2023第42回パールボウル: オービックシーガルズ戦の見所

2023/05/20

2023年シーズン開幕戦である東京ガスクリエイターズ(以下、クリエイターズ)との初戦を、20-13で勝利したBIG BLUE。準決勝の相手は、オービックシーガルズ(以下、シーガルズ)との対戦になります。シーガルズとの春の公式戦での対戦は、2019年の第41回パールボウル決勝戦以来、4年振りの対戦となります。BIG BLUEは、2016年の第38回パールボウルで初めて決勝戦に進出し初優勝を飾って以来、以降2019年まで毎回パールボウル決勝戦に進んでおり、2017年の第39回パールボウルからの3シーズンは、全てシーガルズとの対戦になりました。試合結果は、2017年こそ27-29と僅差でしたが、残念ながら2018年(2-28)2019年(15-31)と大差で敗れており、今回は春の対戦として初勝利を勝ち取りたい試合になります。

今シーズン、コーチングスタッフを刷新したシーガルズは、初戦で胎内ディアーズ(以下、ディアーズ)と対戦。雨の中の試合ということもあり、ランプレー中心のオフェンスになりましたが、主将も務めるRB#29李選手や、RB#31川上選手、RB#32西村選手といった実力ある選手が活躍し24-0で勝利しました。昨シーズンQBを務めた#6スミス選手が今シーズンはDBにコンバートされたため、この試合は4年目のQB#15小林選手が一人でオフェンスを指揮しましたが、4Qにダメ押しとなる9ヤードTDパスを投じるなど、層の厚さは健在。ディフェンスも、ディアーズの獲得ヤードを168ヤードに押さえると、3rdダウンコンバージョンも4/13と押さえ、今シーズンも攻守ともに堅実な実力を見せています。
 

オフェンスの見所

クリエイターズ戦でのQB#2政本選手の前半のスタッツは、ラン:67ヤード、パス:70ヤードとほぼイーブンの内容でした。前半2回目のオフェンスシリーズでは、RB#20石川選手のランでTDを奪うものの、前半は14回のパスのうち半分の7回が失敗しており、この試合ではシーガルズの強力なディフェンス相手にどの様に対応するかそのゲームプランが注目されます。クリエイターズ戦のハーフタイムを挟んだ後半では、ハーフタイム中の修正が功を奏してか、ラン:24ヤードに対してパスは113ヤードとパスの比率が一気に増え、成功率も10回投げて8回成功と安定しました。シーガルズ戦では、後半に掛けても更に厳しいパスディフェンスが予想されるだけに、前半から如何に少ないチャンスを生かして得点に繋げられるかが勝利への重要な鍵になります。

オフェンスで今回注目したい選手は、クリエスターズ戦で活躍したチーム3年目となるWR#3遠藤選手とTE#88三浦選手の二人です。WR#3遠藤選手は、後半3Qで互いに攻め手に欠きパントで交替後のBIG BLUE後半2回目のオフェンスシリーズで活躍。最初のパスレシーブは足下を取られて8ヤードでダウンしましたが、次のパスプレーではラッシュを掻い潜ったQB#2政本選手からフィールド奥に投じられたパスをキャッチし、39ヤードの試合最長レシーブとなり後半最初のTDに繋がります。またTE#88三浦選手は、同じポジションのTE#40スタントン選手を上回る、3捕球/32レシービングヤードを記録。最長の19ヤードレシーブはスタントン選手にも負けないランアフターキャッチ(RAC)を見せ、このシリーズ締めくくりのTDに繋げました。「若手」から「中堅」へと成長したこの世代の選手がチームに馴染んでいる事は、チームとして層の厚みが増している証拠でもあると言えるでしょう。

春の試合と言う事で、新規加入選手も多くプレーに参加しました。RBでは、移籍のRB#32柴田選手と新人のRB#37平松選手の二人が後半活躍。前半活躍したRB#4鈴木(恵)選手、RB#20石川選手にも負けない中央突破するプレーや、タイミングを遅らせてパスコースに出てパスキャッチで前進するなど、この試合でも更なる活躍が期待出来ます。特にRB#32柴田選手は、移籍選手でありXリーグ(X1 Area)での試合経験も豊富なため次回の活躍が注目されます。また新人選手では、WR#86熊井選手が4Qに決勝点となるTDレシーブをしました。昨シーズンは練習生として一年間チームに帯同していたため、QB#2政本選手との微妙なタイミングにも慣れており、即戦力と言って良いでしょう。レシーブだけで無く、3Q最初のキックカバーでは相手リターナーを鋭いタックルで直ぐさまダウンさせたスピードも魅力で、この試合での見所の選手の一人と言えるでしょう。
 

