手と交替。3rdダウンコンパージョンでは自らがボールをキープしてダウンを更新します。続くプレー、OL#66伊藤選手、#55林選手をブロッカーにスクリメージラインを抜けたQB#14政本選手は、逆方向へカットバックすると一気にフィールドに走り出ます。追いかけるディフェンダーをスピードで振り切ると、62ヤードを独走してTDを奪います。
点差が37-9と4ポゼッション差に広がった4Q中盤からのLIXILの攻撃。QB#9加藤選手はパスでエンドゾーンを目指します。DB陣が防戦するもののWR#83石毛選手、#85鈴木選手、#18永川選手とパスが通りゴール前19ヤードまで進むと、最後はスプリントアウトからのTDパスがWR#18永川選手に通り、37-16と差を縮めます。
残り4分29秒からのBigBlueの攻撃はタイムコントロールに集中。目一杯プレークロックを使いランプレーで時間を消費していきます。LIXILもタイムアウトを取り、静かな攻防が進みます。3rdダウンコンバージョンでQB#14政本選手が得意のキープで大きくボールを進めるもののダウン更新には僅かに足らず、ゴール前14ヤードで4thダウン残り1ヤード。ここでQBが#3クラフト選手に交替し、4thダウンギャンブルを狙います。選択したプレーは時間消費のためのダウン更新では無くTD。エンドゾーンに走り込んだTE#40スタントン選手へパスが飛びますが、これを珍しくジャッグルして失敗。1分27秒を残してLIXILに攻撃権が移動します。
既にタイムアウトを消費したLIXILは、サイドラインにでて時計を止めながら前進。WR#2中川選手へ23ヤードのパスが成功しゴール前32ヤードでダウンを更新します。右にロールアウトしながら投じられたQB#9加藤選手のパスはややオーバースロー気味にエンドゾーンへ伸びます。これをDB#29佐野選手がジャンプしてインターセプト。タッチパックとなります。35秒が残りましたが、QB#3クラフト選手がビクトリーフォーメーションからニーダウンして試合は終了。厳しい試合でしたが、後半の反撃をディフェンスが良く凌ぎ、37-16で勝利しました。
油断せずに、チャレンジャー精神で
ミスや拙いプレーもありましたが、今シーズンの試合の中では最も内容が良かった試合と言えるでしょう。オフェンスでは、中央のドライブが止められながらもオープンやQB#14政本選手のQBキープが効果的で、それがパスにも好影響を与えていたように感じられます。欲を言えば、3rdダウンコンバージョンの決定力をもう少し改善したい事でしょう。個々の選手のプレーは良くても、シリーズの流れとして途切れてしまい勿体ないと感じられる事が何度もありました。少ないチャンスを生かすためにも、今一歩前に進む気持ちがさらに必要でしょう。勝利の最大要因は、なんと言ってもディフェンスの頑張りでしょう。結果的には16失点となりましたが、ディフェンスが許したのは1TD/1FGの9点。さらには、2インターセプトを奪いピンチを脱し、また好タックルで相手のランプレーを阻止。ラン獲得ヤードでは、BigBlueの280ヤードに対して55ヤードと大きく差が開きましたが、これが今回の点差に繋がったと言えるでしょう。
また、リターンTDは許したものの、スペシャルチームも活躍し、あわやターンオーバーという場面も何度か生まれました。欲を言えば、キックカバーに対して、キックリターンがやや物足りない気がします。伸び代の期待値としては、リターンでもっと戻せれば、さらに得点力もアップするはずで、次戦までには更なる成長を一番期待したい部分でもあります。
次はリーグ戦トップの富士通との対戦。第一節で対戦した時には4Qに追い上げて24-29の接戦となりましたが、やはり最初から最後まで常に接戦が続く状況に持ち込まないと勝機は生まれないでしょう。先ずはそれだけの気持ちの充実を、次の二週間の間に高めて欲しいと思います。「勝ちたい」ではなく「勝ち進む」というより強い気持ちを、是非次の試合でも見せて欲しいと思います。OneBLUE! Go BigBlue!
