あるOBの呟き- パールボウル準決勝: vs ノジマ相模原ライズ戦
2018/06/12
パールボウルのブロック予選を勝ち抜き、準決勝での対戦相手は、三年続けてノジマ相模原ライズ(以下、ノジマ相模原)との対戦となりました。ノジマ相模原とは、過去二回のパールボウル準決勝では勝利したものの、昨年のリーグ戦での対戦では42-49と敗れています。春の試合とは言え、ノジマ相模原初のボウルゲーム進出の為に、また過去二回の雪辱のために、この試合に賭ける意気込みは並々ならないものと想像されます。
ただノジマ相模原は、二年間チームオフェンスの核であったQBガートナー選手が退団し、またQB荒木選手も移籍し、ベテランQB#10藤本選手に今シーズンから加入したQB#11ラフレア選手を中心にオフェンスシステムを再構築中。これに対して、BigBlueのディフェンスがどの様に対抗するか注目されます。同様にBigBlueオフェンスも、優秀な新人レシーバー陣が加わった一方で、グランドアタックの主軸RB末吉選手が引退しシステムに偏りが生まれています。ノジマ相模原ディフェンスにしても、プレーを絞りやすくなっており、この試合は双方のディフェンスチームの活躍が試合の趨勢を決める鍵になりそうです。
台風の影響もあり、冷たい雨が降る悪コンディションの中、K#11佐藤選手のキックオフで試合が始まります。
ノジマ相模原2回目の攻撃では、DL#90遠藤選手がQBサックを見せて大きく後退させると、これが響きパントで交替します。BigBlue 2回目の攻撃では、WR#84近江選手へのパスにWR#19鈴木選手のランで大きく前進。さらにRB#37伊藤選手のランで敵陣に入ると、ここからパスでエンドゾーンを目指しますが、QB#3クラフト選手とレシーバーのタイミングが合わず失敗が続き、再びパントで攻撃権が移動します。この後も、ノジマ相模原の攻撃をDL#44福岡のQBサックで押し返しますが、BigBlueの攻撃もパスが安定せずに、どちらもパントで攻撃権が移動します。
1Q終盤からノジマ相模原は、今季加入したQB#11ラフレア選手が登場します。しかし、DL#96植村選手のロスタックルを受けたところで、試合は2Qに入ります。2Q最初のプレーでQB#11ラフレア選手は、ドロップバックをしてターゲットを探しパスを投じますが、これをLB#5コグラン選手がチップをして弾くと自らキャッチ。辛くもQB#11ラフレア選手がタックルしますが、44ヤードを戻して敵陣32ヤードからの攻撃権を得ます。RB#37伊藤選手へのパスと、TE#40スタントン選手のジェットスイープで6ヤード進み3rdダウン4ヤードのプレー。QB#3クラフト選手は、一気にTDを狙って左エンドゾーン手前に走り込むWR#82白根選手へパスを投じます。DB#22河石選手と競り合いながらも、その長身を生かして白根選手がキャッチ。そのまま振り向きエンドゾーンに入り、先制のTDを奪います。
続くノジマ相模原の攻撃では、QB#11ラフレア選手から、WR#85八木選手へのパスで大きく前進すると、自らもスクランブルで敵陣に入ります。さらにWR#1中田選手、WR#85八木選手へのパスに、ここまで対応出来ていたRB#27細野選手のランも出始め、ゴール前9ヤードまで前進します。QB#11ラフレア選手は、一度左サイドにロールアウトしますが、エンドゾーンでフリーになったWR#1田中選手を見つけるとTDパスを通し、直ぐさま同点に追いつきます。
その直後のキックオフ。K#13鈴木選手のキックは、エンドゾーン手前でWR#81栗原選手がキャッチ。左サイドに出来たエッジに沿って加速すると、そのまま89ヤードを独走してリターンTDを奪い、直ぐさま14-7と逆転に成功します。次のノジマ相模原の攻撃では、QB#11ラフレア選手のスクランブルでダウン更新は許しますが、DL#90遠藤選手、DL#96植村選手、DL#44福岡選手のラッシュでパスが定まらずパントで交替となります。
