第五節: アサヒ飲料チャレンジャーズ戦の見所

2018/10/02

前節LIXIL戦で快勝し、第四節終了時点でリーグ戦第四位まで順位を上げたBigBlue。リーグ戦はいよいよ終盤になり、さらに厳しさが増す第五節の相手チームは、昨年同様関西に遠征してアサヒ飲料チャレンジャーズ(以下、アサヒ飲料)との対戦です。アサヒ飲料とは2014年の2ndステージで初対戦して以来、昨年まで毎年関西遠征で対戦し4連勝中の相手。しかし、直近の2シーズンの対戦は、僅差でなんとか逃げ切る厳しい試合が続いています。

アサヒ飲料は、ここまでで2勝2敗。パナソニックには12-19と接戦を演じたものの、エレコム神戸には20-45と大差で敗れ厳しいシーズンとなっています。前節では、富士ゼロックスに33-0と完勝したものの、後半は無得点に終わり、オフェンスがまだ本来の力を発揮できていない様子が伺えます。二年目となるQB#10ニズナック選手のパスがここまで安定せず、BigBlueとしてはニズナック選手が調子を取り戻す前に、どれだけ試合の主導権を握ることが出来るかが勝負の分かれ目になりそうです。

オフェンスの見所

日程的に厳しい第二節からの三連戦を三連勝で切り抜けたBigBlue。この3試合では一試合平均34点を獲得し、オフェンスユニットとしてのまとまりが出てきたと感じられます。オフェンスに関しては、明治安田戦ではラン・パス半々だったものが、その後の試合ではパスプレーに比重が移りつつあります。その結果QB#2政本選手は、パッシング部門でエレコム神戸のソコール選手(1189ヤード)、ノジマ相模原のロックレイ選手(1011ヤード)に続き、第三位(862ヤード)の成績。この試合での1000ヤード越なるか注目されます。

受けるレシーバー陣の中でも期待が高まるのは、ルーキーのWR#84近江選手。前節LIXIL戦でも、4捕球72ヤード1TDとリーディングレシーバーを獲得しましたが、現在レシービング部門でもTE#40スタントン選手と並んで第八位の記録(捕球回数)です。LIXIL戦では、待望のXリーグ初TDを記録し波に乗る彼のプレーに注目です。さらにWR#81栗原選手は、パントリターンTDを開始早々決めると、TDレシーブも獲得し、ベテラン勢も負けていられません。若手もベテランも、さらにスリリングなプレーに期待が膨らみます。

グランドアタックでは、RB#21髙木選手、RB#19鈴木選手が共に好調。髙木選手はカットバックで中央を突破し、鈴木選手はスピードで一気にロングゲインを狙う、それぞれの持ち味を生かしたプレーが光っています。OLとのタイミングも息が合いだし、LIXIL戦でもスクリメージライン中央を突破してディフェンスを中央に集めれば、今度はオープンを攻めるなど、攻撃にメリハリが生まれてきています。さらに昨年のアサヒ飲料戦で活躍したRB#28伊藤選手や、ルーキーながらも堅実なラッシュを見せるRB#29鎌田選手、さらにパワーランに期待がかかるRB#47山中選手と、今回は地上戦も大きな見所になりそうです。

ディフェンスの見所

これまでのディフェンスでは、良くも悪くもDL#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手の二人に頼る部分が感じられました。しかしLIXIL戦ではそこから一歩成長して、この二人を上手く利用して、それ以外の選手が効果的有機的にプレーする様子が見られました。例えば、フロントをこの二人が押さえて、左右からラッシュを掛けることで、QB#9加藤選手はポケットの中苦しい状況からパスを投げざるを得ず、それが2回のインターセプトに繋がったと言えるでしょう。このシステムは、今回も有効と考えられます。

アサヒ飲料QBの#10ニズナック選手は、ここまでのパッシングレコードが44/104回、713パッシングヤード、7インターセプト、7TDとまだ不安定さが感じられます。LIXIL戦同様、どれだけ厳しいプレッシャーを与え続けることが出来るかが、勝利への鍵になります。またその様な状況だからか、ニズナック選手はランでも21回、111ヤードと堪らずスクランブルに出る様子も伺え、LB#5コグラン選手、LB#6大滝選手と言ったLB陣は、RB#28巽選手、RB#20手塚選手へのランカバーとともに注意が必要と思われます。

リーグ戦後半に入り、DB陣に元気が戻ってきたことも好材料です。日本でトップクラスのパッシングQBであるLIXIL #9加藤選手のパスを、20/42(48%)に押さえた功績は、DB陣の執拗なパスカバーにもあったことは明らかです。ベテランのDB#20矢部選手の活躍が刺激となり、DB#10小阪田選手、DB#41森岡選手、DB#25寺中選手と積極的なプレーが目立ちます。過去のアサヒ飲料との対戦では、その積極性の裏をかかれてトリックプレーから得点に繋がった苦い経験もありますから、今回はひと味違うプレーが期待されます。

試合の見所

BigBlueがこの試合に勝利し4勝1敗となると、最終戦の結果を待たずに現在1勝3敗のアサヒビール、LIXIL、さらに2勝3敗となるアサヒ飲料も上回り、リーグ戦6位以上が確定します。これにより、来シーズンから始まる新リーグ戦のX1 Super残留も確定します。またアサヒ飲料にとっても、この試合を落とした場合リーグ戦9位でシーズンが終わる可能性が生まれ、どちらのチームにとってもこれまでの一勝とは重さが違う一勝になると言って良いでしょう。

これまでは、関西遠征でのアサヒ飲料戦がリーグ戦最終戦となり、締めくくりという意味で重要な試合でした。今回は第五節の試合となり、二週間後には今度は関西からエレコム神戸を招いての試合が残っています。そう言う意味では、この試合で勝つことと同時に、いかにLIXIL戦で上り調子となったチームとしてのモメンタムを、離すこと無くさらに確実なものにすることも大きな目的になります。昨年のリーグ戦4勝2敗の結果から更に成長するためにも、この試合での勝利が切望されます。DOMINATE! BigBlue!

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