あるOBの呟き- 第五節: vs オール三菱ライオンズ戦
2021/11/01

2年前の対戦では、序盤から現ヘッドコーチのQBクラフト選手のパスがさえ、前半を31-0で折り返すと、後半も攻撃は衰えること無く更に加点し、最後に1TDを返されるものの66-7の大差での勝利でした。ここまで結果は付いてきていないものの、現在リーグのリーディングパサーであるQB#2政本選手と、それを受けるレシーバー陣は好調で、この試合でもまずはパッシングオフェンスで攻撃のリズムを掴み、それに刺激されてディフェンスも本来の調子を取り戻す切っ掛けを掴みたいところです。試合は、BIG BLUE K#16福岡(勇)選手のキックオフで開始されます。
オフェンスが爆発しTD攻勢

再びオール三菱の攻撃を、LB#57寺林選手とDB#26松浦選手のあわやインターセプトという好守備で凌ぎ4thダウンパントで攻撃権が移動します。BIG BLUEの攻撃は、WR#14遠藤選手に25ヤードのロングパスが通り一気にゴール前19ヤードに進みます。次のプレーでRB#21佐藤(航)選手がエンドゾーンまで運びますが、ホールディングの反則で10ヤードの罰退。ここから、WR#82白根選手、TE#87松岡(直)選手とパスが成功し、ゴール前7ヤードでファーストダウンを更新します。オール三菱のタイムアウトの後、RB#4鈴木(恵)選手が4ヤード進め、最後はQB#2政本選手がDB陣の隙間にピンポイントで投げ込み、この日2本目のTDパスをWR#82白根選手へ通します。

試合は2Qに入りオール三菱の攻撃ですが、LB#35ガンボア選手好タックルでこのシリーズも4thダウンパント。このパントをWR#84近江選手が大きくリターンしますが、DL#2岩井選手がボールをパンチアウトすると、TE#87田島選手がリカバーします。再び攻撃権を得たオール三菱ですが、この後のQB#4江守選手のパスを再びDB#26松浦選手がタイミング良くレシーバーの前に入り込み2本目のインターセプト。攻撃権を奪い返したBIG BLUEは、1stダウンのプレーで、QB#2政本選手がタイミングを計って右コーナーへ走り込むWR#84近江選手へパスを投じます。近江選手はDBと競り合いながらも、左手のワンハンドキャッチでTDを奪います。これで、先ほどのファンブルを取り返し、今シーズン初のTDレシーブとなります。

次のオール三菱の攻撃は、DL#9植村選手がRB#25中野(直)選手へのピッチをロスタックルで止めると、次のプレーではスクランブルで逃げるQB#10光藤選手をDB#23永井選手がこれもロスタックル。3rdダウンもRB#1小林選手のランを1ヤードで止めて、4thダウンパントで終わります。自陣26ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、TE#88三浦選手へのパスでダウンを更新すると、TE#40スタントン選手、WR#82白根選手とパスが続きダウンを更新して敵陣に入ります。敵陣42ヤードの1stダウンでは、QB#2政本選手がブリッツとみると直ぐさまスクランブルに出て敵陣30ヤードまで前進。ここから、WR#8スミス選手へミドルパスが通ると、そのまま個人技でエンドゾーンまで持ち込みTDとなります。1Q/2Qそれぞれ3TDずつ奪い、42-0と大きくリードをして前半を折り返します。
ディフェンスは3年振の完封試合

K#16福岡(勇)選手のキックオフを、RB#1小林選手が大きく自陣46ヤードまで戻してのオール三菱後半最初の攻撃シリーズ。3rdダウン4ヤードからのプレーでは、ハンドオフフェイクをしたRBがリードブロッカーとなり、その後ろからQB#10光藤選手が続いて突進しダウンフィールドに走りだし、ダウン更新をする12ヤードのロングゲインになります。オフェンスのリズムが出てきたオール三菱、しかし次のプレーでは判断良くスクランブルに出たQB#10光藤選手を、背後から追いかけるDL#34ブルックス選手がすかさず左手で光藤選手の手からボールを掻き出し、転がるボールをLB#49中野選手がリカバー。自陣28ヤードから攻撃権がBIG BLUEに移ります。