続くBigBlueの攻撃では、QB#3クラフト選手はランプレーを挟みながら、WR#81栗原選手、WR#85鈴木選手、TE#40スタントン選手とパスが成功。さらにRB#37伊藤選手が19ヤードを走り、ゴール前13ヤードでファーストダウンを更新します。ノジマ相模原のタイムアウト開け最初のプレー、スナップ受けたQB#3クラフト選手は、右にゆっくり移動しながらタイミングを計ると、エンドゾーン右隅のWR#85鈴木選手へTDパスが成功。21-7とさらに点差を広げます。続くノジマ相模原の攻撃は、DL#95樫本選手が-13ヤードのQBサックで交替させ結局パントで終了。残り1分4秒からBigBlueは貪欲に得点を狙いますが、敵陣に入ったところで2Qが終了し、21-7で前半を折り返します。
ノジマ相模原2回目の攻撃では、最初のランプレーはDL#92トゥアウ選手がロスタックルして押し戻しますが、ここからQB#11ラフレア選手は、左右に短いパスを投げ分け確実にボールを進め、敵陣37ヤードでファーストダウンを更新します。RB#25東松選手のランをDL#96植村選手がノーゲインに押さえた後2ndダウンのプレー、左サイドラインのWR#85八木選手へ投じたパスを、LB#5コグラン選手がこの試合2回目のインターセプトに成功し、自陣40ヤードからBigBlueの攻撃となります。再びQB#3クラフト選手が登場し3rdダウンロングからのプレー。ダウン更新を狙いパスを投じますが、今度はDL#52鈴木選手がタイミング良く前に入りインターセプト。折角のチャンスを得点に結びつけることが出来ません。
インターセプトと共に試合の流れも掴んだノジマ相模原は、ランプレーはディフェンスに止められるものの、WR#85八木選手へのパスが確実にヒットしダウン更新を続けます。WR#85八木選手がゴール前2ヤードまで進めてファーストダウンを更新しますが、続くRB#27細野選手のダイブはDB#1中谷選手が1ヤードのロスタックル。ここで3Qが終わり、試合はいよいよ4Qに入ります。2ndダウンでは再びRB#27細野選手がオープンを狙いますが、今度もDB#1中谷選手が-4ヤードのロスタックル。3rdダウンで7ヤードが残ったところでQB#11ラフレア選手は、ドロップバックすると右パイロン際のWR#85八木選手へ素早くパスを投じます。DB#10小阪田選手ともつれるようになりながらも、WR#85八木選手がエンドゾーンでキャッチ。4Q早々に21-14と点差を縮めてきます。
BigBlueの攻撃が4thダウンパントで終わり、続くノジマ相模原の攻撃。1stダウンのパスをキャッチしたWR#15出島選手ですが、直ぐさまDB#10小阪田選手がタックルをすると、倒れながらも右手を強引にボールの隙間にねじ込み弾き出します。このボールをLB#6大滝選手がリカバリーし直ぐさま攻撃権を奪い返します。しかし次のBigBlueの攻撃も淡泊に4thダウンパントで終了しますが、パンターへの反則でダウン更新となりBigBlueの攻撃が続きますが、敵陣に入ったところで4thダウン1ヤード。ここでQB#3クラフト選手はギャンブルで飛び込みますがダウン更新には届かず、攻撃権はノジマ相模原へ移動します。ノジマ相模原も4thダウン1ヤードとなり、こちらもギャンブルを選択。RB#27細野選手が飛び込みますが、一瞬早くDL#93佐久間選手が飛び込みノーゲインで阻止。こちらもギャンブル失敗となります。
4Qも中盤からのBigBlueの攻撃は、再びQB#2政本選手が登場。タイムコントロールも兼ねてか、QB#2政本選手自らボールを運びますが4thダウンで1ヤードが残ります。ここでQB#3クラフト選手に交替すると、今度はWR#19鈴木選手がランナーとしてダイブしダウンを更新し敵陣に入ります。そのままQB#3クラフト選手が残りプレーを続けますが、3rdダウン6ヤードの場面でスクランブルに出るところでボールを叩かれてファンブルし、これをLB#5田中選手がリカバーします。その直後のプレー、ストレートで走るWR#85八木選手にロングパスがヒット。DB#20矢部選手が辛くもタックルしますが、ゴール前6ヤードまで一気に前進を許してしまいます。QB#11ラフレア選手は、TDを狙うパスを3回投じますがBigBlueディフェンスも堅守して失敗。4thダウンとなりますが、ノジマ相模原はFGではなくプレーを選択します。そのギャンプルプレーは、RB#25東松選手がオフタックルを抜けるとそのままエンドゾーンへ走り込み、とうとう21-21の同点に追いつかれます。
