2021第六節: ノジマ相模原ライズ戦の見所

2021/11/08

前節のオール三菱ライオンズ戦(以下、オール三菱)で、2シーズン振りの勝利を挙げたBIG BLUE。続く第六節の対戦相手は、昨シーズンの最終戦で敗れている、ノジマ相模原ライズ(以下、ノジマ相模原)との対戦です。ここまでのノジマ相模原は、第四節でエレコム神戸ファイニーズを、20-14の僅差で破ると、続く東京ガスクリエイターズ戦も33-7と完勝し、尻上がりに調子を上げているチームです。BIG BLUE同様、トップ3のパナソニック、富士通、オービックには破れているものの失点は少なく、BIG BLUEのオフェンス対ノジマ相模原のディフェンスの戦いが予想されます。

ノジマ相模原のディフェンスでは、身長190cmのDB#7ハイタワー選手のパスディフエンスとのマッチアップが注目されます。2年前のパールボウル予選では、オーバータイムの4thダウンギャンブルでWR#84近江選手が競り勝ちTDを奪いましたが、それ以上にスリリングが対決が予想されます。一方オフェンスでは、RB#29吉田選手のグランドアタックが攻撃の核となっており、ここからQB#6パランデック選手がノジマ相模原の豊富なレシーバー陣にバスを投げ分けて得点に繋げています。ディフエンスにとってはラン・パスの素早い見極めが必要な、厳しい試合になりそうです。

オフェンスの見所

ここまでの5試合で、1445パッシングヤード/16TDパスと、圧倒的な記録を残してきているQB#2政本選手。ノジマ相模原のQB#6パランデック選手も、876パッシングヤード/6TDパスと3位に付けており、両QBのパッシングオフェンスがこの試合最大の見所と言って良いでしょう。対するレシーバー陣も、トップ10に、TE#40スタントン選手(2位/345ヤード/2TD)、WR#82白根選手(5位/252ヤード/5TD)、WR#8スミス選手(6位/232ヤード/4TD)、TE#87松岡(直)選手(9位/187ヤード/1TD)と4名がランクイン。さらに前節のオール三菱戦では、この4人を含む11選手がターゲットとなり、458ヤード/9TDを獲得しています。このパッシングオフェンスがどれだけノジマ相模原に通用するか、最後まで目の離せない試合になるでしょう。

上記4選手以外で先ず注目したいのは、前節からBIG BLUEに復帰したWR#84近江選手。捕球機会は2回でしたが、その2回ともTDレシーブとなり、球際のしぶとさ・強さはELF (European League of Football)で鍛えられた経験が生きているように感じます。DB#7ハイタワー選手とのマッチアップが見所ですが、ターゲット豊富なBIG BLUEオフェンスとしては、あえてWR#84近江選手を囮に使い他のレシーバーを生かす贅沢なプレーも考えられます。相手ディフェンスの間隙を付くことが上手いWR#14遠藤選手や、リーグ戦初TDを上げてチームのムードメーカーでもあるWR#83木村選手等、タレントには事欠かないだけに、QB#2政本選手、QB#7馬島選手とのコンビネーションがどれだけ生かされるか注目されます。

ランプレーでは、2年目のRB#21佐藤(航)選手が本来の走りを取り戻しつつあり、この試合でも活躍が期待されます。課題は、スクリメージラインは抜けても、セカンダリーのラインバッカー(LB)を振り切れない場合が多いことで、ここはオフェンスライン(OL)のあと一歩の踏みだしを期待したいところです。また、オール三菱戦では、ほぼ後半のオフェンスを指揮して2TDパスと自らのTDダイブを決めた、QB#7馬島選手のオプション等も効果が期待出来ます。昨年の対戦では、総獲得ヤード445ヤードのうち403ヤードがパスでの獲得でしたが、パスを生かすためにどの様にランプレーを絡めていくか、勝敗を決める鍵であり試合の見所になるでしょう。