自陣35ヤードからのオール三菱の攻撃は、QB#10光藤選手からTE#87田島選手へパスが通りますが、DB#13佐藤(成)選手が7ヤードでタックル。続くQB#10光藤選手のQBキープ、RB#1小林選手のランをLB#35ガンボア選手が止めて4thダウンパントで終わります。自陣28ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、QB#7馬島選手から右サイド奧にDBと競り合いながら走り込んだWR#83木村選手に、34ヤードのロングパスが通ります。次のプレーでも、今度はDBの後ろに抜けたWR#83木村選手に36ヤードのパスが通り、惜しくもゴール前2ヤードでタックルを受けます。反則で5ヤード罰退し、RB#28伊藤(隆)選手ののダイブで2ndダウンゴールまで6ヤードからのプレー、エンドゾーンを左から右に流れてきたWR#83木村選手にパスが成功しこの試合9本目となるTDパスが成功します。

時間を使いながら、QB#7馬島選手、RB#28伊藤(隆)選手のランでダウンを更新すると、RB#21佐藤(航)選手が中央を抜けると、カットバックで大きく前進。ゴール前3ヤードでファーストダウンを更新します。次のプレーでは、RB#28伊藤(隆)が飛び込みますが、2ヤードの前進。再びRB#28伊藤(隆)が飛び込み反転してTDと思われましたが、その前にニーダウンがあり3rdダウン1ヤード。三度RB#28伊藤(隆)が左サイドへ突進しますが、今度はQB#7馬島選手がボールを渡さず、自ら右サイドへ飛び込みTDを奪います。この後オール三菱の攻撃となりますが、ルーキー、若手選手の活躍で得点を阻止し、最後はDB#31内村選手がパスをインターセプトして試合終了となりました。
次の天王山に全力で勝利を
これまでの鬱憤を晴らすかのように、オフェンスは10TD70得点を上げ、ディフェンスも3年振りの完封試合となり、どちらも2年前の対戦を上回る結果となりました。ただし、今回のオール三菱は2年振りの公式戦であり、しかも9月まではチーム活動にも制限があった状態での初戦ですから、単純な比較は出来ません。実際試合内容を見て気になるのは反則の多さで、前回は4回25ヤード罰退だったものが今回は10回80ヤード罰退と大きく増えています。前節の富士通戦でも8回35ヤード罰退でしたから、それと比較しても増えていることになり、プレー精度の反省と更なる向上は必須と思われます。
オフェンスでは、QB#2政本選手だけでなく、QB#7馬島選手も自分のリズムを確立したように見られ、この調子を残り2試合でも維持出来れば、かなり強力なオフェンスが期待出来ます。QB#2政本選手の、シーズン2,000パッシングヤードも視野に入り、レシーバー陣もそれぞれの持ち味が発揮されてきており、残りの試合での活躍が十分に期待出来ます。RB陣でも、RB#28伊藤(隆)選手とRB#21佐藤(航)選手のランプレーが充実してきました。ディフェンスでは、プレーに厚みが出てきた印象を受けますが、残る2試合の相手オフェンスは、さらに強力で素早いことが予想されるため、その点は気持ちを切り替える必要があります。特に、ファーストコンタクトで確実に止めるには、まだまだ足りない部分も多く、まずはこの二週間でどれだけ準備出来るか、一層の努力が期待されます。そんな中で、DB陣が3インターセプトを含む、好パスディフェンスが出来たことは次に向けて前向きな材料と言えます。
まずは一勝を挙げ、やっと勝点3を獲得し合計勝点4になりましたが、残り2試合を勝ち抜かなければ今シーズンも昨年同様そこで終わりになります。この試合で掴んだ「良い感触・良い雰囲気」を、是非次に繋げて生かし、決勝トーナメント進出の切符を、今シーズンは勝ち取って欲しいと思います。
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