2020第三節: ノジマ相模原ライズ戦の見所

2020/11/16

今シーズンのリーグ戦(Aブロック予選)が3試合と短縮され、第一節第二節と連敗中のBIG BLUEにとっては、この第三節の試合が残念ながら今シーズン最後の公式戦となります。その対戦相手は、前節で初勝利を上げた、ノジマ相模原ライズ(以下、ノジマ相模原)との対戦です。初戦の富士通フロンティアーズ戦(以下、富士通)では、大差で試合を落としましたが、第二節のエレコム神戸ファイニーズ戦(以下、エレコム神戸)では今シーズン加入した新QB#6カート選手と、富士通から移籍したRB#20デレクアキラ選手が活躍し、僅差での接戦を制して勢いを取り戻しています。

今シーズンのノジマ相模原は、コーチ体制を一新しチームシステムは昨年までとは大きく変わっています。また、オフェンスの要であるQB移籍に伴い、ネバダ大ラスベガス校出身のQB#6カート選手を獲得。コロナ禍のために、出場は第二節からとなりましたが、パッシング能力だけでなく、自らのスクランブル能力も印象に残る内容でした。さらに、富士通から移籍したRB#20デレクアキラ選手もランプレーで活躍し、RB#26森本選手とともにランディフェンスがこの試合でも重要になると考えられます。富士通戦で糸口を掴んだBIG BLUEディフェンスが、どこまで対応出来るかが、この試合の見所の一つになるでしょう。

オフェンスの見所

今シーズン、QB#3クラフト選手、QB#2政本選手、QB#7馬島選手の3人体制で臨むBIG BLUEオフェンス。初戦のエレコム神戸戦では3QBがそれぞれの持ち味を出したプレーが見られましたが、富士通戦では相手の堅いディフェンスもあり満足出来る結果を残せませんでした。パスオフェンスは、36回投げて18回成功、トータル164ヤード獲得し2TDの成績でしたが、決め所でのプレーでプレーミスやタイミングミス等で失敗する場面が多かったように思われます。BIG BLUEオフェンスとしは、まずは看板のパッシングオフェンスを、どれだけ機能させることが出来るか、先ずはこの試合の見所になるでしょう。

昨年のメインターゲットであったWR#84近江選手が不在のため、今シーズンはTE#40スタントン選手を中心に、WR#82白根選手、WR#85鈴木選手へのパスが目立つ今シーズン。TDレシーブも含めて、ベテランらしい堅実なキャッチを見せていますが、相手チームからのマークも厳しく、この試合でも相手DB陣から厳しいチェックが入ると予想されます。富士通戦では、その間隙を若手レシーバー陣が埋めましたが、この試合でもパスターゲットを上手く分散させて相手の守備をどれだけ攪乱できるかが、オフェンスの鍵となるでしょう。特にQB#3クラフト選手、QB#2政本選手のオフェンスシリーズの時には、これまで以上にパッシングオフェンスに注目です。

エレコム神戸戦では、相手のランプレーを12回-23ラッシングヤードに抑えたノジマ相模原ディフェンスとの「地上戦」が、この試合の大きな鍵になるでしょう。内訳的には、相手QBへのQBサックによるロスが大きく影響していますが、それを差し引いても7回19ヤードと十分な成績を残しており、4人が並ぶノジマ相模原ディフェンスライン(DL)に対して、BIG BLUEのオフェンスラインがどの様にしてスクリメージラインを切り開くか注目されます。また、今シーズン加入したQB#7馬島選手は、自らのランは勿論、ランパスオプションも得意としており、試合の流れを変える重要な要素としても注目されます。

ディフェンスの見所

DL#34ブルックス選手を中央に置く3-DLに、ラインバッカー(LB)陣も前目に配置する厚いディフェンスで、富士通のランオフェンスを制したBIG BLUE。この試合でも、ノジマ相模原のランオフエンス、特に新加入したRB#20デレクアキラ選手とRB#26森本選手、そして新QBのQB#6カート選手対策が重要になります。RB#20デレクアキラ選手は、これまで苦手としてきたカットバックでDL/LBを突破されてヤードを進めるタイプの選手ですが、それは前回の富士通戦対策と同じであり、まずは前回同様アグレッシブなディフェンスプレーがどれだけ出せるかが勝負所となるでしょう。