4Q残り2分45秒からのBigBlueの攻撃は、一度はTE#40スタントン選手へのパスでダウン更新するも敵陣45ヤードで4thダウン5ヤードとなります。ここで無理をせずにパントを選択。ノジマ相模原は残り1分37秒から逆転を狙っての攻撃が始まります。DL#90遠藤選手のQBサックで9ヤード後退しますが、ここからWR#85八木選手に3回連続してパスが成功し、ゴール前20ヤードでファーストダウンを更新します。RB#27細野選手のランで時計を動かし、残り3秒でノジマ相模原はタイムアウトで時計を止めて、逆転サヨナラのFGを狙います。BigBlueも最後のタイムアウトを消費してプレッシャーを掛けるなか、K#13佐藤選手は35ヤードFGを狙います。スナップと同時にラッシュするBigBlueディフェンス。そのプレッシャーに僅かに動揺したか、K#13佐藤選手のキックはゴールポスト左に逸れて失敗。九死に一生を得たBigBlue。試合は10分の休憩の後、延長戦に入ります。
続くBigBlueの攻撃では、QB#2政本選手が登場。WR#19鈴木選手のランと自らのキープで、ボールを確保しながら前進。ゴール前9ヤードでダウンを更新すると、さらにエンドゾーンを目指してグランドアタックを続けますが、ノジマ相模原のディフェンスも厚く、4thダウンで2ヤードが残ります。ここでK#11佐藤選手が登場。ノジマ相模原のタイムアウトのプレッシャーの後、冷静にこの19ヤードFGを蹴り込み、3時間近く続いた激戦に24-21と決着を付け、三年連続のパールボウル進出となりました。
正直なところ、4Q最後のFGの場面では2年前のJXBトーナメントで富士通フロンティアーズにサヨナラFGで敗れた場面がよぎりましたが、フィールドの11名は勿論、サイドラインやスタンド全員の気持ちが、僅かにボールの弾道を曲げたのかもしれません。そう言う気持ちの勝負でも、相手を圧倒出来る迫力をさらに強めないと、JXB優勝やRice Bowl優勝というゴールにはなかなか到達出来ないでしょう。そう言う意味では、この試合は昨年のエレコム戦でのオーバータイムの勝負の時のように、気持ちの面でも最後まで勝負できたことがチームとして成長した一つの証しと言えるでしょう。
パールボウル決勝は、昨年と同じくオービックシーガルズとの対戦となります。昨年はパールボウルでは敗れましたが、秋のリーグ戦では初白星を得ることが出来ました。昨年JXB進出を阻まれたオービックは、春から戦力を充実させており、今最も充実しているチームです。秋のリーグ戦では対戦予定はありませんが、トーナメントに進めば対戦する可能性が生まれてきます。その為にも、次の試合は貴重な試合になるでしょう。今回以上の激戦を勝ち抜く試合を、是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
ただノジマ相模原は、二年間チームオフェンスの核であったQBガートナー選手が退団し、またQB荒木選手も移籍し、ベテランQB#10藤本選手に今シーズンから加入したQB#11ラフレア選手を中心にオフェンスシステムを再構築中。これに対して、BigBlueのディフェンスがどの様に対抗するか注目されます。同様にBigBlueオフェンスも、優秀な新人レシーバー陣が加わった一方で、グランドアタックの主軸RB末吉選手が引退しシステムに偏りが生まれています。ノジマ相模原ディフェンスにしても、プレーを絞りやすくなっており、この試合は双方のディフェンスチームの活躍が試合の趨勢を決める鍵になりそうです。
台風の影響もあり、冷たい雨が降る悪コンディションの中、K#11佐藤選手のキックオフで試合が始まります。
モメンタムを掴み、リードする前半
