あるOBの呟き- 第六節: vs オービックシーガルズ戦
2019/11/10

今シーズンのオービックは、2年目のQB#3ハワード選手がシステムに馴染み、WR#18木下選手、WR#81水野選手、WR#84西村選手ら豊富なレシーバー陣にパスを通していますが、それ以上に脅威なのはグランドアタック。RB#29李選手とRB#30地村選手の二選手が、リーディングラッシャーの富士通・グラント選手に並ぶ活躍を見せており、機動力で言えばリーグトップの実力と言えます。一方ディフェンスでも、引退したケビンジャクソン選手の後を埋めるDL#17ファナイカ選手が加入。ディフェンスの中心である、DL#23バイロン選手とともに、強力なフロントラインは健在で、この壁をいかに崩すかがこの試合の課題になりそうです。
最高の先制点、追撃して前半を折り返す

続くオービックのファーストドライブは、ダウン更新を許すものの、オービックのホールディングの反則から流れが変わり、DL#92トゥアウ選手、LB#57寺林選手、DL#34ブルックス選手とロスタックルにQBサックと相手を押し戻してパントで終わります。しかし、続くBigBlueの攻撃では、チップして浮いたボールを、LB#48小田原選手がインターセプトし、攻撃権を直ぐさま取り替えされてしまいます。このオービックの攻撃は、ダウン更新は許すもののディフェンスが踏ん張りQBのQB#3ハワード選手にプレッシャーをかけパス失敗が続き、このシリーズも4thダウンパントに押さえます。ところがQB#12荒木選手のパントをエンドゾーン手前でキャッチしたWR#81栗原選手がこれを溢すと、オービックDB#38石神選手がゴール前4ヤードでリカバー。ここからRB#43望月選手のダイブを2ヤードでLB#5コグラン選手が止めたところで、試合は2Qに入ります。2Q最初のプレー、ラッシュを受けて右にスプリントアウトしながらQB#3ハワード選手が投じたパスを、LB#22中山選手がエンドゾーン内でインターセプトし、窮地を救います。

自陣19ヤードからのBigBlueの攻撃は、QB#3クラフト選手からWR#84近江選手へパスが成功。ダウン更新と思われたところにタックルを受けると、痛恨のファンブル。これをDB#1砂川選手がゴール前28ヤードでリカバーします。RB#29李選手が3ヤード進めた後の2ndダウン、QB#3ハワード選手が余裕を持って投じたパスは、メインターゲットのWR#18木下選手に通り、これが逆転のTDパスとなります。仕切り直しとなり、自陣21ヤードからのBigBlueの攻撃。QB#3クラフト選手のスクランブルでダウンを更新すると、続けてTE#40スタントン選手へパスが成功し敵陣26ヤードへ。ここからTDを狙いますが、何れもオーバースロー気味となり失敗。4thダウンとなり、K#11佐藤選手が登場すると、43ヤードFGを成功させ、10-14と点差を縮めます。

FGキックが失敗したため、自陣37ヤードからのBigBlueの攻撃は、残り時間も少ないなか、QB#3クラフト選手はRB#28伊藤選手を使います。RB#28伊藤選手は、オービックのディフェンスを掻い潜り、2回のランで敵陣に入りダウンを更新します。再びRB#28伊藤選手がハンドオフを受けて6ヤード進むと、ボールは敵陣40ヤード。残り時間との競争の中、今度は左サイドのWR#84近江選手へパスが通ると、タックルを受けながらもランアフターキャッチでゴール前30ヤードまでボールを運びます。ここで最後のタイムアウトを取ると、残り時間は1秒。再びK#11佐藤選手が登場すると、47ヤードのFGトライに臨みます。緊張の中、K#11佐藤選手のキックはゴールポストの中心を通過して成功。逆転はならなかったものの、1点差の13-14迄点差を縮めて前半を折り返します。
モメンタムが途切れ、反撃も届かず

次のBigBlueの攻撃は、QB#3クラフト選手がQBサックを受けて大きく後退し、4thダウンパントで終了。続くオービックは、再びハンドオフフェイクのQBキープで敵陣に入ると、RB#30地村選手のランの後のパス失敗で、3rdダウン残り3ヤードとなります。ここで再びRB#30地村選手がボールを受け取ると、右オープンを駆け上がり一気に38ヤードを走り抜けTD。続けてTDを奪われ、13-28と点差が広がります。

RB#47山中選手が2回運びダウンを更新したものの、反則で15ヤードの罰退。しかしTE#40スタントン選手へのパスはランアフターキャッチ(RAC)で大きく前進し、敵陣34ヤードまで進みます。RB#28伊藤選手がヤード進めると、2ndダウンではWR#85鈴木選手へパスが成功し、ゴール前2ヤードまで進みます。そして次のプレーでも、WR#85鈴木選手にゴールライン上でのTDパスが成功します。点差を縮めたいBigBlueは、トライフォーポイント(TFP)では2点コンバージョンを狙いますが、パスは失敗。得点は、19-28と1TD/1FG以上が必要な2ポゼッション差のままです。しかし、次のオービックの攻撃では、RB#29李選手が右オープンに一旦出ると直ぐさま反対側へカットバック。そのまま左オープンを駆け抜けTDを奪い、直ぐさま点差は19-35と広がります。

次のK#11佐藤選手のキックオフは、オンサイドキックでしたが、これをWR#18木下選手が確保し、オービックは自陣49ヤードからの攻撃開始です。1stダウンのプレーはRB#30地村選手へのハンドオフ。スクリメージラインに沿って左に移動する地村選手は、タックルを振り切ると縦に切れ上がり、そのまま51ヤードを独走。僅か1プレーで、点差は3ポゼッション差まで広がります。残り3分33秒からのBigBlueの攻撃は、反則で5ヤード罰退したこともあり厳しい状況になります。RB#47山中選手のランは1ヤードで止められ、RB#4鈴木選手へのフレアーパスもロスタックルで止められると、4thダウンパントで攻撃権がオービックに移動します。オービックは、RB#43望月選手のランで時計を進め、最後はQB#6菅原選手がニーダウンをして、25-42で試合終了となりました。
今シーズンの全てを見せる最終戦へ

この試合に敗れたため、最終戦に勝利してもBigBlueは最大で3勝5敗となります。同じく最終戦の結果で、3勝5敗で並ぶ可能性のあるエレコム神戸とは直接対決で敗れているため順位で上回ることが出来ないため、BigBlueはリーグ戦5位以下が確定しました。2016年シーズンから毎年JXB準決勝以上に進んでいたBigBlueですが、今シーズンはそれが一旦途切れることになります。残念な気持ちは、選手やスタッフも同様だと思いますが、昨シーズンBigBlueに敗れたチームが今シーズンの勝利を目標に努力した結果であり、今度はBigBlueがその結果を来シーズンに向けて実行する番です。その為にも、次の最終戦では今シーズンやるべきだったこと、そして来シーズンに繋がる事、全てを出し切って欲しいと思います。Go BigBlue!
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