あるOBの呟き- 第五節 vs アサヒ飲料チャレンジャーズ戦

2018/10/09

8月から始まった2018シーズンリーグ戦は、早くも終盤第五節の試合。今回は関西に遠征し、西地区所属のアサヒ飲料チャレンジャーズ(以下、アサヒ飲料)との対戦です。これまでの対戦は、全て関西地区への遠征試合で地の利の不利はありながらも、4戦4勝と相性は良い相手。ただ最近2シーズンの結果では、13-7(2016年)10-0(2017年)と僅差での競り合いとなっており、油断できない相手であることは確かです。

アサヒ飲料オフェンスをリードする2年目のQB#10ニズナック選手は、第四節までに713ヤードを投げていますが、パス成功率は44/104回(42%)、7被インターセプトと不安定さが感じられます。またランプレーでも、ニズナック選手がチームトップの119ヤードとなっており、彼のプレーをどれだけ押さえるかが勝負の鍵になりそうです。前節LIXILの攻撃を10点に抑えた強力なBigBlueディフェンスチームの活躍に期待がかかります。コイントスの結果、後半の選択権を得たBigBlueは、K#11佐藤選手のキックオフで試合が始まります。
 

スロースタートながら相手を突き放す

キックはタッチバックとなり、アサヒ飲料は自陣25ヤードからの攻撃開始。しかしファーストプレーではRB#28巽選手がファンブルし自らリカバーすると、次はフォルススタートで罰退。2ndダウンでのパスも失敗しての3rdダウンロング、QB#10ニズナック選手はWR#82横山選手へダウン更新のパスを投じますが、手前にDB#1中谷選手が入りインターセプト。一気にリターンしますが、ゴール前1ヤードでタックルされてしまいます。ここからRB#21髙木選手が1ヤードを左オープンで走り込み、先ずは先制のTDを奪います。

続くアサヒ飲料の攻撃は、DL#34ブルックス選手のQBサックで大きく下げるものの、QB#10ニズナック選手のパスが好調。さらに、QB#10ニズナック選手からWR#1ジョンソン選手へトスをすると、そのジョンソン選手からオープンに走り出たニズナック選手への30ヤードパスが成功。これで完全にリズムを掴んだアサヒ飲料は、そのWR#1ジョンソン選手へのロングパスでゴール前1ヤードまで進むと、最後はニズナック選手が自ら飛び込みTDを奪い返します。

同点に追いつかれたBigBlueですが、次のキックオフをキャッチしたWR#81栗原選手は、キックカバーの第一列を突破すると、リードブロッカーを上手く使い一気に敵陣21ヤードまで大きく戻します。WR#18上廣選手へのパスに続き、WR#84近江選手へのパスでダウンを更新し、RB#21髙木選手の1ヤード前進の後。再びWR#84近江選手へ左パイロン際にバックショルダーTDパスが成功。すかさず14-7と逆転に成功します。

この後お互いにパントを交換し、続くアサヒ飲料の攻撃も4thダウンパントに。次のBigBlueの攻撃では、RB#19鈴木選手へのスクリーンパスで大きく敵陣43ヤードまで進んだところで、試合は2Qに入ります。2Q最初のプレーでは、QB#2政本選手からRB#19鈴木選手、さらにWR#18上廣選手とボールが渡るスペシャルプレーでゴール前20ヤードまで前進。しかし、ここでアサヒ飲料の守りも厚くなりパス失敗が続き、最後は4thダウンでK#11佐藤選手が25ヤードFGを成功させ、17-7と点差を広げます。

続くアサヒ飲料の攻撃は、LB#6大滝選手、DB#24宮川選手、DB#23保宗選手と好タックルを見せ、パントでシリーズが終わります。BigBlueの攻撃は、WR#81栗原選手へのパス、RB#21髙木選手のランを繰り返して前進すると、WR#82白根選手へのパスで敵陣に入ります。敵陣43ヤードからの2ndダウンの攻撃。右サイドへのスクリーンパスをキャッチしたRB#19鈴木選手は、リードブロッカーを上手く使いサイドライン際を走りきりTD。24-7とさらに点差を広げます。

先ずはボールを前に進めたいアサヒ飲料ですが、厚いBigBlueのディフェンスに前進出来ずにこのシリーズもパントで交替となります。しかしここに来てBigBlueのオフェンスも反則が続き、こちらも4thダウンパントで攻撃権が移動します。残り2分余りからのアサヒ飲料の攻撃シリーズが始まりますが、DE#34ブルックス選手のQBサックで大きく後退。しかし、これがバックショルダーの反則となり罰退。しかし次のプレーでは再びブルックス選手がQBサックでロスタックルし、結局このシリーズもパントで終わります。残り時間を流して、そのまま前半終了となります。
 

最後の詰めに課題が残る

後半3Qは、アサヒ飲料K#17西岡選手のキックオフで再開します。再びWR#81栗原選手がボールをキャッチすると、今度は左サイドを駆け上がり敵陣48ヤードまで戻します。ここからQB#2政本選手は、TE#40スタントン選手へのパスでダウンを更新すると、今度はRB#19鈴木選手が右サイドを一気に駆け上がりゴール前9ヤードまで前進します。しかし、ここからの攻撃は再びアサヒ飲料に阻まれ、K#11佐藤選手がこの日2本目となる、25ヤードFGを蹴り込み、まずは3点を確保します。

