2021第七節: 東京ガス クリエイターズ戦の見所

2021/11/20

ノジマ相模原ライズ(以下、ノジマ相模原)との激戦・熱戦を勝ち抜き、セミファイナル進出に向けて一歩前進したBIG BLUE。リーグ戦最終節となる第七節の対戦相手は、同じくこの試合の結果でプレイオフ進出の可能性が残る、東京ガスクリエイターズ(以下、東京ガス)です。これまでのリーグ戦での対戦成績は7戦して7勝0敗と圧倒。K#11佐藤(敏)選手がフィールドゴール日本タイ記録を蹴った一昨年のリーグ戦最終戦も、48-7で勝利しています。しかし今シーズンの東京ガスは、新加入したQB#5エバンス選手とレシーバーとして活躍しているWR#8アグード選手が攻撃の核となっておりオフェンスが充実するとともに、ディフェンスでもDB#17ドレイパー選手がパスディフェンスで存在感を見せています。

ここまでの東京ガスは、2勝4敗(勝点6)の成績。この試合に勝利し、ノジマ相模原が引分け以下となればプレイオフ進出となります。オフェンスの鍵は、QBエバンス-WRアグードのホットラインで、オフェンス獲得ヤードのほぼ半分を稼ぎ出しています。このホットラインをどの様に切り崩すが、ディフェンス最大の見所となるでしょう。さらに登録はディフェンスバック(DB)のDB#17ドレイパー選手は、DBとしてパスディフェンスは勿論ですが、RBとしてプレーに参加したり、またキックオフリターンTDを獲得するなど、オフェンス・ディフェンス問わず要注意選手の一人。近年選手層が厚みを増している東京ガスだけに、これまでの対戦とは異なる激戦が予想されます。

オフェンスの見所

今シーズン、パッシング記録のトップを守り続けているQB#2政本選手。6試合終了時点でランキングトップの1681パッシングヤード/17TDを獲得しており、2019年のケビンクラフト現ヘッドコーチ(1862パッシングヤード/22TD)以来の、シーズンリーディングパサーをほぼ確定させています。さらに2013年にクラフトHCが記録した、1973パッシングヤード/24TDを超える、2000パッシングヤードの大台超えも視野に入ってきており、この試合でのQB政本選手のパッシングゲームが注目されます。記録更新のためには300ヤード台の記録が必要になりますが、今の所不満が残るパス成功率が改善されれば一気にパッシングヤードも伸びる事が予想され、QB政本選手がパッシング記録をどれだけこの試合で伸ばすかが、オフェンス最大の見所と言えるでしょう。

レシービング部門では、東京ガスのWR#8アグード選手が29捕球/555レシービングヤード/4TDとトップを堅守しており、TE#40スタントン選手(32捕球/351レシービングヤード/2TD)がこれに続きます。この試合の中で、互いにボールの取り合いが予想されるため、スタントン選手の逆転は厳しいと思われますが、トップ20に入っている、4位のWR#82白根選手、7位のWR#8スミス選手、13位のTE#87松岡(直)選手、16位の鈴木(隆)選手らターゲットが、どれだけ記録を伸ばすかが注目されます。また、第五節からチームに復帰したWR#84近江選手は、5捕球/127レシービングヤード/2TDの記録以上の活躍を見せおり、東京ガスDB#17ドレイパー選手とのマッチアップは大きな見所になるでしょう。

ノジマ相模原戦では、RB#21佐藤(航)選手(7回/42ラッシングヤード)、RB#32遠藤選手(3回/36ラッシングヤード/1TD)の活躍が目立ちました。この試合はBIG BLUEには珍しい、ランオフェンスの試合という印象が残ったのですが、総獲得ヤードに占めるランプレーの割合は26.7%(86ヤード/322ヤード)に過ぎません。それでもそう言う印象が残る理由は、両選手のランプレーがスクリメージラインを抜けて真っ直ぐ縦に駆け上がる、いかにもRBらしいパワフルなプレーだったからでしょう。パッシングゲームが予想される試合だけに、ディフェンスが下がり気味になった所への、縦に上がるランプレーは効果的と予想され、更なるRB陣の活躍が期待される試合になります。

