あるOBの呟き- 第二節: vs オービックシーガルズ戦

2021/09/21

前節の悔しい引き分けからの2週間、第二節は昨年のリーグチャンピオン、オービックシーガルズ(以下、オービック)との対戦です。この試合は、オービックが習志野市に、BIG BLUEは千葉市(海浜幕張)と、同じ千葉県内に活動拠点を持つチーム同士の対戦という事で「チバダービー」と名付けられ、新習志野駅に隣接する「第一カッターフィールド(秋葉サッカー場)」での対戦となります。BIG BLUEは、2013年のリーグ戦でもこの会場でオービックと対戦し、その時は41-42と1点差で惜敗しました。

オービックの第一節の試合は、相手チームの都合により対戦が無かったため、この試合が今シーズンの開幕戦となります。昨年は短縮リーグ戦だったためにリーグ戦での対戦はありませんでしたが、2019年シーズンのリーグ戦は25-42と大差で敗れています。実は、2013年は41-42で敗れた後、次にリーグ戦で対戦した2016年シーズンは、タイブレークの末再び23-24で破れたものの、翌年2017年シーズンは38-34で初めて勝ち星を挙げています。しかし、その2年後の2019年シーズンには再び25-42と大差を付けられて敗退。当時オービックは、リーグチャンピオン奪取のためにチーム強化を毎年行っており、それが昨シーズン結実したわけですが、今シーズンも厳しい対戦内容が予想されます。
 

あっと言う間の3TDの失点

試合はオービックK#96高坂選手のキックオフで開始。ゴールラインでこのボールをキャッチしたWR#8スミス選手は、リードブロッカーを匠に使いつつ左右にカットを切り自陣48ヤードまで大きく戻します。ここからQB#2政本選手は、WR#85鈴木(隆)選手、WR#15九里選手選手へのパスでダウンを更新すると、RB#4鈴木(恵)選手もダウン更新のラン。ゴールラインに近づくものの、3rdダウンでTDを狙ったWR#8スミス選手へのパスが失敗したため、4thダウンではフィールドゴール(FG)を狙います。K#19丸山選手は、41ヤードのFGを成功。まずは3-0と試合先制します。

続くオービックの攻撃は、QB#11ロックレイ選手からWR#81水野選手へのパスで敵陣に入ると、RB#38荒竹選手が一気に抜けだしLB#35ガンボア選手が辛くもゴール前20ヤードでタックルします。この後ゴールポスト下に走り込んだTE#85ホフ選手に16ヤードTDパスが成功し、オービックが3-7と逆転をします。続くBIG BLUEの攻撃では、WR#8スミス選手がパスをキャッチすると、再び華麗なカットバックでタックルをかわし敵陣44ヤード迄一気にボールを進めます。しかし2ndダウンのプレーで、WR#80小鳥居選手へのパスを、DB#36北村選手がインターセプトすると、次のプレーで再びWR#85ホフ選手へ38ヤードTDパスが成功。3-14と点差が広がります。

続くBIG BLUEの攻撃では、WR#85鈴木(隆)選手へのパスは、素早いタックルを受けて1ヤードのロス。さらに、次のプレーではハンドオフミスでボールがファンブルとなり、OL#71永山選手が辛くもリカバリーしますがさらに5ヤード後退。4thダウンロングとなり、K#19丸山選手のパントでシリーズが終わります。そのパントをキャッチしたWR#84西村選手を、カバーチームに入ったRB#32遠藤選手が好タックルで2ヤード押し戻して攻撃権が移動します。

BIG BLUEのディフェンスライン(DL)は、QB#11ロックレイ選手にプレッシャーを掛けますが、TE#85ハフ選手、WR#84西村選手とパスが通ると、さらにランアフターキャッチ(RAC)でヤードを伸ばされてしまいます。RB#30地村選手のランアタックは、LB#57寺林選手、DL#34ブルックス選手のタックルで止めるものの、ここでBIG BLUEの反則が続きボールはゴール前2ヤードでファーストダウンを更新。最後は、アウトサイド逃げるWR#26野崎選手をDB#1中谷選手がカバーしますが、僅かに届かずTDレシーブを許してしまいます。

