あるOBの呟き- JXB XXXII vs 富士通フロンティアーズ戦
2018/12/25

対する富士通は、昨年のオフェンスのキープレーヤーだった、QBキャメロン選手と、RBゴードン選手が引退し、今シーズンのオフェンスシステムに注目が集まりました。春の試合では、先ずはLBだった#16ニクソン選手をRBにコンバートし手応えを確認すると、秋のシーズン前には新QBである#3バードソン選手が加入。前任のキャメロン選手とはタイプがやや異なりますが、試合が進む毎にレシーバー陣とのタイミングも精度が上がって行きます。しかし、一番の武器はやはりRB#16ニクソン選手のランと、QB#3バードソン選手のキーププレーと言って良く、サイズもスピードもあるこの両選手をどの様に止めるかが試合の鍵になりそうです。多少の失点は覚悟の上で、どれだけBigBlueオフェンスが得点を積み上げられるかが鍵と言えるでしょう。
先制点はBigBlue、しかし攻めきれない前半

続く富士通の攻撃は、自陣28ヤードから。ファーストダウンでWR#81中村選手へ5ヤードパスが成功した2ndダウンのプレー。スクリメージ中央を抜けたRB#16ニクソン選手は、そのまま右オープンに抜けると一気に67ヤードを駆け抜けてTDを奪います。しかしBigBlueも、次の富士通のキックオフをTE#40スタントン選手が50ヤードまで戻すと、そのTE#40スタントン選手へのパスで再びゴール前15ヤードでファーストダウンを更新します。再びエンドゾーンを狙いますが、QB#2政本選手がLB#88大橋選手にQBサックを受けて大きく後退。このシリーズもK#11佐藤選手が登場し、今度は36ヤードFGを成功させ、6-7と富士通を追撃します。

続くBigBlueの攻撃中に試合は2Qに入り、それぞれパントで攻撃権が移動し、次のBigBlueの攻撃も4thダウンパントになります。このキックを、WR#84猪熊選手がキャッチすると、大きく55ヤードを戻して敵陣29ヤードまで運びます。ファーストプレーでは、DL#34ブルックス選手が逃げるバードソン選手をロスタックルします。さらにWR#22岩松選手へのパスでダウンを更新すると、最後はRB#16ニクソン選手がブロックを上手く利用して16ヤードを駆け抜け、この試合2本目のTDを奪います。

自陣30ヤードからの攻撃は、WR#14前田選手へのパス、RB#21高木選手のランと続き、ここでタイムアウトで時計を止めます。次のQB#2政本選手のスクランブルがタックルされ、BigBlueはタイムアウトで時計を止めるものの、しかし試合計時は「00:00」となり一旦2Q終了がコールされてしまいます。ここで、BigBlueベンチからの抗議が受け入れられると、一度控え室に戻り始めた両チームの選手が再びサイドラインに戻り、残り2秒から2Q最後のプレーが再開されます。QB#2政本選手は、じっくりターゲットを探すと、WR#18上廣選手へパスが成功。WR#82白根選手のリードブロックで一気に前進を狙いますが、残念ながらタックルされてボールダウン。これで2Qが終了します。
最後に一矢報いるも、まだ力の差は大きく

続くBigBlue後半最初の攻撃は、WR#81栗原選手が自陣37ヤードまで戻して始まります。TE#40スタントン選手の後、WR#84近江選手へ続けてパスが成功し敵陣32ヤードまで進みます。しかし、3rdダウンコンバージョンのパスがカットされて失敗すると、4thダウンではK#11佐藤選手が登場。前回のFGよりも長い49ヤードFGを狙います。この試合4回目となるFGですが、富士通のラッシュが気になったかコースがそれてキックは失敗。得点は9-28のままで富士通に攻撃権が移動します。

エンドゾーンまで届いたK#11佐藤選手のキックボールをWR#84猪熊選手が戻し始めますが、DB#32高橋選手が好タックルし、富士通はゴール前8ヤードからの攻撃。ファーストダウンでRB#16ニクソン選手のロングランを許しますが、DB#41森岡選手、LB#33加藤選手とロスタックルが続き、4thダウンパントで攻撃権がBigBlueに移動します。続くBigBlueの攻撃は、QB#3クラフト選手がロスタックルを受けますが、TE#40スタントン選手にロングパスが成功し、敵陣に入ったところで試合はいよいよ4Qに入ります。
かし、ここからのパスが続けて失敗し、この攻撃は4thダウンパントで終わります。

自陣31ヤードからのBigBlueの攻撃は、WR#85細谷選手、WR#82白根選手、WR#18上廣選手パスが成功して前進。QB#3クラフト選手がサックを受けて後退するものの、ここに来てWR#81栗原選手、TE#40スタントン選手とホットラインが機能しはじめます。しかしゴール前22ヤードで4thダウン1ヤードとなると、ギャンブルを選択しますがパスは失敗。富士通の攻撃に変わりますが、BigBlueはタイムアウトで時計を止めながら、DL#96植村選手のQBサックもありパントで攻撃権を得ます。WR#84近江選手、WR#14前田選手と、ルーキーレシバーが繋ぎ、4thダウンギャンブルも成功してゴール前21ヤードでファーストダウンを更新。ここからエンドゾンーで競り合うTE#40スタントン選手に待望のTDパスが成功し、18-35となります。キックオフでは、K#11佐藤選手とK#8小田倉選手二人が登場し、オンサイドキックを佐藤選手が蹴るものの、これは富士通がカバー。この後富士通がニーダウンで時計を進めて試合終了となります。
新リーグ体制で、新たなチャレンジスタート

その2019年シーズンからは新しいリーグ戦が始まり、実力伯仲の8チームのリーグ戦で上位4位まで勝ち残らなければなりません。順当に勝ち星が並べば、7勝から4勝までのチームが上位4位までを占めますが、混戦が予想されるだけに星の潰し合いとなるでしょう。そうなれば、6勝、5勝で複数のチームが競り合う展開が予想され、勝ち星を積み重ねるとともに、「どのチームに勝つか」という事も重要になります。また、今シーズン3回の関西遠征を経験しましたが、来シーズンもパナソニック、エレコム神戸との対戦があるため、最大2回の関西遠征の可能性もあります。試合スケジュール的に、今シーズン以上に厳しいシーズンになる事は確実です。その厳しさに打ち勝てる強いBigBlueを、また次の春に見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
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