次のアサヒ飲料の攻撃は、WR#1ジョンソン選手へのリバースをDB#23保宗選手が8ヤードのロスタックルで止めると、今度はDL#98森田選手、DL#34ブルックス選手、DL#92トゥアウ選手が一気にQBに襲いかかり-7ヤードのQBサック。次のパスも失敗し、このシリーズも大きく後退してパントとなります。

敵陣49ヤードからのBigBlueの攻撃は、まずWR#81栗原選手へのスラントパスでダウンを更新すると、次はQB#2政本選手が左に移動しながら中央に走り込んできたWR#82白根選手へ今度もダウン更新のパスが成功。リズムよくボールをゴール前25ヤードまで進めます。次のファーストダウンのプレーでは、QB#2政本選手が左にロールアウトすると、ジャンピングスロー気味にエンドゾーン手前でフリーになっていたWR#85鈴木選手へパスが成功。鈴木選手は回りのディフェンダーの間をすり抜けて、エンドゾーンにボールを運び、後半最初のTDを奪います。

何とか反撃の糸口を見つけたいアサヒ飲料ですが、QBとレシーバーが噛み合わずこのシリーズもパントで終了します。再びBigBlueの攻撃が、今度は自陣46ヤードから始まります。TE#88細谷選手へのパスで2ヤード進むと、QB#2政本選手がQBドロー、オプションキープ、さらにラッシュを受けてスクランブルと、自らボールを続けて進めてゴール前8ヤードでファーストダウンを更新します。ここでスペシャルプレーで、インモーションからハンドオフを受けたTE#40スタントン選手が、エンドゾーンのWR#14前田選手にパスを投げます。一瞬キャッチと思われましたが、ボールを確保できていなかったと判断されてパス失敗の判定。しかし次のプレーでは、左からのポストパターンで入ってきたTE#40スタントン選手にTDパスが成功。41-7とさらに点差が広がります。

アサヒ飲料はQB#10ニズナック選手からWR#82横山選手へダウン更新のパスが続けて成功。DL#34ブルックス選手のロスタックルで一度は後退しますが、再びWR#82横山選手へのパスで前進します。しかし、3rdダウンのロングパスはDB#20矢部選手がカットすると、4thダウンギャンブルのロングパスもDB#13神津選手がカットして攻撃権を奪い返します。次のBigBlueの攻撃はWR#84近江選手のスペシャルプレーが失敗すると、続くプレーも前進出来ずに4thダウンパントに。ここでロングスナップが乱れてK#11佐藤選手がジャッグルすると、DL#96青山選手がリカバーします。このチャンスからアサヒ飲料はWR#1ジョンソン選手に21ヤードTDパスが成功。しかしTFPキックは失敗して41-13となり、試合は4Qに入ります。

4Q最初のBigBlueのシリーズは、4thダウンでK#8小田倉選手が45ヤードFGを狙いますが、左にそれて失敗となります。次のアサヒ飲料の攻撃では、プレーは止めるものの自らの反則で相手に前進を許してしまいます。ゴール前8ヤードでファーストダウンを更新したアサヒ飲料は、2回パスが失敗しますが3rdダウンのプレーでパーソナルファウルの反則で、ゴール前4ヤードでファーストダウンを得ます。ここからWR#82横山選手へエンドゾーンぎりぎりのTDパスが成功。得点は41-20となります。この後アサヒ飲料はタイムアウトを使い反撃のチャンスを伺いますが、BigBlueはランプレーで時間を消費し、アサヒ飲料の反撃を押さえて試合終了となりました。
 

最終節を勝利し上位進出を!

開始早々、中谷選手のインターセプトから先制点を奪いましたが、直ぐさま同点に追いつかれ、このまま混戦が続くかと思われた序盤。しかし、オフェンス、ディフェンスともに試合の流れを掴み、前半はどちらもほぼ満点の内容でした。後半に入っても、3Q迄は前半の勢いを維持していると感じられるものの、徐々に自らの反則やミスから相手に流れを渡してしまい、勝敗への影響は無かったものの、結果的に反省点が多く出てしまう内容でした。今年こそは「日本一」という目標達成を目指すのであれば、もっとストイックに本来やるべき事を追求する貪欲さが、次の試合までに必要でしょう。

この試合の結果、唯一の4勝のチームとなり、リーグ戦順位は3位まで上昇しました。ただ、他チームの結果から最終戦に勝利しても上位の富士通、パナソニックを上回ることが出来ず、逆に次のエレコム神戸戦に敗れると、最悪6位通可の可能性も生まれます。その為、他力では無く、しっかりと次のエレコム神戸戦に勝利し、昨年以上の5勝1敗の成績でまずはリーグ戦をしっかりと締めくくることが重要です。最終節の対戦相手は、昨年オーバータイムの末勝利したエレコム神戸だけに、これまで以上の厳しい試合が予想されます。この二週間で、どれだけ自分達のレベルをさらにあげることが出来るのか、その成果を二週間後に是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!

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