続くBIG BLUEの攻撃では、WR#82白根選手、TE#87松岡(直)選手とダウン更新のバスが続き敵陣に入り、QB#2政本選手のスクランブルでゴール前31ヤードまで進んだところで第2Qに入ります。ここからエンドゾーンを狙うQB#2政本選手ですが、オービックのディフェンスも厚くパスが続けて失敗。再びK#19丸山選手が登場すると、48ヤードFGを見事に成功。6-21と追撃します。しかし直後のオービックの攻撃では、3rdダウン9ヤードの場面で、右サイドライン際のWR#81水野選手への35ヤードパスが成功。一気にゴール前に攻め込まれると、最後はRB#30地村選手が飛び込み、6-28と再び点差が広がります。

何とか点差を縮めたいBIG BLUE。1stダウンのパス失敗の後、2ndダウンでTE#40スタントン選手へパスを投じますが、これをDB#4久保選手がインターセプト。オービックはここからTE#85ホフ選手へのパスで一気にゴール前3ヤードダウンを更新。しかし、LB#57寺林選手の攻守でTDランアタックを止め、何とかK#49星野選手の24ヤードFGに押さえます。次のBIG BLUEの攻撃では、リズムを変えるためかQB#7馬島選手が登場。しかしBIG BLUEの反則の罰退でダウン更新出来ずにパントで終わります。この後両チームともに攻め手に欠けてパントでの攻守交代が続き、前半を6-31で折り返します。
 

何とか踏みとどまる後半だが

後半は、K#16福岡選手のキックオフで始まります。このキックはタッチバックとなり、オービックは自陣25ヤードから。このシリーズからQBがQB#15小林選手に交代しますが、LB#57寺林選手のロスタックルに相手の反則もあり、4thダウンパントで交代します。続くBIG BLUEの攻撃もパントで交代し、オービックの攻撃に。RB#31川上選手の中央突破プレーで、飛び込んだDL#34ブルックス選手が片手でタックルをして体制を崩すと、DB#33家田選手が足下にタックル。そこにLB#5コグラン選手がボールを叩き出すと、DB#23永井選手がリカバーし攻撃権を奪います。

敵陣26ヤードからのBIG BLUEの攻撃は、1stダウンのパス失敗の後、2ndダウンではQB#2政本選手が左にロールアウトしながら投じたパスを、WR#8スミス選手がDB二人に挟まれながらもジャンプ一閃してキャッチ。ゴール前4ヤードでファーストダウンを獲得すると、次もWR#8スミス選手に肩越しのパスが成功して待望のTDを奪います。後半に入り、やっとディフェンス、オフェンスらしさが出たシリーズが続きます。

続くオービックのシリーズは、K#16福岡選手のキックオフをWR#84西村選手がキャッチすると、スピードで一気にBIG BLUEのカバーチームを抜き去ります。辛くも、LB#24鎌田選手が追いつくと、さらにLB#17茂木選手のフォロータックルもあり、何とかゴール前23ヤードで止めます。TDを狙うオービックの攻撃は、1stダウンのパス失敗の後、2ndダウンのRB#30地村選手のランはDL#34ブルックス選手が5ヤードのロスタックル。3rdダウンでは、スクランブルに出たQB#15小林選手をLB#57寺林選手が1ヤードでタックル。4thダウンとなり、K#49星野選手が登場して40ヤードFGを狙いますが、ここでオービックはホルダーに入ったQB#15小林選手が、スナップを受けると右にロールアウトをしてTDパスを狙いますが、DB#26松浦選手のプレッシャーもありパスは失敗。ディフエンスが勝負に勝ちます。

