第七節・オービックシーガルズ戦の見所

2009/11/13

セ カンドステージ最初の試合、初めてのWEST強豪チームとの試合は、予想以上の力の差を見せつけられました。しかし、空ける合間もなくすぐに次の試合、 オービックシーガルズとの試合が迫っています。同じ千葉県に活動拠点を置くチームとして、またデビッド・スタントコーチに指導を受けたチームとして、似た ような雰囲気を持つ両チーム。しかし、実力的には一歩も二歩も先を行くオービックに対しては、まだ勝ち星がありません。直近の対戦では、昨シーズンの開幕 戦、東京ドームに一万人のフットボールファンを集めようと、両チーム協力の元に集客をした「東京ドーム一万人プロジェクト」の時以来。

この時は、WR#3サンプル選手(当時は#83)の94ヤードキックオフリターンTDでいきなり先制をすると、さらにK#8崔選手の51ヤードFG も決まり、序盤で10-0とリードをしますが、その後オービックペーストなり、1Qに1TD、2Qに2TDを許して逆転されると、3Q/4Qにもそれぞれ 1TDずつ追加。BigBlueも4Q中盤にQB#15岡村選手からSB#18高木選手にTDパスが決まりますが、追い上げもここまで。17-35で初戦 を飾ることが出来ませんでした。あれから一年後の試合となるこの試合、前回の雪辱となるのか、やはりチーム力の差を感じる結果となるのか、BigBlue として重要な試合であることは間違いありません。

オフェンスの見所

BigBlue オフェンスの良いところを出す余裕もなく終わってしまった前回の試合。しかし、ルーキーQBの#14多川選手は、最近の二試合ではルーキー離れした積極的 なプレーコールを見せてくれています。特に、相手のタックルを恐れずに積極に突進してヤードを獲得するプレーには、心配もある反面オフェンスの要としての 意気込みも感じられます。パスにおいても、ロングパスで一気に攻め込むタイプのQB#15岡村選手に対して、短いけれども確実にターゲットに狙いを定める 印象のQB#14多川選手組み合わせは、オフェンスシリーズのリズムさえ掴めれば非常に効果的な攻撃になります。セカンドステージから1Q=15分となり 試合時間は延びていますが、今シーズンから取り入れられた40秒ルールもあり試合進行自体は昨年以上に早くなっています。そのテンポを利用して、効果的な 2-QBのオフェンスシステムをこの試合で完成させて欲しいと思います。

レ シーバー陣では、ベテランのWR#44天谷選手とWR#17小川選手が、厳しいマークにも負けずにパスキャッチを見せてくれて、スタンドも盛り上がりまし た。ベテランの活躍はうれしいものの、それ以上に若手の活躍にこの試合では期待したいところです。若手の中では、WR#1岸選手が最近の試合で活躍してい るため、注目したいところです。また、最近ではリターナー、DBとして活躍しているWR#3サンプル選手にも、是非この試合でTDキャッチを見せて欲しい と思います。

ファーストステージも含めて、BigBlueオフェンスが上位チームから獲得したTDは、鹿島戦での2TDが最高で、富士通戦、パナソニック電工戦 では1TDしか獲得していません。この試合もディフェンスにも定評のあるオービックだけに厳しい試合になるとは予想されますが、是非3TD以上を目指して 欲しいところです。そのためにも、OL/QB/RB/WR一体となった「ワクワクする」オフェンスプレーをこの試合でファンに見せて欲しいと思います。

ディフェンスの見所

ファー ストステージでのBigBlueディフェンスの総失点数は87。一試合平均では、18点になります。しかし前回のパナソニック電工戦では、ファーストス テージの総失点の半分以上となる、49失点を計上。ファーストステージでの最多失点は、鹿島戦、富士通戦の24点。一方で、下位チームに対してもハリケー ンズ戦、ブルザイズ東京戦でも16点を失っています。他の上位チームを見てみると、上位同士の試合では失点が大きいものの、下位チームとの試合では確実に エンドゾーンを守り失点を抑えています。こういう傾向を見ると、BigBlueディフェンスにはある程度の強さはあるものの、何かのきっかけで相手に攻撃 を許してしまう脆さもまだ残っているのかもしれません。

「特効薬」は無いものの、や はりディフェンスの最前列DL陣の活躍が重要なのは確かと言えます。パナソニック電工戦でも、DL#90小山選手、DL#96佐藤選手のタックルでピンチ を救われる場面が何度もありました。今回も、前回以上に厳しいOne-on-Oneが続くと思いますが、DL陣にはこれまでよりも一歩前で相手にコンタク トするクイックさでライン戦を制してもらいたいもの。試合時間が長くなり、OL/DLの選手には厳しい状況になりますが、これまでの成果を凝縮してこの試 合で見せて欲しいと思います。

オービックと言えば、レシーバー陣も揃っているチーム。BigBlueのDB陣にとっても空中戦でのせめぎ合いで負けるわけにはいきません。ファー ストステージ最終戦で活躍した、DB#6北守選手、DB#20古川選手の活躍はもちろん、頼れるDB#9阿部選手や、レシーバーから立場が逆転する WR#3サンプル選手のプレーに注目が集まります。チームの特色として、ビッグプレーが好きなオービックだけに、対するBigBlueとしてもビッグプ レーで返すシーンが見られるかもしれません。

試合の見所

前節の試合を落とし、厳しい状況となったBigBlue。方やオービックにとっても、パナソニック電工が勝ち星を6と伸ばしているために、 BigBlueとの試合に敗れた場合、最終戦でパナソニック電工に勝利しても勝ち星数で届かずファイナルステージ進出に影響します。これまでの経験から、 試合の最初から終わりまで、オービックペースに持ち込むために、いろいろな奇策を出してくる予感があります。チームの雰囲気として似たもの同士とも言える 両チームだけに、うまく波長が合えば相手以上に勢いに乗ることも可能。チームとしての盛り上がりを生むためにも、12番目のメンバーであるスタンドのファ ンの熱気が、試合を左右する要因になるかもしれません。

この試合、オービックはセカンドステージ最初の試合。最終戦でアサヒビールシルバースターに僅差で敗退し、それから三週間、じっくりと準備して満を 持して臨んでくると思われます。一方BigBlueは、先週の大敗からどのようにチームを立て直してこの試合でオービックに対するのか。状況的には BigBlueに対して厳しいものの、それを打ち破ってこそ上位進出が叶うもの。BigBlueにとってシーズン最終戦となるこの試合、是非最高の試合に して欲しいと期待します。

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