QB#10藤本選手が登場し、ノジマ相模原最初の攻撃。WR#15出島選手へロングパスが通りダウンを更新しますが、LB#6大滝選手の好タックルが続き4thダウンパントで攻撃権が移動します。BigBlue最初の攻撃では、QB#3クラフト選手が登場すると、こちらもTE#40スタントン選手へロングパスが成功しダウンを更新。しかし、パスが安定せずに失敗し4thダウンパントで終了します。ノジマ相模原2回目の攻撃では、DL#90遠藤選手がQBサックを見せて大きく後退させると、これが響きパントで交替します。BigBlue 2回目の攻撃では、WR#84近江選手へのパスにWR#19鈴木選手のランで大きく前進。さらにRB#37伊藤選手のランで敵陣に入ると、ここからパスでエンドゾーンを目指しますが、QB#3クラフト選手とレシーバーのタイミングが合わず失敗が続き、再びパントで攻撃権が移動します。この後も、ノジマ相模原の攻撃をDL#44福岡のQBサックで押し返しますが、BigBlueの攻撃もパスが安定せずに、どちらもパントで攻撃権が移動します。
1Q終盤からノジマ相模原は、今季加入したQB#11ラフレア選手が登場します。しかし、DL#96植村選手のロスタックルを受けたところで、試合は2Qに入ります。2Q最初のプレーでQB#11ラフレア選手は、ドロップバックをしてターゲットを探しパスを投じますが、これをLB#5コグラン選手がチップをして弾くと自らキャッチ。辛くもQB#11ラフレア選手がタックルしますが、44ヤードを戻して敵陣32ヤードからの攻撃権を得ます。RB#37伊藤選手へのパスと、TE#40スタントン選手のジェットスイープで6ヤード進み3rdダウン4ヤードのプレー。QB#3クラフト選手は、一気にTDを狙って左エンドゾーン手前に走り込むWR#82白根選手へパスを投じます。DB#22河石選手と競り合いながらも、その長身を生かして白根選手がキャッチ。そのまま振り向きエンドゾーンに入り、先制のTDを奪います。
続くノジマ相模原の攻撃では、QB#11ラフレア選手から、WR#85八木選手へのパスで大きく前進すると、自らもスクランブルで敵陣に入ります。さらにWR#1中田選手、WR#85八木選手へのパスに、ここまで対応出来ていたRB#27細野選手のランも出始め、ゴール前9ヤードまで前進します。QB#11ラフレア選手は、一度左サイドにロールアウトしますが、エンドゾーンでフリーになったWR#1田中選手を見つけるとTDパスを通し、直ぐさま同点に追いつきます。
その直後のキックオフ。K#13鈴木選手のキックは、エンドゾーン手前でWR#81栗原選手がキャッチ。左サイドに出来たエッジに沿って加速すると、そのまま89ヤードを独走してリターンTDを奪い、直ぐさま14-7と逆転に成功します。次のノジマ相模原の攻撃では、QB#11ラフレア選手のスクランブルでダウン更新は許しますが、DL#90遠藤選手、DL#96植村選手、DL#44福岡選手のラッシュでパスが定まらずパントで交替となります。
続くBigBlueの攻撃では、QB#3クラフト選手はランプレーを挟みながら、WR#81栗原選手、WR#85鈴木選手、TE#40スタントン選手とパスが成功。さらにRB#37伊藤選手が19ヤードを走り、ゴール前13ヤードでファーストダウンを更新します。ノジマ相模原のタイムアウト開け最初のプレー、スナップ受けたQB#3クラフト選手は、右にゆっくり移動しながらタイミングを計ると、エンドゾーン右隅のWR#85鈴木選手へTDパスが成功。21-7とさらに点差を広げます。続くノジマ相模原の攻撃は、DL#95樫本選手が-13ヤードのQBサックで交替させ結局パントで終了。残り1分4秒からBigBlueは貪欲に得点を狙いますが、敵陣に入ったところで2Qが終了し、21-7で前半を折り返します。
九死に一生を得て、試合はオーバータイムへ
