あるOBの呟き- 第三節: vs パナソニック インパルス戦
2019/09/26

今シーズンパナソニックに加入したQB#18ロウレンス選手は、大学時代からパスオフェンスに定評があります。初戦のノジマ相模原戦では、まだチーム合流してから日も浅いためか、レシーバー陣とのタイミングが合っていない印象がありましたが、富士通戦の後半にはタイミングも合いだし、2TDをパスで奪っています。また、同じく新加入したRB#5ミッチェル選手もTDランを上げるなど、オフェンスは昨年以上に強化されています。ディフェンス陣には大きな変化はありませんが、リーグトップクラスのフロントラインは健在で、いかに少ない得点チャンスを生かせるか、昨年以上に厳しい試合が予想されます。
点の取り合いシーソーゲームの前半

続くBigBlue最初の攻撃。QB#3クラフト選手のパスが2回失敗した後、左フレアーで走り出たRB#28伊藤選手にパスが通ると、TE#40スタントン選手、WR#14前田選手、WR#84近江選手とブロックする隙間を独走。ランアフターキャッチ(RAC)で一気にゴール前12ヤードまでボールを進めます。ここからRB#47山中選手が2回走りゴール前5ヤードまで進むと、パナソニックのオフサイドの反則でゴール前2ヤードでファーストダウンを更新。最後はRB#28伊藤選手が中央に飛び込こむと、両チームモール状態の中、伊藤選手が差し出したボールがゴールラインを超えてTDとなります。しかしパナソニックは、サードダウンロングの場面からRB#26藤本選手へパスが通ると、RACで36ヤード前進。最後はRB#5ミッチェル選手のランを止められず、直ぐさま7-14と逆転されてしまいます。

ここまでTDで終わってきた両チームの攻撃シリーズですが、サードダウンロングの場面で、LB#8遠藤選手がWR#15頓花選手をロスゲインでタックル。初めてパントでシリーズが終わります。続くBigBlueの攻撃では、RB#47山中選手が相手ディフェンスを弾き飛ばすパワーランでダウン更新をして敵陣に入り、ここで1Qが終了します。2Qに入り、WR#15竹村選手へのパスで、ゴール前15ヤードでファーストダウンを更新。ここから逆転のTDを狙いますが、続けてパスは失敗。フォースダウンとなり、最後はK#11佐藤選手が登場し、34ヤードFGが成功し、17-14と逆転をします。その直後のキックオフでは、K#19佐藤選手がプーチキックを狙いますが、続けて失敗。反則もあり自陣20ヤードからK#11佐藤選手のキックオフは、RB#5ミッチェル選手が自陣42ヤードまで大きく戻します。その直後のプレー、パスを受けたWR#12ワイズ選手は、一度はタックルを受けて止まるも、それをスピンでかわすと一気に58ヤードを独走し、逆転のTDを奪われてしまいます。

続くK#11佐藤選手のキックオフは、敵陣奥まで飛びますが、RB#5ミッチェル選手がキャッチをしてリターンを開始。一旦右サイドに走り前が詰まりますが、カットバックをして左サイドに向かうと独走状態に。辛くもDB#24鎌田選手がタックルしますが、敵陣34ヤードからファーストダウンとなります。2Q残り1分からのパナソニックの攻撃、厳しいラッシュを受けながらもQB#18ロウレンス選手は落ち着いてパスを、WR#88木戸選手、WR#15頓花選手に通すと、ゴール前6ヤードまで進みタイムアウトを取り時計を止めます。ここから最後は、メインターゲットのWR#15頓花選手にTDパスが成功。20-28とさらに点差が広がります。この後、BigBlueのランプレーで時計が進み前半が終了します。
最後に攻守でのミスが響く後半

次のBigBlueの攻撃はフォースダウンパントに終わり、敵陣45ヤードからのパナソニックの攻撃。WR#15頓花選手へパスは成功したものの、パナソニックのホールディングで逆に10ヤード後退。ファーストダウン20ヤードの攻撃では、QB#18ロウレンス選手がドロップバックして奥に走り込むレシーバーを探しますが、ここに右サイドからDE#34ブルックス選手がラッシュ。ロウレンス選手の右手を叩きボールをファンブルさせると、これをDL#93佐久間選手がリカバーし、攻撃権を奪い返します。敵陣34ヤードからのBigBlueの攻撃は、ファーストダウンのパス失敗の後、右サイドラインでフリーになったWR#84近江選手へパスが成功。そのままエンドゾーンに飛び込み、TDとなります。さらにトライフォーポイントでは、TE#40スタントン選手にパスが成功し、再び28-28の同点に追いつきます。

続くBigBlueの攻撃は、TE#40スタトン選手へのパスの後、RB#37安齋選手がボールを自陣47ヤードまで進めたところで3Qが終わり、試合は最終4Qにはいります。WR#14前田選手へのパスで敵陣に入りダウンを更新すると、この日好調なTE#40スタントン選手に21ヤードパスが成功。ボールは一気にゴール前18ヤードまで進みます。ここでフォルススタートの反則で5ヤード下がりますが、TE#40スタントン選手へのパスで12ヤード進むと、今度はWR#84近江選手へのパスが成功し、ゴール前3ヤードでファーストダウンとなります。絶好のTDチャンスですが、ファーストダウンでラッシュから逃げながら投じたQB#3クラフト選手のパスを、エンドゾーン内でDB#32小池選手がインターセプト。折角のチャンスが潰えます。

4Q残り2分56秒からのBigBlueの攻撃。まずはTDを取り、1TD差に点差を縮め、その後のオンサイドキックに希を繋げたいBigBlue。そこで3rdダウン10ヤードとなると、BigBlueはスペシャルプレーを見せます。QB#3クラフト選手からバックパスを受けたTE#40スタントン選手は、タイミングを計り右奥のゾーンにパスを投じます。ターゲットのWR#82白根選手は、DB#28岩元選手と競り合いながら同時にグランドに倒れ込みます。判定は岩元選手のパスインターセプトですが、クラフトヘッドコーチは同時キャッチでは無いかとチャレンジを要求。その後審判団がビデオを確認し、残念ながら判定は覆らず、攻撃権はパナソニックに移動します。チャレンジで最後のタイムアウトを消費したBigBlueは、時計を止めることが出来ず、そのままパナソニックがニーダウンを続けて時計を流し試合終了となりました。
悪かった所、良かった所、全て次への糧に

試合結果は残念ですが、試合内容としては攻守ともに良いプレーも多く見られたと思います。ただし、「良い試合」をする事がチームの目標ではないはずで、勝つためには何が足りないのか、何を実行しないと行けないのか、次の試合までの二週間で解決しなければならない課題は山積みです。オフェンスは、RBのRB#47山中選手、RB#28伊藤選手が二試合続けて良いプレーを見せており、次節の試合では更なる活躍を期待したいところです。ディフェンスは、相手を圧倒する時間帯もあったものの、オーバーリアクトして空いたスペースを上手く突かれて、失点に繋がっていたように感じます。スピードやカットバックに秀でた選手との対戦は今後も続くわけで、ディフェンスプランとして何か工夫が必要と思われます。残り4試合必勝のためにも、この試合での経験知をどれだけ高められるか、この二週間の勝負に期待します。Go BigBlue!
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