ディフェンスの見所

試合序盤、テンポ良く進む相手オフェンスへの対応が後手に回り、2TDを許すスタートとなった前節。リーグ戦前半のような、1Qに3TDをいきなり献上する状態よりは改善されましたが、東京ガスもホットラインを活用して一気に奧に攻め込むゲームプランが予想されるだけに、オープニングドライブから1Q終了までの12分間をどの様に守り切るか注目されます。ディフェンスとしては、WR#8アグード選手へのパスを押さえれば、東京ガスオフェンスの半分以上を止めることになるので、アグード選手へのパスカバーをどうするのかが最大のテーマになります。鍵となるのは、前節好プレーを見せた、DB#23永井選手、DB#29米田選手、DB#33家田選手ら若手の活躍で、彼らのパスカットやインターセプトが見所と言えます。

これまでの東京ガスの試合内容を参考にすると、ランディフェンスにおいては、まずはQB#5エバンス選手をパスポケットから出さない事が必須となります。左右をDL#34ブルックス選手、DL#9植村選手で塞ぎ、中央はLB#35ガンボア選手、LB#5コグラン選手でスクランブル対応するなど、QB#5エバンス選手の動きをどう封じるかが重要になります。それによってパスの乱れも期待出来、さらにインターセプトの確率も高くなるでしょう。一方でそれ以外のキャリアー、RB#10沼田選手、RB#28小泉選手、そしてDBとの兼任が予想されるDB#17ドレイパー選手への対応も必要になります。ランプレーだけで無く、RBを利用しての左右へのショートパスや、ディレーでのパスなど、これまで以上に多彩なプレーが想定されるため、ディフェンスとしてもプレー毎、シチュエーション毎にしっかりと対応していく必要があります。

第五節のノジマ相模原対東京ガスの試合では、ノジマ相模原のディフェンスライン(DL)3人が東京ガスオフェンスライン(OL)にプレッシャーを掛け、そこにラインバッカー(LB)がタイミングを変えてQBにプレッシャーを掛けていました。ターゲットを探すために、QBが時間を掛ければ掛けるほどラッシュでパスポケットが縮まりディフェンスが有利になり、またQBがスクランブルに出る場合も、下がった分スクリメージラインが遠くなるため、守る側には余裕が生まれます。結果、ラン獲得ヤードは-2ヤードに押さえられ、パスの成功率も30%を切る結果になりました。この試合では、いつも以上にDL陣の活躍が見所になります。

試合の見所

二連勝で勝ち点を7迄伸ばし、この最終戦に勝利すれば自力でのプレイオフ進出が決まる重要な一戦。前節のノジマ相模原戦では、いつものように序盤にリードされるものの、スペシャルチームの2回のビッグプレーを切掛にオフェンスが流れを取り戻し、最後は劇的な逆転劇が生まれました。これは、しっかり準備してきたスペシャルチームが、相手のミスを見逃さず躊躇無く対応出来た結果であったと思います。ただ、さらに強いチームになるためには、相手のミスを見逃さないだけで無く、相手からミスを誘発させる力も必要になります。この試合に勝ちプレーオフに進むのであれば、そう言うもう一段上の試合を見せて欲しいと思います。それは、スペシャルチームだけで無く、オフェンス、ディフェンス、全てに言えることです。

オフェンス、ディフェンスに関しては、やはり立ち上がりの鈍さを解消しないと、試合でしっかり勝ちきることは出来ません。前節のノジマ相模原戦では、3Q途中までは完全に相手のペースでしたし、その前のオール三菱ライオンズ戦でも、オフェンスはファーストドライブでタッチダウンを奪ったものの、11プレー/4分59秒を費やすロングドライブとなり、課題が残る内容でした。どの様に自分達に有利な流れを作り出し、それをしっかりと確保するか、それが出来るチームが強豪チームと呼ばれます。そう言う意味で、ノジマ相模原戦のファーストドライブで、フィールドゴールのチャンスを反則で後退してパントに変更したようなミスは絶対に許されません。今シーズンのBIG BLUEの試合では、そう言ったつまらない部分での物足り無さを感じるだけに、この試合ではきっちりとBIG BLUEらしいテンポの良い試合を見せて欲しいと思います。

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