2018シーズン リーグ戦の展望

2018/08/14

8月25日(土)に開催されるアサヒビール対電通の一線から、今年もXリーグのシーズンが始まります。BigBlueの初戦は、昨年のジャパンXボウル(JXB)の再戦となる、富士通との対戦(8月26日(日))から。現在のNFA式リーグ戦が始まって3年目となりますが、力の拮抗したチーム同士の対戦が続くため、どのチームに取っても厳しい試合が今シーズンも予想されます。今期東地区2位のBigBlueは、同地区の富士通(1位)アサヒビール(3位)明治安田(5位)と対戦。さらに他地区のチームとは、LIXIL(中地区2位)エレコム神戸(西地区2位)アサヒ飲料(西地区3位)の3チームと今シーズンも対戦します。

リーグ戦では、Xリーグ所属18チームを上位のスーパー9、下位のバトル9の2グループに分けて6試合を対戦し、総合順位を決定します。スーパー9の1位から6位までは、自動的に次のJXBトーナメントに進出出来ますが、7位、8位チームはバトル9の1位、2位とのワイルドカードを行い、勝利した2チームがトーナメント進出となります。昨年はバトル9のオール三菱が、初めてワイルドカードからトーナメントに勝ち上がるなど、ワイルドカードの試合も厳しくなっています。さらに2016年シーズンでは、2勝4敗のチームがワイルドカードに回りましたが、昨年は3勝3敗でもワイルドカードに回るなど、トーナメント進出争いはさらに厳しい状況となっています。今シーズンも確実にトーナメント進出するためには、4勝がボーダーラインになるでしょう。一昨年は3勝3敗の5位、昨年は4勝2敗の5位でトーナメント進出をしたBigBlue。今年は、さらにそれを上回る成績でトーナメント進出を勝ち取れるか、対戦チームの状況が気になります。

