第二節: 明治安田PentaOceanパイレーツ戦の見所

2018/09/05

前節の富士通戦を6-41と大差で落とし、厳しいシーズンスタートとなったBigBlue。悔やんでいる時間は無く、残り5試合に集中する事が必要です。その第二節の対戦相手は、昨年も対戦した明治安田PentaOceanパイレーツ(以下、明治安田)です。昨年も同じく第二節で対戦し、この時はオフェンスは7TD/1FGを奪う猛攻を見せ、ディフェンスはラン獲得ヤードをマイナスにし、相手の総獲得ヤードを26ヤードの無失点に抑え、52-0で完勝しました。

昨シーズンの明治安田は、リーグ戦を3勝3敗で終え同率4チームが並びましたが、対戦チームの勝ち星の差から総合順位12位となり、ワイルドカードへはあと一歩足りませんでした。今シーズンの第一節では、昨年1点差で敗れたオール三菱と対戦しましたが、今回は0-16と完封負け。オフェンスは昨年同様ベテランの#2西澤選手がコールしますが、パス・ラン共にオール三菱のディフェンスを崩せず、BigBlueとしてもディフェンス陣の活躍を期待したい試合になりそうです。

オフェンスの見所

リーグ戦前に発生したクラフト選手の怪我のため、今シーズンのオフェンスプランを大きく変更せざるを得なくなったBigBlueオフェンス。それだけが理由では無いものの、富士通戦の大敗からいかに多くの知見を集めて、残りの試合に生かしていくか、チームとしての対応力が問われるシーズンとなりました。その中心となるQB#2政本選手ですが、この試合での課題は前節50%を切ったパス成功率を、どれだけ改善出来るかでしょう。最終的に、ルーキーのWR#84近江選手、WR#14前田選手の活躍で1TDを返したものの、詰め切れずにTDチャンスを逃したことが何度かありました。決定力と言う意味で、どれだけ確実にプレーを進めて得点に繋げられるか、それが課題でもありオフェンスの見所でもあると言えます。

富士通戦では、パッシングヤード(B:211yds vs F:126yds)では相手を上回ったものの、ラッシングヤード(B:69yds vs F:346yds)では全く勝負になりませんでした。リーグ随一と言っても良い強力なDL陣、LB陣との対戦ではありましたが、今後も同様のディフェンス陣との対戦は続くわけで、OL陣としての奮起をやはりこの試合では期待したいところです。RB#21髙木選手、RB#19鈴木選手、RB#28伊藤選手と、クイックネスとスピードは折り紙付きのランナーですから、いかにしてスクリメージラインを突破させるのか、特にOLが開けたホール(走路)にいかにタイミング良くランナーが飛び込むか、そのコンビネーションの改善が必要でしょう。ランプレーでどれだけ得点出来るかが、見所の一つと言えるでしょう。

厳しいラッシュが続き、不安定な状態からのパスが続いたとは言え、前節のパッシングオフェンスの結果は残念でした。相手チームの成功率も50%と言う事で、それだけ両チームのディフェンスがパス対策をしてきた証拠でもありますが、BigBlueオフェンスの代名詞とも言えるパッシングオフェンスだけに、この試合では復活を感じるプレーを見せて欲しいところです。前節活躍した、WR#84近江選手、WR#14前田選手は勿論、さらには2年目のシーズンに期待がかかる、WR#82白根選手、WR#85鈴木選手、TE#88細谷選手ら若手選手の活躍がもう一つの見所と言って良いでしょう。

ディフェンスの見所

富士通戦での反省点は多々あるものの、やはりRB#16ニクソン選手を止められなかった事が最大の敗因と言えるでしょう。また、QB#3バードソン選手のキープにも予想通り手を焼きました。以前からの課題ではあるものの、キャリアーに対しての対応をどれだけ修正してこの試合に臨めるかが重要になります。そう言う意味で明治安田戦でのラン対策は、RB#33若島選手と、先発が予想されるQB#2西澤選手対策が重要になります。先ずは、この二人をスクリメージラインから出さないことがディフェンスの目標になります。

明治安田オフェンスで最も注目すべき選手は、なんと言ってもキャプテンも務めるTE#44赤津選手です。「走・捕・蹴」の一人三役だけでなく、場合によっては「投(パサー)」としての実績もあり、そのサイズを生かしたパワーランには要注意です。昨年の対戦では、DL/LB陣のプレッシャーが厳しく、QBサックは勿論、チームロスゲインが-49ヤードもあり、それだけ相手にプレーをさせなかったことが分かります。今回も、どれだけスクリメージラインから押し込んでの勝負が出来るか、パワーとスピードの勝負が見所になります。DLでは、#31藤井選手、#44福岡選手、LBでは#22中山選手、#33加藤選手、#35高橋選手等が富士通戦に続いての活躍が期待されます。

富士通戦においてDB陣のプレーは、ランアフターキャッチへの対応は良かったと感じられるものの、マンツーマンのマッチアップでは裏をとられてレシーブを許す場面が何度か見られました。好プレーヤーの多い富士通との対戦という事も有りましたが、今回の明治安田にもWR#3谷選手、WR#13田上選手、WR#81野村選手と、ミドル・ロングに強い選手が揃っています。富士通戦でのパスディフェンスでは、成功率50%、126パッシングヤードと、決して悪い成績ではありませんでしたが、今後の試合を考えるとさらなる成長は必須。昨年の明治安田戦では、パス成功率35%、49パッシングヤードという結果でしたが、これをさらにどこまで伸ばすことが出来るか、DB陣のマッチアップが見所です。

試合の見所

ここからの課題は、リーグ戦残り5試合をいかに戦うかであり、まずはこの明治安田戦に勝利してチームとしてのモメンタムを取り戻すことが必要です。その為には、オフェンス・ディフェンス、それぞれのファーストシリーズをきっちりと実行し、完了させることが必要です。オフェンスは、しっかりとリズムを作り得点をして締めくくる。ディフェンスは、ミスをする事無く確実にフォースダウンパントで攻撃権を移動させる。そう言った、当たり前の事を当たり前に実行出来るかどうかが、地味ですがこの試合の見所と言えるでしょう。

また、先週末の試合では、Xリーグや大学の試合で、劇的なFGキックで決着が付く試合が幾つもありました。さらにXリーグでは、ここまで50ヤードを超えるFGが3回成功(最長は東京ガス#19関根選手の55ヤード)しており、例年以上にキッキングゲームの重要性が増していると感じられます。残念ながらK#11佐藤選手は富士通戦でのTFPキックを外しましたが、この試合ではTFPキックでは確実に、FGキックではより大胆なキックプレーを期待したいところです。この試合から一週間のインターバルで三連戦となり、厳しい状況のBigBlueですが、だからこそ"DOMINATE!"の気持ちが伝わる好ゲームを、先ずはこの試合で見せて欲しいと思います。DOMINATE! BigBlue!

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