ディフェンスの見所

前節オール三菱戦では、相手の獲得ヤードを131ヤード(ラン:67ヤード、パス:64ヤード)に押さえ、4シーズン振りに完封試合を見せたBIG BLUEディフェンス。その好調さを維持して臨みたいのは、現在ラッシング部門で2位(84回/392ラッシングヤード/1TD)を記録しているRB#29吉田選手対策です。前節の東京ガスクリエイターズ戦では、総獲得ヤードの1/3を獲得しており、いかにその足を止めるかが試合の勝敗に大きく影響します。タックル部門でトップのLB#35ガンボア選手や、5位のLB#57寺林選手らのハードタックルがどれだけ吉田選手のプレーを止めるか、まずはディフェンスの見所の一つです。

一方で、パスオフェンスについても注意が必要です。QBのQB#6パランデック選手は、パッシング部門で3位に入っており、パッシングオフェンスは侮れません。受けるレシーバー陣もタレントが抱負で、多くの選手に満遍なくパスを通していますが、その中でもやはりWR#85八木選手にはバスが集まっており、実際レシービング部門でも8位(19捕球/197ヤード/5TDレシーブ)と結果を残しています。DB陣としては、先ずは八木選手へのマークが優先しますが、ベテランWR#15出島選手やルーキーWR#83小坂選手と、どの選手も決定力を持っており、プレー毎に厳しいマッチアップが予想されます。前節の試合では、DB#26松浦選手が2インターセプト/1パスカット、DB#31内村選手が1インターセプト/1パスカット、DB#45岩崎選手が1パスカットと若手選手の活躍が目立ちました。若手とベテランの相乗効果が何処まで生まれるか、勝利に向けての大きな期待値になります。

ノジマ相模原の得点力としては、今シーズンBIG BLUEから移籍したK#37佐藤(太)選手のフィールドゴール(FG)、キック力にも注意が必要です。ここまでの5試合で8回のFG機会がありましたが、最長38ヤード以下の6回は成功していますが、49/52ヤードの2回は失敗しています。ノジマ相模原に取っても落とせない試合だけに、4thダウンで少しでもチャンスがあれば積極的にゴールポストを狙ってくると予想されます。FGブロックと言えば、DL#34ブルックス選手の代名詞でしたが、キックブロックは勿論、その前のプレーでQBサックやロスタックルでFG圏内から押し出す積極的なディフェンスをどれだけ出せるかが、勝利への必須条件になります。

試合の見所

BIG BLUEが決勝トーナメントに進出するためには、この試合と次の試合2勝が必須条件となります。一方ノジマ相模原はこの試合に勝利すれば、翌日のエレコム神戸ファイニーズの結果次第で決勝トーナメント進出が確定するため、こちらも落とせない一戦となります。どの試合、どのチームも「勝利するため」に試合をするわけですが、この試合に限っては両チームが全力で対戦する、シーズンで一番激しく厳しい試合になる事は確実でしょう。ノジマ相模原とは、毎回接戦の対戦が続きますが、今回は1点差2点差という僅差での勝負になりそうです。

僅差の勝負で気になるのは、反則による罰退とターンオーバー。反則の罰退では、ノジマ相模原が5試合で26回165ヤードの罰退に対して、BIG BLUEは50回353ヤード罰退と、大きく差があります。ファンブルリカバーでは、ノジマ相模原7/7、BIG BLUE 6/6と変わらないものの、パスインターセプトではノジマ相模原3回に対してBIG BLUEは7回許しており、このあたりのミスを修正して試合に臨まないと、点差に響く可能性があります。昨年の対戦でも、反則の罰退ではBIG BLUEが少なかったものの、パスインターセプトを2回許しており、それが10点差の敗戦に繋がったと想像されます。今シーズンのQB#2政本選手は、ラッシュを受けたときに無理にパスを投げてインターセプトを許しているシーンが多いように感じられますが、本来の政本選手らしい冷静なプレーがどれだけ発揮されるか、勝利に繋がる一番の見所と言えるでしょう。勝利に向けてチーム一丸となり、今シーズン最高の試合を見せて欲しいと思います。

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