試合の展望

  • 第一節: 富士通フロンティアーズ [2018年8月26日(日)14:30 (於:富士通スタジアム川崎)]
    JXB/ライスボウル三連覇を目指す富士通とは、昨年のJXB以来の対戦。今シーズンも優勝候補の筆頭であることは間違い無いものの、これまでチームを牽引してきたQBキャメロン選手とゴードン選手が共に引退し、オフェンスユニットの大きな変更が必要となった富士通。向かえた新しい司令塔は、バードソン選手(テキサス工科大)。学生時代の映像を見る限りでは、193cm/104kgのサイズもありポケットパサーの印象を受けます。TEの水野選手、WRの強選手、中村選手等、富士通の誇るレシーバー陣との相性も良さそうです。BigBlueとしては、もう一人の新加入選手、LBのマシス選手(ワシントン大)も気になる存在です。チームの登録ではOLB(アウトサイドLB)ですが、182cm/118kgはDE/DLとして十分なサイズ。強力な富士通DL/LB陣がさらに厚みを増し、こちらの影響の方が大きいかもしれません。その対策をどうするのかクラフトHC、カウマイヤーディフェンスコーディネーターの手腕が注目される試合になりそうです。
  • 第二節: 明治安田PentaOceanパイレーツ [2018年9月9日(日)13:30 (於:富士通スタジアム川崎)]
    バトル9の明治安田とは、昨シーズンに続いての対戦。手堅いプレーが身上で、昨シーズンはワイルドカードにあと一歩まで迫りました。過去6戦6勝しており、昨年の対戦でも52-0と完勝しており、今シーズンも確実に勝ち星を勝ち取りたい相手です。2015年からHCを務めるパウロズニックHCはクラフトHCと同じくQB(南加大)出身。その為か、昨シーズンのバトル9中では、リーグ戦での得点はトップの93点。最終成績は3勝3敗でしたが、オール三菱には13-14の1点差で、富士ゼロックスには14-28と惜しい試合を落としており、バトル9の中でもワイルドカード進出を狙う最右翼の一つと言って良いでしょう。ここからの3試合は、一週間のインターバルで続くため、BigBlueとしても連戦初戦を確実に勝利したい試合です。
  • 第三節: アサヒビールシルバースター [2018年9月16日(日)13:30 (於:富士通スタジアム川崎)]
    二年ぶりの対戦となる今回は、「有馬シルバースター」との初対戦。昨シーズンはワイルドカードでオール三菱に敗れ、春のパールボウルでは東京ガスにタイブレークで敗れるなど厳しい状況が続き、今チーム変革を最も進めているチームの一つと言えるでしょう。その一人が春の試合にも出場していた新QBステグマン選手。昨年ドイツリーグで活躍した後、今シーズンはXリーグに。ベテランQB安藤選手に続く二番手としてプレーしていますが、秋には両QBが競い合う形になり攻撃に厚みが出ると予想されます。これまでの対戦成績は4勝2敗と勝ち越していますが、何れも接戦で苦しい試合が続いています。そのバランスを崩す切っ掛けになるかもしれません。二年前の対戦では、この年ルーキーのQB政本選手の活躍でなんとか逃げ切りましたが、今回も政本選手の左腕に大いに期待が掛かる試合になりそうです。
  • 第四節: LIXILディアーズ [2018年9月24日(月祝)13:30 (於:富士通スタジアム川崎)]
    直近5年間の秋の試合では5勝3敗と勝ち越していますが、どの試合も接戦、逆転、点の取り合いと、予想がつかない展開で試合が進みます。QB加藤選手を中心としたLIXILオフェンスは、どれだけ点差があろうが機械のような正確さで得点を重ねて追いついてくる力があり、2TD差、3TD差があっても安心出来ません。従ってこの試合に勝利するためには、いかにBigBlueディフェンスが活躍するかに掛かっていると言っても過言ではありません。実際過去の試合で勝利した試合では、後半での失点を抑える事で勝っています。三連戦の最後の試合だけに、チーム状態としては厳しい事が予想され、その中でどれだけ気持ちで競り負けない試合に持ち込めるかが重要になります。バイスキャプテンの森田選手、ディフェンスキャプテンのコグラン選手のリーダーシップに期待が掛かります。
  • 第五節: アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ [2018年10月8日(月祝)14:00 (於:万博記念球技場)]
    これまでの対戦成績は4戦4勝と相性は良いのですが、特に最近の2試合では前半は全く良いところが出ず、後半も終盤になって何とか得点し逃げ切る展開が続いています。その理由としては、今回も含めて関西への遠征試合であることと、リーグ戦最終節の試合でコンディションも良くない状態での試合だったということもあるでしょう。今回は前後の試合とは二週間のインターバルがあるため、少なくともチームコンディションはこれまでよりも良い状態で臨めるはずです。その中でも、昨年関西地区の大学で活躍したレシーバー、前田選手(関西学院大)、中村選手(関西大)、近江選手(立命館大)の3選手の活躍には特に注目したい試合です。昨年は豪雨に泣かされましたが、今年も試合会場や天候も含めて、チームのコンディション作りが鍵になる試合になりそうです。
  • 第六節: エレコム神戸ファイニーズ [2018年10月21日(日)10:30 (於:富士通スタジアム川崎)]
    今シーズンは、オフェンスにはQBのソコール選手(ルイジアナ工大)とWRでハシック選手(西フロリダ大)を獲得。ソコール選手は深く投げ込む力があり、豊富なエレコムレシーバー陣とタイミングが合えば大きな戦力になります。それ以上に脅威となりそうなのが、DLに加入したペンジャミン選手(マイアミ大フロリダ)。191cm/137kgのサイズは勿論、NFLの最終ロースター直前まで残る等、その実力は侮れません。昨年の初対戦では、4Q最後に何とか同点に追いつき、さらにタイブレークでもインターセプトのビッグプレーで相手の得点を阻止してなんとか逃げ切った辛勝でした。今回は、序盤から攻守ともに激しい試合が予想されます。この1勝で大きく順位が動くだけに、是が非でも勝利で締めくくりたいリーグ最終戦です。

まずは初戦の富士通戦に全力を傾け、初勝利を獲得することが最初の目標になります。そして、その勢いをどれだけ続く試合で維持出来るかが今年は課題になります。昨年も、初戦でオービックから初勝利を奪ったものの、その後の試合は接戦を落としたり辛勝であったりと厳しいリーグ戦となりました。色々理由はあったとは思いますが、BigBlueとしてチームのスタイルがまだ固まっていなかったことも理由でしょう。3年目となる今シーズンは、これがBigBlueのフットボールと誰もが納得出来る試合を見せて欲しいと思います。 DOMINATE! BigBlue!

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