ディフェンスの見所


長い間BIG BLUEディフェンスの核として活躍していたDL#34ブルックス選手が昨シーズン限りで退団したため、今シーズンのBIG BLUEディフェンスは次のステージへの変革が必要になります。クリエイターズ戦では、昨年までのDL 3人を4人に増やしてフロントラインの守りを厚くし、QBへのプレッシャーを大きくしました。その結果、クリエイターズのパス獲得ヤードは48ヤード、パス成功率は7/20(35%)と効果的だったと言えます。一方で、厚みを増した分横への広がりには隙間が生まれ、ラン喪失ヤードは285ヤード、一回平均5.9ヤードの喪失となっています。クリエイターズ以上に豊富なRB陣を有するシーガルズとの対決に対しては、この部分の修正が必要と思われます。

クリエイターズ戦でのランディフェンスでは、昨シーズンのラッシングヤードで総合5位だったRB#32森分選手とこの試合で現役復帰したQB#16徳島選手による、左右へのカウンタープレーに文字通り揺さぶられ、大きくゲインを許す結果となりました。30ヤードを超える独走プレーは無かったものの、確実に4ヤード/5ヤードの前進を獲得し、21回のファーストダウン更新のうち、17回がランプレーによるものでした。そんな状態ではありましたが、ランナーへのタックルでは集まりが早く、直ぐに二人三人とサポートタックルに入った様子が何度も見られたのは大きな収穫です。特に2Q最後のエンドゾーン1ヤードの攻防では、新人のDB#41廣田選手に、DB#1中谷選手、DL#99島野選手と直ぐさまサポートに入りエンドゾーンを死守したプレーは、ディフェンスの成長が感じられたプレーでした。1Q中盤でのDL#95大島選手のファンブルフォースとDL#52山岸選手のファンブルリカバーや、2Q序盤のLB#42酒井選手のファンブルフォースプレーの様なビッグプレーがこの試合でも再現されるか注目されます。

ランプレー対策には課題も感じられたディフェンスですが、パスプレーに対しては20試投/7回成功(1インターセプト)で43パッシングヤードに抑えた十分な内容でした。ディフェンスライン(DL)とラインパッカー(LB)のコンビネーションでQBにプレッシャーを与えた効果が大きかったと言えますが、シーガルズの強力なオフェンスライン(OL)相手にどこまでQBに迫ることが出来るかが試合の見所になるでしょう。シーガルズは前回の雨中のディアーズ戦でも積極的にパスを投げてきており、また過去の対戦では豊富なレシーバー陣もあり、プレーが崩れてからの勝負で一気にロングパスを決められることも多くありました。チーム最年長LB#22中山選手のビッグプレーが再びチームを勝利に導くか、見逃せない対戦になります。
 

試合の見所

この試合オフェンスとしては、如何に最初のシリーズから自分達のリズムを掴んで得点に結びつけられるかが勝負の分かれ目になるでしょう。クリエイターズ戦のオープニングドライブでは、1stダウンのパスは成功しましたが、続く2nd/3rdダウンのパスが失敗し淡泊にオフェンスが終わってしまいました。2回目のオフェンスシリーズでは、その反省からかリズム良くプレーが続き最後はTDで締めくくることが出来ましたが、シーガルズ戦では更に厳しい状況の中確実にボールを進めなくてはなりません。クリエイターズ戦では、RBがスクリメージラインを突破するタイミングにやや苦労している雰囲気が感じられたことと、パスプロテクションではQB#2政本選手がサックされる場面も何度かあり、強力なシーガルズディフンスとの対決が大きな見所になるでしょう。

ディフェンスにおいては、クリエイターズ戦以上に厳しいランプレー対策が予想され、どの様に対策するか注目されます。重く早く強い相手キャリアーに対して、1対1では対応出来ない事は明らかですから、クリエイターズ戦で見せたような素早い集合でどれだけ確実に止めることが出来るかが見所でしょう。その上で、貪欲に相手からボールを奪う激しいプレーを随所で出せないと勝利には繋がりません。パスディフェンスに関しては、ディアーズ戦でのシーガルズオフェンスの確実なパスプロテクションが印象に残ります。それ故なのか、シーガルズQB#15小林選手は多くの場合パスポケットからパスを決めていました。QBを外に出してプレッシャーを与えながら、素早いランプレーにも対応するという、タフなディフェンス戦が、この試合一番の見所と言えるでしょう。

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