続くBIG BLUEの攻撃では、QB#2政本選手からQB経験もあるWR#8スミス選手へボールが渡ると、WR#82白根選手へパスが投げられますが、これは距離がやや足らずに失敗。奇襲戦はどちらも失敗に終わります。その後3rdダウンのパスも失敗しBIG BLUEは4thダウンパントを蹴りオービックの攻撃に移ります。自陣48ヤードからのオービックの攻撃は、WR#84西村選手へのバスをLB#35ガンボア選手がゲイン無しでタックルすると、2ndダウンのRB#38荒竹選手のランも、LB#6大滝選手が止めます。しかし次の3rdダウン4ヤードからのプレーでは、右から左に移動してきたWR#88小坂選手にショートパスが通ると、そのままサイドライン際を独走され、48ヤードのTDレシーブとなってしまいます。

次のBIG BLUEの攻撃では、WR#83木村選手へのパスでダウンを更新すると、WR#8スミス選手へのパスで敵陣に入りダウンを更新。この後4thダウン2ヤードが残りますが、ここでWR#85鈴木(隆)選手へパスが通りゴール前26ヤードでダウンを更新します。さらに相手のパスインターフェアの反則により、ボールはゴール前11ヤードまで進みファーストダウン。ここで、ホットラインTE#40スタントン選手へのTDバスが成功し、20-38と点差を縮めます。

この後、オービックの3rdダウンのパスは成功した物のダウン更新には至らなかったため、そのまま時計を進めて3Qを終了。4Q最初のプレーはオービックのパントになりますが、このボールをリターナーのRB#21佐藤選手が確保出来ずにフリーボールになりますが、何とかRB#21佐藤選手がリカバリーし難を逃れます。BIG BLUEの攻撃は、苦しみながらも敵陣にボールを進めますが、反則による後退が響きQB#2政本選手がパントをけり交代。オービックはRB#43望月選手が49ヤードの独走を見せてゴール前に進みますが、DB#26松浦選手が3rdダウンでのダウン更新のパスを阻止し、何とかFGに押さえて20-41となります。この後、何とか追加点を入れたいBIG BLUEですが、RB#28伊藤選手の好走も有り、ゴール前9ヤードでファーストダウンを更新したものの、TDを狙ったパスをDB#10小椋選手がインターセプト。オービックが時間を消費して試合終了となりました。

 

もっと大胆で繊細なプレーを

前節の試合は引き分けたとはいえ、好調だったディフェンスの活躍をこの試合でも期待したのですが、序盤1Qに続けてTE#85ホフ選手にTDパスが成功。TDパス以外にも、QB#11ロックレイ選手とTE#85ホフ選手という、長身の選手同士による高さのあるパス対策が上手く出来ていなかったことが、この試合敗因の一つでしょう。また、マンツーマンカバーを想定して、レシーバーとディフエンスの対応でレシーバー有利となるような配置やコースを準備してきており、よく準備されたことが伺えます。それはオフエンスに対しても同様で、3回のインターセプトの場面は、QB#2政本選手が無理に投げたような場面もありましたが、レシーバーのキャッチポイントが読まれていて対応されたように感じられます。

3Qに入り、オフェンス・ディフエンスがハーフタイム中に対応してきた様子が伺え、モメンタムを掴みかけたのですが、今度は反則で相手のプレーを助ける場面が多くなったように感じます。前節よりも減っているとはいえ、本来反則は「しない」事が前提ですから、この点が改善されない限り勝利するにはまだまだ厳しい状況が続くでしょう。特に次に対戦するパナソニックインパルスは、きっちりとプレーをして反則が少ないチームですから、このままではさらに影響は大きくなるでしょう。プレーの精度を上げることは勿論ですが、チームとしてもう一段成長することが必要かもしれません。良い意味での「BIG BLUEらしさ」をもっと感じたいと思う試合内容だったと言えます。もっと「ワクワクするプレー」を、是非次の試合で存分に見せて欲しいと思います。

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