さらに前節から登場したQB#6カート選手も、スクランブルを中心に10回63ヤードを獲得しており、QB対策も前節以上に重要になります。エレコム神戸戦では、ノジマ相模原のオフェンスライン(OL)がエレコム神戸DLのラッシュを上手く押さえ、押されながらもパスポケットを維持する時間が長く、それ故QB#6カート選手にも余裕が有ったように見られます。この試合では、DL/LBのラッシュで以下に素早くパスポケットを縮めて塞ぎ、QB#6カート選手のランだけで無く、パスに関しても早めに止めることが重要。富士通戦で2Qサックを記録したDL#34ブルックス選手を筆頭に、DL#92草野選手、LB#57寺林選手らのQBサックやロスタックルシーンが、ディフェンスの見所になります。

QB#6カート選手のパスオフエンスに関しては、まだレシーバーとのタイミングが合わないプレーも散見されました。モーションからWR#23伊東選手へのワイドオープンへのパスや、メインターゲットとなるWR#85八木選手へのロングパスが目立ちましたが、それ以外のターゲットに対しても投げ分けており、この二週間のインターバル中にパスオフェンスが磨かれてくることは確実です。ただ、パスの印象としては、レシーバーに「投げ込む」というよりは、レシーバー位置に「落とす」という印象を受け、その分DB陣としてもパスカットやインターセプトのチャンスが大きいと言えます。エレコム神戸戦では、ラン・パスの割合は1:1でしたが、この試合ではパスに軸足が移動すると予想されるため、DB陣のマッチアップがより重要になるでしょう。

試合の見所

今シーズンのリーグ戦は、A/Bブロックの1位チームがJapan X Bowl(JXB)に進出するため、ブロック内の順位は1位以外は評価されません。ただし、昨シーズンの順位決定ルール(1: 直接対決の結果、2: 同率チーム内での得失点差)が適用されると仮定すると、BIG BLUEがこの試合で12点差以上でノジマ相模原に勝利し、富士通がエレコム神戸に勝利すると、1勝2敗で並ぶ富士通以外の3チーム間の得失点差から、BIG BLUEがブロック2位となります。例えば、今シーズンのリーグ戦が昨年と同様に開催され、かつこの最終戦の結果でJXB進出となるリーグ4位となるか5位以下となるか決まるとしたら、単に試合に勝利するだけでなく、「どの様に勝利するか」も重要になります。その仮想リーグ戦を想定して、「12点差以上での勝利」をこの試合の目標にする事は、来シーズンに向けて意味のあることと言えます。

ここ最近のノジマ相模原との対戦では、春・秋ともに勝っても負けても互いに点を取り合う展開となり、1TD差での勝敗となる接戦が続いています。ですからこの試合でも、まずはオフェンスがどれだけ得点出来るか、オフェンス力の爆発が勝負の分かれ目になると言えるでしょう。さらに言えば、前節富士通戦でも良い結果を残したスペシャルチーム、特に攻撃に繋がるキックリターンチームがどれだけ有利な位置までボールを戻せるかも重要になります。WR#85鈴木選手のキックオフリターンTDが再び生まれるか、あるいは同じくリターナーに入る事が多いRB#4鈴木選手の活躍が見られるか、キッキングゲームも大いに注目されます。

仮にこの試合に敗れると、BIG BLUEとしてはXリーグ昇格2年目2003年シーズ以来の「リーグ戦勝ち星無し」でのシーズン終了となるため、先ずこの試合での勝利は必須。さらに、前述した様に来シーズンでのリーグ戦順位争いを想定すれば、「何点差で勝利する」という目標も意味を持ってきます。一方のノジマ相模原にとっても、この試合が来シーズンに繋がる事は同じため、前節以上に準備をして臨んでくることは確実です。富士通に敗れたとは言え、光明を感じた前節の試合以上の内容を期待して、この試合をシーズン最高の内容で締めくくって欲しいと思います。

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