後半はノジマ相模原のキックオフで始まりますが、オフサイドの反則が2回続き、3回目のキックでWR#81栗原選手が自陣34ヤード迄戻し、BigBlueの攻撃が始まります。3QからはQB#2政本選手が登場しますが、ダウン更新すること無くパントで交替します。続くノジマ相模原の攻撃も、DL#93佐久間選手、LB#35高橋選手と好タックルで前進を阻止し、こちらもパントで交替。2回目のBigBlueの攻撃も、3rdダウンでWR#82白根選手へ投じたダウン更新のパスをDB#22河石選手がカットし失敗。3Q中盤まで、どちらのチームも攻めあぐねた状態が続きます。ノジマ相模原2回目の攻撃では、最初のランプレーはDL#92トゥアウ選手がロスタックルして押し戻しますが、ここからQB#11ラフレア選手は、左右に短いパスを投げ分け確実にボールを進め、敵陣37ヤードでファーストダウンを更新します。RB#25東松選手のランをDL#96植村選手がノーゲインに押さえた後2ndダウンのプレー、左サイドラインのWR#85八木選手へ投じたパスを、LB#5コグラン選手がこの試合2回目のインターセプトに成功し、自陣40ヤードからBigBlueの攻撃となります。再びQB#3クラフト選手が登場し3rdダウンロングからのプレー。ダウン更新を狙いパスを投じますが、今度はDL#52鈴木選手がタイミング良く前に入りインターセプト。折角のチャンスを得点に結びつけることが出来ません。
インターセプトと共に試合の流れも掴んだノジマ相模原は、ランプレーはディフェンスに止められるものの、WR#85八木選手へのパスが確実にヒットしダウン更新を続けます。WR#85八木選手がゴール前2ヤードまで進めてファーストダウンを更新しますが、続くRB#27細野選手のダイブはDB#1中谷選手が1ヤードのロスタックル。ここで3Qが終わり、試合はいよいよ4Qに入ります。2ndダウンでは再びRB#27細野選手がオープンを狙いますが、今度もDB#1中谷選手が-4ヤードのロスタックル。3rdダウンで7ヤードが残ったところでQB#11ラフレア選手は、ドロップバックすると右パイロン際のWR#85八木選手へ素早くパスを投じます。DB#10小阪田選手ともつれるようになりながらも、WR#85八木選手がエンドゾーンでキャッチ。4Q早々に21-14と点差を縮めてきます。
BigBlueの攻撃が4thダウンパントで終わり、続くノジマ相模原の攻撃。1stダウンのパスをキャッチしたWR#15出島選手ですが、直ぐさまDB#10小阪田選手がタックルをすると、倒れながらも右手を強引にボールの隙間にねじ込み弾き出します。このボールをLB#6大滝選手がリカバリーし直ぐさま攻撃権を奪い返します。しかし次のBigBlueの攻撃も淡泊に4thダウンパントで終了しますが、パンターへの反則でダウン更新となりBigBlueの攻撃が続きますが、敵陣に入ったところで4thダウン1ヤード。ここでQB#3クラフト選手はギャンブルで飛び込みますがダウン更新には届かず、攻撃権はノジマ相模原へ移動します。ノジマ相模原も4thダウン1ヤードとなり、こちらもギャンブルを選択。RB#27細野選手が飛び込みますが、一瞬早くDL#93佐久間選手が飛び込みノーゲインで阻止。こちらもギャンブル失敗となります。
4Qも中盤からのBigBlueの攻撃は、再びQB#2政本選手が登場。タイムコントロールも兼ねてか、QB#2政本選手自らボールを運びますが4thダウンで1ヤードが残ります。ここでQB#3クラフト選手に交替すると、今度はWR#19鈴木選手がランナーとしてダイブしダウンを更新し敵陣に入ります。そのままQB#3クラフト選手が残りプレーを続けますが、3rdダウン6ヤードの場面でスクランブルに出るところでボールを叩かれてファンブルし、これをLB#5田中選手がリカバーします。その直後のプレー、ストレートで走るWR#85八木選手にロングパスがヒット。DB#20矢部選手が辛くもタックルしますが、ゴール前6ヤードまで一気に前進を許してしまいます。QB#11ラフレア選手は、TDを狙うパスを3回投じますがBigBlueディフェンスも堅守して失敗。4thダウンとなりますが、ノジマ相模原はFGではなくプレーを選択します。そのギャンプルプレーは、RB#25東松選手がオフタックルを抜けるとそのままエンドゾーンへ走り込み、とうとう21-21の同点に追いつかれます。
