2023 第一節: otonari福岡SUNS戦の見所
2023/09/03
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2023シーズンがいよいよ始まります。今シーズンのリーグ戦は、昨シーズンと同じくX1 Super 12チームが6チームずつA/Bブロックに分かれてそれぞれのブロック内で対戦し、上位4チームがライスボウルトーナメントに進みます。昨シーズンのBIG BLUEはブロック2位でトーナメントに進出したものの、初戦のエレコム神戸ファイニーズ(以下、ファイニーズ)に敗れました。今シーズンは、それを越える結果を目標にしたシーズンとなります。今シーズンのリーグ戦は、初戦のotonari福岡SUNS戦(以下、SUNS)、次節のファイニーズ戦と遠征試合が続いた後、アサヒビールシルバースター、胎内ディアーズ、そして富士通フロンティアーズとの対戦が予定されています。初戦のSUNSとはチーム初対戦であり、またBIG BLUEとして初めてSUNSの地元九州(福岡県)へ遠征しての試合となります。
昨シーズンX1 Super初シーズンを経験したSUNSは、接戦となる試合も有りましたが全敗でリーグ戦を終わり、その後の順位決定戦でも勝ち星を挙げられませんでした。しかしX1 Areasとの入替戦では終盤の反撃を凌いで勝利し、苦しかったシーズンを最後は残留確保で締めくくり2年目のシーズンとなります。地元福岡での知名度と人気は抜群で、リクルートにも熱心なため実力のある選手が集まっています。X1 Superで今一番勢いのあるチームと言えるでしょう。オフェンスでは、QB#11西山選手とWR#7横山選手のホットラインは一発TDの威力があり侮れません。ディフェンスでは、ディフェンスラインに力のある選手が揃っており、特に今シーズンはリクルートで有望選手が多数加入しており、昨シーズンから大きく様変わりしたその実力は油断できません。
オフェンスの見所
昨シーズンのBIG BLUEオフェンスは、シーズン前半はパッシングオフェンスが機能しリーグトップの成績でしたが、後半に入ると厳しい試合が続き、ファイニーズとの対戦ではBIG BLUEのお株を奪うハイパーオフェンスを展開されて敗れました。今シーズンのBIG BLUEオフェンスも、QB#2政本選手を中心としたパッシングオフェンスが予想されます。WR#84近江選手、WR#85鈴木(隆)選手、TE#40スタントン選手らホットラインの活躍がまず注目されます。更にルーキーでは、関西学院大学で活躍したWR#81糸川選手の活躍に期待が掛かります。近江選手もその実力を認める糸川選手ですが、「#81」という番号はBIG BLUEのオールドファンにとっては「ゴッドハンド(神のキャッチ)」の称号でもあり、その名に恥じない活躍が今シーズン期待されます。
今シーズンのBIG BLUEオフェンス最大の話題は、なんと言っても新QB#10 Viramontes選手の加入でしょう。高校・短大時代はQBとして活躍しますが、ネバダ大学ラスベガス校ではラインバッカー(LB)へ転向して活躍したという異色の経歴の持ち主です。QBとしての試合経験はブランクがありますが、小さく素早いモーションから投げるクイックパスの威力は政本選手にも負けません。昨シーズンはダウン更新やゴール前でのショートヤードで苦労しましたが、彼のクイックパスが今シーズンは大きな武器になるでしょう。また、恵まれた体格とLBとしての経験から、「突破型モバイルQB」とも言うべきプレースタイルもこれまでに例が無く、パワーランニングバック(RB)と見まごう突進力は、この試合での見所になるでしょう。
QB#10 Viramontes選手の加入もあり、今シーズンのランオフェンスにはこれまで以上に期待が高まります。今シーズンのRB陣は、ベテランRB#32柴田選手が移籍加入し、RB#4鈴木(恵)選手とともにプレーに厚みが増します。さらに昨シーズン活躍したRB#20石川選手、RB#28加藤選手に続いて、立命館大学で活躍したRB#21平松選手が加入してプレーの幅がさらに広がります。パス優先のBIG BLUEオフェンスのスタイルに大きな変更は無いと思われますが、より強力で堅固なランオフェンスが加わることで、パス・ランどちらのプレーにも余裕が生まれ、シリーズ構成力と得点力が大きく改善されることは確実です。この試合はこれまで以上に地元チーム優位な状況での遠征試合となりますが、それを跳ね返すオフェンス力がこの試合での大きな見所になるでしょう。