- 2024年4月(2)
- 2024年3月(2)
- 2024年2月(4)
- 2024年1月(2)
- 2023年12月(5)
- 2023年11月(7)
- 2023年10月(10)
- 2023年9月(9)
- 2023年8月(3)
- 2023年7月(4)
- 2023年6月(2)
- 2023年5月(5)
- 2023年4月(4)
- 2023年3月(2)
- 2023年2月(4)
- 2023年1月(3)
- 2022年12月(2)
- 2022年11月(7)
- 2022年10月(6)
- 2022年9月(7)
- 2022年8月(3)
- 2022年7月(5)
- 2022年6月(4)
- 2022年5月(6)
- 2022年4月(3)
- 2022年3月(2)
- 2022年2月(1)
- 2022年1月(1)
- 2021年12月(5)
- 2021年11月(8)
- 2021年10月(6)
- 2021年9月(6)
- 2021年8月(4)
- 2021年7月(2)
- 2021年6月(1)
- 2021年5月(1)
- 2021年4月(7)
- 2021年3月(3)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(3)
- 2020年11月(7)
- 2020年10月(9)
- 2020年9月(2)
- 2020年8月(7)
- 2020年7月(6)
- 2020年6月(3)
- 2020年5月(3)
- 2020年4月(4)
- 2020年3月(7)
- 2020年2月(4)
- 2020年1月(1)
- 2019年12月(2)
- 2019年11月(4)
- 2019年10月(5)
- 2019年9月(7)
- 2019年8月(2)
- 2019年7月(2)
- 2019年6月(9)
- 2019年5月(4)
- 2019年4月(3)
- 2019年3月(3)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(1)
- 2018年12月(3)
- 2018年11月(5)
- 2018年10月(5)
- 2018年9月(7)
- 2018年8月(6)
- 2018年7月(2)
- 2018年6月(9)
- 2018年5月(3)
- 2018年4月(4)
- 2018年3月(4)
- 2018年2月(3)
- 2018年1月(2)
- 2017年12月(7)
- 2017年11月(10)
- 2017年10月(13)
- 2017年9月(12)
- 2017年8月(10)
- 2017年7月(3)
- 2017年6月(16)
- 2017年5月(12)
- 2017年4月(12)
- 2017年3月(8)
- 2017年2月(4)
- 2017年1月(4)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(7)
- 2016年10月(8)
- 2016年9月(7)
- 2016年8月(4)
- 2016年7月(4)
- 2016年6月(5)
- 2016年5月(12)
- 2016年4月(10)
- 2016年3月(4)
- 2016年2月(5)
- 2016年1月(3)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(6)
- 2015年10月(7)
- 2015年9月(8)
- 2015年8月(4)
- 2015年7月(8)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(4)
- 2015年4月(8)
- 2015年3月(2)
- 2015年2月(4)
- 2015年1月(5)
- 2014年12月(13)
- 2014年11月(9)
- 2014年10月(6)
- 2014年9月(8)
- 2014年8月(6)
- 2014年7月(3)
- 2014年6月(5)
- 2014年5月(7)
- 2014年4月(4)
- 2014年3月(6)
- 2014年2月(2)
- 2014年1月(3)
- 2013年12月(5)
- 2013年11月(8)
- 2013年10月(10)
- 2013年9月(7)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(3)
- 2013年6月(4)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(6)
- 2013年3月(4)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(6)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(11)
- 2012年9月(8)
- 2012年8月(10)
- 2012年7月(4)
- 2012年6月(4)
- 2012年5月(10)
- 2012年4月(4)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(3)
- 2012年1月(5)
- 2011年12月(3)
- 2011年11月(9)
- 2011年10月(11)
- 2011年9月(12)
- 2011年8月(4)
- 2011年7月(4)
- 2011年6月(11)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(2)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(7)
- 2011年1月(3)
- 2010年12月(4)
- 2010年11月(6)
- 2010年10月(6)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(3)
- 2010年7月(1)
- 2010年6月(3)
- 2010年5月(3)
- 2010年4月(4)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2009年12月(2)
- 2009年11月(5)
- 2009年10月(7)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(2)
- 2009年7月(3)
- 2009年6月(3)
- 2009年5月(3)
- 2009年4月(4)
- 2009年3月(4)
- 2009年2月(3)
- 2008年11月(1)
- 2008年10月(2)
- 2008年9月(2)
- 2008年6月(1)
- 2008年5月(1)
- 2008年4月(1)
- 2007年11月(1)
- 2007年10月(2)
- 2007年9月(2)
- 2007年5月(2)
- 2006年11月(1)
- 2006年10月(3)
- 2006年9月(1)
- 2006年5月(2)
- 2006年1月(1)
- 2005年11月(1)
- 2005年10月(2)
- 2005年9月(2)
- 2005年5月(1)
- 2005年4月(1)
- 2005年1月(1)