4Q残り2分45秒からのBigBlueの攻撃は、一度はTE#40スタントン選手へのパスでダウン更新するも敵陣45ヤードで4thダウン5ヤードとなります。ここで無理をせずにパントを選択。ノジマ相模原は残り1分37秒から逆転を狙っての攻撃が始まります。DL#90遠藤選手のQBサックで9ヤード後退しますが、ここからWR#85八木選手に3回連続してパスが成功し、ゴール前20ヤードでファーストダウンを更新します。RB#27細野選手のランで時計を動かし、残り3秒でノジマ相模原はタイムアウトで時計を止めて、逆転サヨナラのFGを狙います。BigBlueも最後のタイムアウトを消費してプレッシャーを掛けるなか、K#13佐藤選手は35ヤードFGを狙います。スナップと同時にラッシュするBigBlueディフェンス。そのプレッシャーに僅かに動揺したか、K#13佐藤選手のキックはゴールポスト左に逸れて失敗。九死に一生を得たBigBlue。試合は10分の休憩の後、延長戦に入ります。
値千金のインターセプト、決勝のフィールドゴール
コイントスの結果、ノジマ相模原の攻撃からオーバータイムが始まります。ゴール前25ヤードからの攻撃は、QB#11ラフレア選手がスクランブルに出て13ヤード前進。次のプレーでは、ラッシュを避けながら一旦はTE#18藤本選手にパスを投げようとしますが、ラッシュしてきたLB#5コグラン選手の手が肩に掛かると一回転して避けながらパスを投じます。しかし、これがカバーしていたDB#13神津選手へ投げ込む形となりインターセプト。ノジマ相模原の攻撃を断ち切ります。続くBigBlueの攻撃では、QB#2政本選手が登場。WR#19鈴木選手のランと自らのキープで、ボールを確保しながら前進。ゴール前9ヤードでダウンを更新すると、さらにエンドゾーンを目指してグランドアタックを続けますが、ノジマ相模原のディフェンスも厚く、4thダウンで2ヤードが残ります。ここでK#11佐藤選手が登場。ノジマ相模原のタイムアウトのプレッシャーの後、冷静にこの19ヤードFGを蹴り込み、3時間近く続いた激戦に24-21と決着を付け、三年連続のパールボウル進出となりました。
昨年の雪辱をかけて、オービックと再戦
事前に厳しい試合は予想されていましたが、それを遥かに超える内容の試合でした。試合序盤は、どちらのチームも攻めあぐねる状態で1Qが進みましたが、BigBlueのオフェンスは今ひとつタイミングが合わずに歯車が微妙にずれていたように感じられました。ただ、ディフェンスはノジマ相模原の攻撃をしっかり押さえていましたから、その間にオフェンスがリズムを取り戻し、2Qでの3TDに繋がったと言えるでしょう。そのコンビネーションは、次に生きる結果だったと思います。ただ、その前半の好調さが後半には続かず、結果後半は無得点で終わってしまったことは大きな反省点と言えるでしょう。得点のチャンスは何度もありましたが、悪天候も影響したのかもう一つピリッとしたプレーが欲しかったと感じられます。ディフェンスも、まだまだ課題は多いものの、4回のターンオーバーが勝利への原動力と言って良く、そう言う意味ではこの試合はディフェンスの活躍が勝因であったと言えるでしょう。正直なところ、4Q最後のFGの場面では2年前のJXBトーナメントで富士通フロンティアーズにサヨナラFGで敗れた場面がよぎりましたが、フィールドの11名は勿論、サイドラインやスタンド全員の気持ちが、僅かにボールの弾道を曲げたのかもしれません。そう言う気持ちの勝負でも、相手を圧倒出来る迫力をさらに強めないと、JXB優勝やRice Bowl優勝というゴールにはなかなか到達出来ないでしょう。そう言う意味では、この試合は昨年のエレコム戦でのオーバータイムの勝負の時のように、気持ちの面でも最後まで勝負できたことがチームとして成長した一つの証しと言えるでしょう。
パールボウル決勝は、昨年と同じくオービックシーガルズとの対戦となります。昨年はパールボウルでは敗れましたが、秋のリーグ戦では初白星を得ることが出来ました。昨年JXB進出を阻まれたオービックは、春から戦力を充実させており、今最も充実しているチームです。秋のリーグ戦では対戦予定はありませんが、トーナメントに進めば対戦する可能性が生まれてきます。その為にも、次の試合は貴重な試合になるでしょう。今回以上の激戦を勝ち抜く試合を、是非見せて欲しいと思います。Go BigBlue!
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