ディフェンスの見所
今シーズンのBIG BLUEディフェンスでの最初の注目点は、なんと言ってもコロラド州立大学(CSU)出身のディフェンスライン(DL)#6オンイェチ選手と、ディフェンスバック(DB)#37スチュワート選手の二人です。DL#6オンイェチ選手は、昨シーズンCSUで活躍した後、カナディアンフットボール(CFL)のキャンプに参加後BIG BLUEに加入しました。昨シーズンのCSUでは全試合に出場し、DLの中心選手として活躍し、年間のタックル/QBサック数として自己最高の記録を残しています。その後CFLキャンプ参加から続いて今シーズンのリーグ戦に参加するため、途中のブランクが無い状態でシーズンイン出来る事から、この初戦から最高のプレーが期待出来ます。逆サイドを守るDL#99島野選手とともに、SUNSオフェンスを苦しめる存在になるでしょう。
同じくCSU出身のDB#37スチュワート選手も、大学チームの中心選手として活躍し今回BIG BLUEで更なる飛躍を目指します。近年大型の外国人レシーバーが活躍するX1 Superの試合では、体格を生かした高さの勝負が重要になりつつあります。そんな大型レシーバーと対峙しても競り負けないサイズとスピードが彼の魅力と言えます。特にSUNSのメインターゲットと言えるWR#7横山選手とのマッチアップは、この試合の中でも最大の見所になるでしょう。フィールド奥の守備に余裕が生まれる分、ディフェンス全体の守備に厚みが生まれるため、ディフェンスとしてこれまで以上に効果的に対応出来ることが期待されます。
この試合でのディフェンスのテーマは、いかにQB#11西山選手に仕事をさせないか、早いタイミングでのプレッシャーを最初から最後までかけ続けることにつきます。SUNSオフェンスライン(OL)には大型選手が揃っており、1対1の対決ではDL陣も厳しいものがあります。しかしそれを逆手に取ってQB#11西山選手のプレーをパスに絞らせ、厚くなったLB/DB陣の守備で止めていくことが基本になるでしょう。相手もドロープレーや早いタイミングのダイブプレーで、空いたスペースを狙ってくると予想されますが、経験値で勝るDL/LB陣が冷静に対応して丁寧にプレーを止めていくことが勝利へ繋がります。地元での開幕戦で初対戦チームと対戦するということで、色々なスペシャルプレーの準備も予想されます。まずはシーズン初戦で今シーズンのBIG BLUEの目指すプレーを見せて欲しいと思います。
試合の見所
地元密着型チームを強く意識しているSUNSは、昨シーズンと今年の春も今回の試合会場である福岡県営春日公園球技場で試合を開催しています。毎回メインスタンドは熱心なSUNSファンで埋まるため、今回の遠征試合はこれまで以上にビジターであるBIG BLUEには厳しい条件下での試合になると予想されます。昨シーズンの経験値と熱心なリクルートの結果で、チーム力も昨年以上に成長している事は間違いなく、厳しい試合内容が予想されます。さらに、この試合でも例年以上に暑さとの戦いになると予想され、チーム力の差が特に試合後半に影響すると予想されます。フィールドの中だけで無く、ベンチワークでも負けられない試合になるでしょう。
どちらのチームもパスオフェンス中心のゲームプランが予想され、QB#2政本選手対QB#11西山選手の激しい打ち合いの展開が見所になるでしょう。またパス中心のオフェンスが予想されるために、いかに効果的にランプレーを挿入して試合の流れを掴むかが重要になります。これは、昨年のファイニーズ戦の反省でもあり、今シーズンのRB陣への期待は大きくなります。ディフェンスでは、DB陣のマッチアップが見所です。WR#7横山選手以外にも、WR#2城代選手、WR#15南本選手等レシーバー陣のタレントも豊富です。また複数のポジションをこなすマルチな選手も多く、X1 Super初勝利のために予想外のプレーも多く準備してくるでしょう。そんな場合でも浮き足立つこと無く、最後まで自分達のプレーを信じて続けることが、今シーズンの初勝利へと繋がるはずです。
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